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ホームステイを受け入れた話#1

2002年ごきげんママ♡一家は5人家族になってカリフォルニアから帰ってきました。いつでも行けると思っていた海外ですが日本の生活もそんなにヒマではありません。学校の部活や塾、もちろんごきげんパパ♡の仕事のスケジュールも合わせて旅行、というわけにはなかなかいきませんでした。

うーん、このままじゃあ英語を忘れちゃうな。なんて残念に思っていたときに自治体の広報誌で海外からの留学生のホームステイの受け入れ先を募集しているのが目に止まりました。

これなら日本にいながら英語を話すチャンスができるよね、5人分の飛行機代は高いし、というわけで早速応募。オーストラリアから高校生が2週間来ることになりました。出迎え式のようなものに行くと牧場主のお嬢さん、チェルシーが我が家に紹介され、初めてで戸惑いながらも知恵を絞ってお迎えしました。

高校で日本語を選択していて、出来るだけ家では日本語での会話を希望とのこと、あ、そうなんだ。と納得。一生懸命漢字も練習して大好きなアニメ目当てに日本に来た、気持ちの良い子でした。夏の暑い盛りで桃の天然水を気に入ってガブガブ飲んでいたのを思い出します。それからバナナもよく買ってきていました。オーストラリアでは一本300円もするのだとか。

皆さんはオージービーフを召し上がりますか?チェルシーの話ではオーストラリアでは一生食べられないような高級な部位がすべて日本に輸出されているというのです。日本人はなんとグルメなんでしょう、と思いました。

そんな彼女が我が家で喜んで食べてくれたのがお好み焼きです。鰹節が湯気でゆらゆら踊るように見えるのか、ダンシングボニータといって気に入っていました。回転寿司に行きたいというので、あら生のお魚行けるのかしら、と思ったらやっぱりツナや玉子など火の通ったものしか取りませんでした。

平日午前中は大学のキャンパスで日本語を勉強して午後帰ってきて、週末は私たちと鎌倉の大仏さんに行ったり、同じオーストラリアからの仲間と秋葉原に行ったりと、目一杯楽しんでお別れ会では団体を代表して挨拶をしてくれたチェルシー。体格が良くて、交流会館の夏祭りのイベントで浴衣を着せてもらうときに普通のサイズ二枚をうまく打ち合わせて可愛く仕上げてもらっていたのを思い出します。

チェルシーとはそれっきりになりましたが、次の夏に我が家の大親友となる人がアメリカからホームステイにやってきました。続きはまたあした。

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