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生死をわけた運命の日

ブリは一生のなかで生死をわけた大きな出来事が2回
夜間救急にお世話になったこと4回
入院はトータルで15日くらい
手術は2回
いろんなことを頑張ってきた

その中で最初にブリが死んでしまうんではないかと
よぎった出来事
今までこのnoteをご覧になってくださっていたかたは
なぜこんなに麻痺しているんだろうと思ったことだろう
その原因となる大きな出来事がこの時に起こった


いきなり倒れ込む

画像のようにいつものように幸せそうに寝ていたブリ
いつもの生活をしていたこの日の夜
深夜寝ていたブリがいきなりハーハー言い出した
起き上がろうとしたらこてん、と倒れた

ん?とおもったらブリがまた動こうとすると
倒れ込む、さらにびっくりしているのでハーハーが大きくなった
え!?どうしたのブリたん!!
すごい勢いで倒れるし、崩れるという感じか、
どうしたの?!と身体を触って顔を見ると
なんと瞳がすごい勢いで上下している!
わたしも何が起こっているのかわからず、
この目のすごいスピードで動いていることが何なのか
とにかく、救急病院にいかなくては!

運命の救急病院

以前お世話になった夜間救急病院は深夜すぎてもう終わっていた
パパに早くほかの病院を探して!!!
と怒鳴り気味でいい、電話してすぐに向かった
その時の連絡した病院が、うちからちょっと離れていた
なのでわたしはパパを怒鳴った、
もっと近くになかったの?!とブリを抱えながらイライラしていた

大丈夫だよ、とブリに声をかけなが
ブリの身体に何が起こっているのかブリ自身も
わたしたちもわからぬまま車を走らせた

安心できる先生

直ぐに診察室に入ってくださいと言われた
とても穏やかなじっくりと話を聞いてくれる先生で
それだけで安心感が半端なかった
先生はまず、目がすごい勢いで動いているので
目が回っている状態だと。だから、こてんこてんと倒れてしまっている
三半規管がおかしくなっているので耳の近くのレントゲンを撮らせてほしいと言われしばし待っていた
戻ってきたブリは少しだけ落ち着いてきていた
更に目の動きが少し遅くなっていた

レントゲンの結果、左耳が腫れていてこれは内耳炎というもの、
そしてもしかしたら鼓膜が破けているかもしれないと
鼓膜自体を目視することは不可能だが、この腫れと目が回っていることを鑑みると鼓膜が破けて、三半規管の神経になんらか影響していると
状況を説明してくれた
内耳炎になるにはまず、外耳炎になり中耳炎、内耳炎と悪くなるらしい

思い当たる節

実は原因として思い当たる節があった
2,3日前にかかりつけの動物病院で耳の中を見てもらい
耳掃除をしてもらったが、子供のころから左の耳だけ
耳垢が多かったり腫れたりしていることが多かった
それも毎回何度も伝えていたのにあまりそのことについては
サラッと聞き流していることも多かった

多分だがその時に鼓膜が破けているのに、液体の耳洗浄をされてしまい、
神経まで洗浄液が入り込み三半規管に影響した
ということが濃厚となった
この時に外耳炎から内耳炎に進んでいるのを放置していたこととなる

わたしはブリが子供のころから洗浄液を入れてくちゅくちゅすることは
ほとんどしたことが無い
耳が腫れていたりするので綿棒で丁寧に掃除していた
ただ、鼓膜を傷つけたのはわたしかもしれない・・
それはもちろんわたしが悪いが、
何度も耳について伝えたのに聞き流して耳洗浄をした
かかりつけの動物病院に恨みさえ抱いた

1泊入院と不安と恨みと

目が回っているのは少し落ち着いてきたが
一応1泊入院してくださいと言われ
不安ながらも救急病院だし、先生も信頼できそうな方だし
お任せするしかない
お泊りはこの時が初めてとなった

朝方もう夜が明けていたころパパとふたりで帰ってきた
わたしは仕事をお休みいただいたが、パパは休むわけにもいかず
ほぼ寝てないまま仕事に出かけた
初めてブリがいない部屋はしんっとしていた
そして不安が襲ってきた
このままブリが元気にならなかったらどうしよう
目が元通りになるのか、何か障害を抱えるのか、そもそも元気になるのか、
不安もさることながらなんでブリがこんな目にあうのか
悔しくて涙が出てきた
そして、今回の件はかかりつけの動物病院に一言言わなくては気が済まなかった
普段そんなクレーマーみたいなことはしたこともないが、
元気にブリが戻ってくる保証もなかったので病院に電話した
受付の女性に伝えたが、話しているうちに悲しさがマックスとなり
大声で号泣してしまった。
号泣したのは人生でこの時と、ブリが天使になったときだけだ
親が亡くなった時でさえ号泣していない
それほどブリが私にとって最愛だったんだ

その後、かかりつけの院長先生から電話があり、
今回のことの引き金を引いてしまったのはあるかもしれませんとお詫びいただいた

元気に退院その後

翌日、病院にもう一泊してほしいと言われたが、
目が回るのも落ち着いたし、ブリも出せー!っていう感じだったので
一緒に帰ってきた
一先ず目が回らないのでブリも普段の生活が遅れるので一安心した
そして少し経ったころに左側の麻痺が始まった
この神経に触ってしまっていたことがきっかけとなったが
その後完治した
完治までに費やした時間は約1年となる
その間ステロイドを服用していて、途中でやめたり量の加減を間違えると
無駄になるらしく徐々に頻度を減らしながら飲み切った

顔面麻痺は3ヶ月くらいは続いた
左耳はこのころから全く聞こえなくなった

かかりつけの動物病院には元気になってから一度行ったが、
看護師含め煙たがられ、ひどい病院だなとおもい
二度と行くことはなかった

この時の救急病院は救急だけでなく普段の診察もしてくれて、
獣医の人数が多く、外科専門もいたり、どの先生もステキな方ばかりで
最後までこの病院にお世話になった
価格は高めだがブリの命を2回も救ってくれた
人間の病院だってヤブ医者ばかりが多いので動物病院なんてさらに怪しい
病院は患者が信じられる先生に出会えるかどうかだなと改めて考えさせられた








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