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高校野球

上の写真のような観客は入れないけど元気にセンバツ高校野球が開催されている。結婚してしばらくは甲子園のそばに住んでいた。もっとさかのぼって小学生のころは父が観戦に連れて行ってくれたこともある。それは決まって準々決勝。4試合見られてその16校の中のどこかが優勝する。よく買ってもらったかちわり氷は今もあるのかな。

その当時は徳島の池田高校の蔦監督などが全盛で時代を感じる。小学生の私から見たら選手である高校生はとても大きなお兄さんだった。それが中学生になると少しだけお兄さんになり、高校生になると当たり前のことながら同年輩、女子大生になると、あれ?年下?となり今に至る。だから下の子どもが彼らを超えて大学生になったなんて人生はまるで幻だ。

高校球児が大人に見える一つの要因はユニフォームに違いない。プロの選手と同じような格好だから15歳でも見分けがつかない。先ほどテレビにイチロー選手の高校時代の映像が映っていたが顔はあどけないけど立派なものだった。ボール一つを追いかけるサッカーと違ってあれこれ用具が必要な野球というスポーツが成立するのは豊かな国だけだそう。日本は世界で三番目にスポーツ用品が売れている国という。

野球はルールが難しい。小学校のころから甲子園になじんでいた私がどのようにルールを覚えたか定かではないが娘たちに説明しようと思うと大変複雑でちっとも理解してもらえていないようだ。例えばファールとヒットが線一本で分かれていることとか、2ストライク後のファールはカウントされないこととかましてや変化球の球種など言わずもがな。娘たちは野球音痴に認定しよう。打ったら三塁目掛けて走っても不思議ではない。ごぎげんママ♡は阪神ファンだったんだけど引き継がれなかったようだ。それ以前の問題。

今は奈良の智弁と大分の明豊が試合中。高校野球は郷土愛でもある。夏は各都道府県一校だが春は地域予選で決まるので私の故郷奈良は天理と智弁の二校が出ていてどちらもベスト16まで勝ち進んでいる。そうなると否が応でも関心が高まる。雪深い地域や暑いだろう沖縄、また被災した地域での練習は大変だろうし、その上コロナで思うように活動できなっかっただろうに全国から元気に集まる姿にこちらが力をもらう。

高校生の部活動はもちろんほかにもいろいろあるけれど野球は花形。きっとみんな小学生のころからリトルリーグなどで練習をしてきたのだろう。家族のサポートはどれほどだったかとお察しする。若いころバッティングセンターに一度だけ行ったけどボールにかすりもしなかった。バッドが細すぎる。ラケットで打ちたかった。あんなに難しいことを球児たちはうまくやってのける。智弁が五点を追う展開。勝っても負けても君たちは素晴らしい。

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