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天上天下唯我独尊の意味(4月8日#お釈迦様の誕生日/花祭り)

4月8日はお釈迦様の生誕祭、仏教の教えには蓮の花がよく登場することから花祭りとも呼ばれているお祝いです。

お釈迦様といえば、生まれてすぐに七歩歩いて「天上天下唯我独尊」と言われたと伝えられていますね。

この「天上天下唯我独尊」という言葉ですが、漫画やアニメの中でもよく使われているので耳にされたことがある方も多いのではないでしょうか。

例えば、名作「スラムダンク」では主人公である桜木花道のライバルである流川楓は「天上天下唯我独尊男」と言われるシーンがあったり、最近では私も映画を観に行った「呪術廻戦」の漫画のシーンの中にも出てきたりしますね。

「天上天下唯我独尊」という言葉ですが、実は誤用が多い言葉。
字面だけで解釈して、「この世でいちばん偉くて尊いものは、 自分1人である」という意味に誤用されてしまっています。
スラムダンクのシーンでも流川楓は自分の味方にもパスをしないことから、「天上天下唯我独尊男」と言われていますね。

「天上天下唯我独尊」という言葉は、決して”私だけが尊いのだ”という意味ではありません。

個々でのポイントは「我」という字。
我=自分という意味ではなく、人間一人一人のことを指しているのです。

現代までずっと伝えられているお釈迦様の教えが
「自分1人だけ偉いんだ!」という自惚れのような教えであったなら、ここまで世界に仏教は広まらなかったですね。

「天上天下唯我独尊」の本当の意味は…
この広い天上天下(大宇宙)の中で、私たち人間の命に差別はなく、皆、平等に尊いのだということだと言われています。


自分以外、他の誰もがみんな尊い存在であること、いつも忘れないようにしたいことですね。

本日もお読みくださりありがとうございます。

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