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35歳からは余生なのか。

確か養老孟司先生だったと記憶している、35歳から先は余生とおっしゃったのは。

そのワンフレーズだけでいろんなことが氷解した。最近頑張ってもうまくいかないことや、そもそも頑張れないなあと思ったら、35歳を20年もすぎているのだから当たり前だ。

私の35歳といえば末っ子を産んだ年。何だそうだったのか。末っ子を育てるのは気楽で多くを望まず生きてさえいればいいと思えたのも、余生の子育てだったからか。

12月に次女と三女と一緒にFP3級の試験を受けた。次女と同じころに勉強を始めて次女は満点を目指してそれなりの点数で合格、三日くらい前から詰め込みで特訓をした三女と、ひと月半コツコツ勉強したポンコツ頭の私が同じ点数で合格。いいんです、余生だから。彼女らは意気揚々と今月2級に挑戦するという。私は頭の容量不足を認識して遠慮した。

余生なら楽しまなきゃ。中学受験は頑張った。中高は家から遠い学校だったけど頑張って卒業した。大学はなぜか体育会に入って頑張った。OL時代は適性のない金融機関の事務を頑張った。仕事に限界を感じて婚活に頑張った。結婚してから35歳までに三人の子どもたちを授かったり慣れない海外生活に適応したりと頑張った。

そう書くともう十分だと今ならわかる。それなのにもっと頑張らなきゃと思っていた自分を解放してくれたのが

「35歳からは余生」

と言う言葉。

今はパンを焼いたり下手なピアノを弾いたり気の向く本を読んだりドライブしたりが楽しみ。まだまだ家事や子どもの話し相手になったりすることは多少あるけど楽しむことをためらう必要なんて何にもない。

35歳までの人はどうぞ今の時間を最大限にがむしゃらに頑張って。

35歳以上の方はようこそ余生の世界へ。自分をいたわりながら楽しもうではありませんか。

娘の婚約者はちょうど先日35歳になった。まだそんなに親しくないから言葉では伝えられなかったけどのんびり楽しくやってくれたら何よりと思う。そしてアンダー35の我が子たちよ。今しかできないことをしっかりやってください。

早くも週末ですね。暑くなりそうです。朝の時間を大切に過ごそうと思います。皆さまも良い一日を!

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