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人に紹介する回数が多い本たち

友人と話をしていて色んなお悩みを伺ううち、その課題に合う本が頭に思い浮かび、いくつか紹介をさせていただくことがありました。

普段ブックレビューなどは書いたりしないけれど、意外と印象に残った本って脳が覚えてるものですね。

せっかくなので普段私がご紹介している本をまとめてみました。

ちなみに自然科学・社会科学分野で論文雑誌が他の論文に引用された頻度を測る指標として「インパクトファクター」というものがあります。インパクトファクターが高いものほど、たくさん引用されている、つまり有益な情報が記載されているということになります。

私もいつの日か、人に引用されるような文章、書けたらいいな。

1.マーケット感覚を身につけよう(ちきりんさん)

ちきりんさんの「世の中を生き抜く根幹の力」解説シリーズ3部作の一つ。

特に婚活市場の見極めを誤って苦戦するイケメンの話が印象的で、転職活動で苦しむ友人によく引用します。結婚相談所に登録した優しいイケメン。でも年収がやや低めというその一点だけでそもそも女性側の検索結果に引っかからない。それよりは街コンなどで直接会って人柄を先に見てもらうような戦い方がいいよね、という例え。

転職でいうと、転職回数が多かったりブランク(無職期間)が長かったり子供をもって時短希望だったり、いわゆる「ピカピカの経歴」じゃない人が大手転職エージェントを使おうとするとハナから案件が紹介されなかったりします。大手転職エージェントはどちらかというと(あくまでも傾向)「20代・1社経験・営業」みたいな人の主戦場です。それよりはご自身の人柄や自分らしい働き方を相談できるサービス(Wantedlyとかワーママに特化した転職サイトとか)とかを舞台にしたほうがいいよねという。

ちきりんさんのブログはもう10年以上愛読させていただいていますが、

あれ?最近話題になってるコレってちきりんさんのブログで読んだな、と思って検索すると10年前!の記事だったりする。

ジョウシキにとらわれず、本当に自分のアタマで考えて考えているからこそだと思います。

ちきりんさんのブログは私の思考の「核」となってふとした時に考えては私なりの雪だるまのように育ててる、そんな感じ。

2.自分の時間を取り戻そう(ちきりんさん)

続いてもちきりんさんの三部作の1つ。

この本では具体的にイメージができるように4人の主人公が登場します。

残業ばかりで限界の管理職
家庭と仕事の両立に悩む母親
働きづめのフリーランス
会社が伸び悩んできた起業家
…すべての人と組織に共通する「忙しさの本質」とは?(帯より引用)

わたしはまさに家庭と仕事の両立に悩む母親に該当します。

周りのワーママも自身のキャリアと子供の人生とのバランスに悩みながらも、仕事に育児に全てを頑張っている方が多いのでよく引用しています。

成功のためにとにかく自分の時間を犠牲にして努力し続ける、それでは限界があります。自分の体や心、気持ちを優先し、ゆとりある生活を主体的に生きていきたいですね。

3.日本人は「やめる練習」がたりてない(野本響子さん)

マレーシア在住の編集者&ライターの野本さん。今回ご紹介するのは2018年6月の野本さんのTweetが発端となってできた本。このTweetのスレッドはどれも必読です。

日本では一つのことをずっと続けること、職人のように生きることが評価されます。途中でなにかやめると「ドロップアウト」などと揶揄され、してはいけないことのように言われます。

はじめて入った職場、たまたま近かったから入った学校がその人にピッタリ合うとは限りません。続けることが美徳、石の上にも三年、皆も頑張ってるんだから。いろんな言葉をかけられて、自分にあわないものでも耐え続け、むしろ自分を押し殺していく人もいます。

過労死、いじめ、ハラスメント。日本で起きているいろいろな問題はこの「やめる」ということができないことに起因しているのではの野本さんは指摘します。

この考えを知ってから、本当に日本で起きている悩みの多くは「やめる」ことをしやすくすることで解決するのでは、と思うようになりました。

合わないものに合わせて自分に無理を頑張りすぎてしまう、そんな人に差し出したい素敵な本です。我が子にもどんどんやめる練習させていきたい。

4.すべての教育は「洗脳」である~21世紀の脱・学校論~(堀江貴文さん)

2018年読んだ本の中で一番印象に残った本でした。

私も中学受験をしたし、娘も…なんて安直に考えている自分が恥ずかしくなりました。

教育で洗脳され、自分の考えを持たないように育てられた優秀なロボットが今度は会社で同じように歯車として働いていく。

刻一刻変わっていく今の時代、常識なんてコロコロ変わるし、そもそも常識なんて他から見たら非常識だったりする。

そんな他人の尺度で生きるのではなく、自分の気持ちに素直に、自分の好きという気持ちを大事にして、とことんハマって人生を楽しんでいくことが大事。

今は既存の学校に限らず、N高やゼロ高など選択肢が増え始めている。

特に今回の休校でオンラインで学ぶことのハードルが低くなったのではないかと思います。

娘には時代に合わない常識やルールに縛られず、自分の心に素直に人生を生き抜いてほしい。

この本をきっかけに教育を発端とした世の中の呪いを解きたいという強い思いが芽生えました。

堀江さんの言うことはだいぶ強めの極論でもあるので、全てそうしなければならないというわけではなく、いいなと思ったところをうまく料理して取り入れてみると良いと思います。

5.時間革命(堀江貴文さん)

誰もが持っていながらもうまく使いこなしていない人が多い「時間」。目に見える「お金」と違って管理がしづらく、貯めることもできません。多くの人は「他人の時間」を生きている、と堀江さんは述べます。「他人の時間」を生きているのはまるで猛獣にゆっくり食い殺されながら生きているのと同等だと。

その中でも、あとがきから、特に印象的だったフレーズをいくつかご紹介。

◆自信とは「自分をコントロールできる」という確信
◆根拠のある自信はとても危うい。根拠のほうが崩れればそれが支えていた自信も崩れるからだ。だから自信には根拠なんてないほうがいいのだ。根拠がないからこそ崩れることがない。死ぬまでずっと自信をもっていられる。
◆外部の世界は思うように変えられない。だから、身体の力を抜いて「川」にぷかぷか浮かび、ただ「漂流」する。それが最善だ。
けれども川から見える景色やその意味は自由に「解釈」を変えることができる。他人の目を気にするのをやめて、つねに本音を言い、おいしい「果物」のことだけを考える。思い通りにできるのは自分の心だけだ。
過去や未来に心を奪われず、いつでも目の前の現在に夢中になっていられるという手応え。それが「本当の自信」を作る。
◆「現在」の中にしか希望はない

6.勝間式食事ハック・勝間式 超ロジカル家事(勝間和代さん)

今の私の健康は勝間さんのおかげと言っても言い過ぎではないでしょう。手が込んでいることが美徳とされている食事に「ロジカル」を取り入れた全く新しい考え。革命でした。

友人を家に誘い、ロジカルクッキングの料理を振る舞い、美味しさに感動してもらったら、そっとこの本を差し出す。なんだか怪しい宗教勧誘みたいですね(笑)
友人が軒並みホットクックをお買い上げ(私にキックバックは入ってないよ)。

毎日作る料理。簡単で安いのにおいしい、は両立できます。自分の身体をいたわるには食事から。キッチンに革命を。

家事全般にロジカルを取り入れられたという意味ではこちらの本ももちろんオススメ。

まとめ

おすすめ本はどんどん増えていくので、気が向いたら追加していきたいとお思います。

30日ブログチャレンジ6日目。1/5が過ぎた。

書く、と決めてからは割とスムーズに書けるようになった気がする。やっぱり毎日やる、と決めさえすれば「今日は書くか書くまいか」を考える必要はなく「何を書こうか」を考えればいいんですよね。

にしてもあれこれ考えるのが大好きな私は下書きの数が増える一方で、一つの記事を書き上げるのにものすごく時間がかかる。

これも実は数ヶ月前に書き始めた記事なのでした。

今日はこのへんで。

またあした。

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