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良薬はいつも口に苦い

歩くのにちょうど良い季節で、私も毎日少しでもウォーキングをするようにしている。その際に苦くもありがたく思いだすことがある。

コロナ騒動の前、何度かノルディックウォーキングのクラスに参加した。鎌倉辺りは山も海もあり歩くのに最適なコースで、深大寺のお蕎麦屋さんを目指すコースも桜の季節でとても記憶に残っている。

そのインストラクターは少し若いママで、自分で企画して生徒を募集して引率するアクティブな人。ご本人はもちろん均整の取れたスタイルで、始まりと終わりのストレッチも工夫されていて必要にして十分だった。

1日20キロ弱を歩く設定でいい運動。楽しく参加していたが、ある時その先生のすぐそばを歩いている時、その歩き方だといくら歩いても体に良くないといわれたことをよく思い出す。

歩き始めたのが多分生後一年余りだろうが、それ以来54年?19900日ほど毎日歩いている計算だが歩き方をことを分けて教わったことは一度もないと思う。ファッションショーのモデルさんにでもなるなら歩き方を練習するだろうけどわたしには縁がない話。

そう言えば小学校の運動会の入場行進は手足を前後左右のクラスメイトと合わせる練習をした。けれどもそこでも良い姿勢、良い歩き方までは指導されなかった。

ウォーキングする時はだらだら歩くのではなく、さっさと歩くように心がけるとつい前のめりになりがち。そうではなくて少し重心を後ろ目にしてスッと背を伸ばすように、お腹を凹ませるように気をつけると背が伸びるよう。

ノルディックの先生に言われたその時は苦い思いをしたものだが、その指摘が今は有り難く、歩きながら先生はその後お元気かしらと思う。そして今はピアノに夢中なごきげんママ♡は意識して正しく歩く時にまるでこれはピアノに喩えるとハノンのようだと1人でニヤニヤしてしまう。

何も考えず距離だけ時間だけ歩くのは、基本を抑えずに無闇に音を鳴らすピアノのよう。時には自分の姿勢や歩き方を振り返ってせっかくなら背筋を伸ばしてきれいに歩きたい。それでも周りの自然を楽しんだりもしたいものです。

外は曇り空ですが皆様引き続き良い週末をお過ごし下さい。

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