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宗教が日常にある風景(2022年7月10日#ハリラヤ・ハジ)
ハリラヤ・ハジ (Hari Raya Haji)は、イスラム教の大切な祝日のひとつ。
メッカ巡礼祭、または犠牲祭と呼ばれています。
当日のイスラム教を信仰する方々は、日の出から正午にモスクで行われる礼拝に参加し、帰宅して家族でごちそうを食べる習慣があるそうです。
また、ハリラヤ・ハジは犠牲祭の別名もあるとおり、重要な儀式である「コルバン」(犠牲)が行われることでも知られていますね。
信者たちが生きた羊、子羊、ヤギ、牛を寄付、生け贄の動物は清められ、その肉は切り分けられて参拝者や貧困者に分配されます。
今日はうちの近所のモスクでも朝からお祈りのために人が多く集まっていました。
人口の6割がイスラム教徒が占めるマレーシアではハリラヤ・ハジもとても大きな行事のひとつです。
様々な信仰、宗教が生活の中にあるマレーシア。
私も今日は歌う僧侶・薬師寺寛邦さんとマレーシアの仏教歌手Imee Ooiさんのアジアツアーのクアラルンプール公演最後の日にお2人の歌を聴きに行ってきました。
般若心経を音楽に乗せた「般若心経 cho.ver」や仏教的なメッセージをテーマにした楽曲作りを手掛けられている薬師寺寛邦さん。
最近こちらの般若心経CDブックも出版されています。
CDブックの中に般若心経を現代語に意訳した「空(くう)-般若心経-」という曲が収録されているのですが、やさしい詩とメロディで心がとても落ち着きますし、PVのイラストもほっこりして可愛いです。
日本で「宗教」や「信仰」の話をすると、ネガティブなイメージを持たれてしまうこともあります。
(日本の年中行事から宗教色がどんどん薄まっていると感じるのは私だけでしょうか。)
実際、私も今は仏教のことを勉強していますが、こうして日常の中に宗教がある国で暮らしていなかったら気づけなかったでした。
どんなものごとも変わりゆく
そんな当たり前だけど忘れてしまいがちなことを思い出させてくれる般若心経は私にとっても「心のお守り」です。
本日もお読みくださりありがとうございます。
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