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【読書】書き留めておきたいことなど
家族の引っ越しや趣味に忙しくしてnoteにはご無沙汰ばかりしておりましたが皆様には夏休みいかがお過ごしでしょうか。
小さい頃は本の虫に近かったのですが読書は気力体力もいるとみえて生活との距離が近寄ったり遠のいたりする大人になってからのお付き合いとなっております。読み始めると次々と読みたいものが出てきて、しばらく読まない期間もあったり。
最近読んでこれはどうしても皆様とシェアしたいと思った一節があったのでようやくnoteに向かっています。
新聞広告で気になっていたので拝読したのがこちらです。
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若井先生がまだ東大でご活躍のころに発病されてからの日々を奥様が綴っておられる本書の中に出てきた詩の一節があります。
「老いゆけよ!我と共に!
最善はこれからだ。人生の最後、そのために最初も造られたのだ。我らの時はその聖手にあり。神言い給う。全ては私が計画した。青年はただその半ばを示すのみ。
神に委ねよ。
全てを見よ。
しかして恐るな。」と
「ラビ・ベン・エズラ」より
ご夫妻はクリスチャンで困難な中に静けさを感じました。その礎になるものが恐れない信仰であったことは明らかです。
誰しも若い頃のように頭も体も思うように動かなくて、それを受け入れてなんとか過ごしていくわけですが、そこに最善があるとは凡人の私には考えつかないことでした。
同じ歳の友人たちとも話に花が咲くのは健康問題であったりして、それは嘆きや諦めたが混じっています。あの若い頃がこれからのために作られたものであったのか…これからこそが人として真価が問われる時のようでもあります。
よちよち歩きの幼児や、高校球児や、胸弾ませている恋人同士、子育てに懸命な家族連れ。皆が眩しくて時々羨ましいような気にもなります。
過ぎた年月がこれからのための栄養となり、緩やかに最善に向かって恐れずに過ごせば良いとのメッセージは、ともすれば消化試合かのように考えていたこれからの人生を全く違ったものにしてくれるように思います、
奥様の献身的なお支えは素晴らしく、人として支え合って生きていくことの温もりこそ何より大切なものだと感じられます。
これからが最善、という言葉は希望があります。力をもらえるご本に巡り合うことができました。まだまだ栄養を蓄えつつ、これからの最善に向けて恐ることなく1日1日を大切に過ごしていきたいと思うお盆の日です。
台風や暑さや流行の病気など諸々に負けず元気に過ごしましょう
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