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「天才」は間違える方法を知っている人:2021年10月31日(天才の日)

「天才ですから」

不朽の名作「スラムダンク」の主人公、桜木花道の名言。

「スラムダンク」の連載が始まったのは、私が小学生のとき、テレビアニメも同時に放送されて毎週テレビの前で夢中で見た。
当時はバスケットボールとサッカーで男子が2つに分かれたり、体育の授業中にそれぞれのスポーツ漫画のキャラクターの真似をしたりしていたことを覚えている。

「天才ですから」
というセリフは今思うと本当にすごいセリフだ。

自分が「天才である」ことを前提に、
主人公の桜木花道は
「努力をすれば自分で天才になれる」ことを自ら体現してくれた。
つまりは、桜木花道の活躍は「自分を心から信じた結果」なのだと思う。

また、作中では桜木花道を含めて、登場人物たちのバスケットボールに対する努力を惜しまない姿が描かれている。


10月31日は天才の日。「てん(10)さ(3)い(1)」(天才)と読む語呂合わせからで、編集プロダクションの株式会社天才工場が制定した。

「天才」という言葉の意味を調べていると、大辞泉の「あなたの言葉を辞書に載せよう。2015」という企画を見つけた。

企画は【人生】【旅】【天才】など10の言葉の語釈(意味)を一般から募集して、大辞泉のデジタル版に掲載するコンテストだ。

「天才」という言葉の語釈の中では、天才=努力型の天才をイメージしたものと、もとから天から授かった才能として意味を考えたものがあって面白い。

その中に、桜木花道のいう「天才」にぴったりな語釈があった。

「天才」
天から頂いた才能を、自身の努力で引き出した人。

「天才爆発!」
「この天才桜木を一般人と一緒にされちゃ困る」
シュートが入らないとき、ディフェンスがうまくできずに相手に翻弄されたとき、そんな辛い苦しい場面でも桜木花道は自分を信じていた。

さらにすごいのは、桜木花道は自分の周りの友人やチームメイトを心から信じていたことだ。

そして、「自分を信じる」ことを貫いた結果、チームメイトやライバルからも桜木花道は認められていく。

自分が「天才」であることもまずはそれを自分で信じなければ始まらない。

そして、「天才」にはこのような語釈もあった。

「天才」
間違える方法を知っている人。

天才とは間違えを恐れず、自分を信じていける人ではないか?また、間違っていたときには、自分で間違えを認めて気づけることでもあるかもしれない。

自分を信じているからこそ間違えも怖くないし、間違えた後も諦めず努力を惜しまない姿、

桜木花道は、まぎれもなく「天才」だ。

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