1対1は幸せ。

ヒトはもともと1対1の関係が一番好きなんだと思う。相手を独り占めしているしこちらも相手のことだけを考えていればいい。シンプルである。

誰でも本当はわがままなのに、みんなでいる時はそれを抑えているんだろう。社会性とか協調性とか。

1対1は幸せ。今日は迷っていることをメンターに20分だけ相談することができた。日頃はみんなの先生だからその他大勢だけどその20分はたっぷり自分の現状を話してこれからの仕事について指南してもらえた。この満足感！

1対1は幸せ。今はマンツーマンで勉強を教えているが、以前生徒二人同時に受け持ったことがある。これは効率が良いようで内容は全く違う。一人問題解かせて一人に解説、あっち向いたりこっち向いたり。一人だと1時間全身でその生徒に向き合える。なんて贅沢な時間。

1対1は幸せ。だからヒトは恋人を見つけて結婚していくんだろう。この広い世界であなたが一番、とお互い思い合っている安心感。だから浮気はしてはいけない、できるだけ。とにかく絶対バレてはいけない。一夫多妻や大奥は嫉妬で大変だろうな。

1対1は幸せ。親友といるときはなんでも話せる気がする。みんなの前では言いにくいことも言えたりする。でも気をつけた方が良いことがある。「ここだけの話」はやめた方がいい。自分が話さずにいられなかったことを相手にだけは話さないことを求めるのは良くないと思う。ナイショにしておくのは苦しいときもあるから。

1対1の幸せ。いつもお母さんはお兄ちゃんだったり妹だったりで忙しい。兄弟で誰が好き？と聞いたら「決まってるでしょ、みんなよ」なんて答える。でもちょっと待って。時々自分だけをみて欲しい。「あなたが一番好き」と言ってぎゅっと抱きしめて欲しい。