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「走りながら考える」という教え

こんにちは、もちまるです。
今日は、私が20代の時に聞いてとても印象に残っている、「走りながら考える」という教えについです。

「走りながら考える」との出会い

私がこの言葉を最初に聞いたのは、26歳のときです。
当時株式会社エス・エム・エスの社長だった諸藤さんが、全社総会か何かで発した言葉だったように記憶しています。(度々これを仰っていたので、最初がいつだったか定かではないです。笑)
スピード感持って成長したければ、立ち止まらずに走る、しかも考えながらっていうシンプルな話なのですが、そのとき私はとても腹落ちしました。

当時、なぜこれに腹落ちしたかについてをうまく言語化出来ていませんでした📝
今の自分が言葉にすると、「自分の中にモヤモヤや問いを抱えながらアクションし続ければ、自分にとって良い経験と巡り合いやすいよ」ってことなんだと説明するかと思います。
以前の記事にも、同じようなこと書いてます。

走りながら考えよう!
テキスト化するとスッキリした字面になります。
しかしいざこれを実行しようとすると、「モヤ」や「問い」のようなぐちゃぐちゃしたものを抱っこしながら、足元ではそれとの関連性が分からないアクションをするということになるので、気持ち悪さが残りやすいかと思います🥲
完全に打ち消せる気持ち悪さではないと思いますが、これまた別記事ではそれでも前を向くための方法みたいなものを書き出してみました

Early ExposureとLate Specialization

今朝読んだ、立教大学の中原淳先生のブログには以下のような表現がありました。これも「走りながら考える」ということかもしれません。
具体を経験しながら、気になることを考えた方が学びになりやすいよ!というメッセージなので、細かいことを言うと「走りながら」ではなく「先に走る」なのだろうとは思いますが🏃🏃‍♂️🏃‍♀️

ただ、わたしの経験上、Early Exposure(早期に社会に触れる)すると、Late Specialization(あとになって専門を学ぶこと)にしっかり取り組む学生の割合は高くなる気がいたします。
 Lateは「遅い」です。Specialization(スペシャリゼーション)は「専門」ですので、「あとになって専門的な内容・専門性にふれること」を「Late Specialization」といいます。

http://www.nakahara-lab.net/blog/archive/16065  より

ネガティブ・ケイパビリティ

私の場合を思い出すと、確かに営業→組織開発に異動した際、組織開発ってなんじゃ?定義読んでも良く分からん、、、😂と思いながらも、まずは目の前のお題に取り組んでいく中で「学びたいこと」がどんどん出現してきました。
それまでの経験の延長線上にはない、解決策の分からない「うまくいかない気持ち悪さ」に出会えたからこそ、難しそうな本でも「このモヤモヤをほどいてみたいので、読ませてください!!!!」と思えました💡
また一見、パワフルで怖そうな人(失礼、笑)にも、積極的に質問をしにいけました😂
走りだすことで出会えたモヤモヤや問いがなければ、そんなアクションには至らなかったんじゃないかなと思います。
にしても、モヤのホールドって気持ち悪いですよね。
その気持ち悪さに耐えられん!という方は、ネガティブ・ケイパビリティという概念に触れてみると少し受け入れやすくなるかもしれません📝

もう少し深めてみたい方は、こんな本も参考になるかもしれません📚

というわけで、今回は、ふと思い出した「走りながら考える」についてでした。
「走りながら考える」の考え方は、自分にとっての「未知」に触れるときにとても力を発揮してくれると考えています。
また、そのような中で走るとき、自分とは違う視座や経験を持った人が一緒であれば、ともに知恵を出し合っていけるかもしれません。
(もちろん「考えてから走る」が優先される場合もあります。)

皆さんの中で、「走りながら考える」が吉と出るのは、どのような時でしょうか?


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