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喘息と心、親子関係

喘息の原因

(写真はまだ小さかった息子と私の影です)

今回は喘息と心、親子関係についてです。整体、ホメオパシー、東洋医学、心理面などからみた喘息を、体験を交えて書きたいと思います。

喘息はハウスダストなどのアレルギー反応や気圧の変化など、外からの要因で起こるだけではなく、ストレスなど、内側の要因も大きく関わります。

そのことを最初に教えてくれたのは父方の祖母でした。祖母は元気な子どもだったけれど、相次いで家族を亡くし、満州の親戚に預けられてから喘息が出るようになったそうです。その話を聞いた時には、心と病気の相関など思いもよりませんでしたが、後述する「肺は悲しみの臓器」であることを象徴するエピソードのように思います。

私の母は私の喘息を祖母のせい(隔世遺伝)と考えていました。遺伝には違いないですが、「〇〇のせい」で終わりにせずに、他の視点を持つことができたら、また違った子育てだったことでしょう。

心と体は相関する、これは喘息に限ったことではありません。親として子の喘息に苦しむ人も、当事者として自分の喘息を改善したい人も、感情との関連、もっといえば感情を解放することでよくなる場合もある、と知ることは希望ではないでしょうか?

体の緊張と喘息

前回の投稿では、喘息と体の緊張が関係していることと、その緩め方を書きました(↑)。

以下の文章(リンク、一部引用)は、喘息の子どもの体が緊張状態にあり、その状態に親の在り方が関わっていることをわかりやすく説明しています。

喘息を持つ子供の体は、一様に体が強張っている。特に頚・背中・腰。そして、頭の緊張が強い。(略)全体として強張っている、のである。
子供の体がここまで強張るというのは、どういう状況であろうか。(略)子供が最も強張るのは、多くは心理的な問題である。硬直した体を持つ喘息の子供たちにも、何かしらの心理的な圧迫やショックがあるのではないだろうか。
整体では、大人が子供の自由を奪い、自発的な行動の芽を摘んでしまうと、呼吸器が萎縮し、拡がらなくなるという。
親が度を超えて厳しかったり、過干渉だったりすると、体力・気力のある子は親に反抗するようになる。しかし、反抗するだけの体力が無い子は、内攻して体を壊していく。小児喘息は、その代表例である。

私の場合は、勉強はできて当たり前、ピアノを弾かないと人格否定、私が大人の女性になることに抵抗を示す(服装やメイク他)、という辺りに窮屈さや理不尽さを感じて育ちました。実際、勉強もピアノも人並み以上にできる子どもでしたが、親の基準に満たないことを罵られるのが普通でした。(親は覚えていません)

親の地雷がわからず(40歳を超えた今でも)いつ怒声が飛んでくるかと、無意識に身構えてきたことも、体の緊張につながっているのかもしれません。

「わかってもらえない」という思いと喘息

先日、自宅でホメオパシー講座をオンライン受講していたとき、喘息になりやすい人の特徴についての話がありました。それを聞いていた娘が「完全にママのことで草w」と笑うほどに当てはまっていました。↓

◉親から価値を認められていないと感じる人(特に不満が大きい人)
◉伝えようとしてもうまく伝えられない(不満が大きすぎて伝えきれない:本人)
◉伝えようとしても聞いてもらえない(聞く耳がない:親)
◉「自分には人から大切にされるような価値がない」という自己卑下がある
◉他に、承認欲求や、他人との境界線の問題

そのような心の状態をサポートするものとして、「カクタス(月下美人/サボテン)」のマザーチンクチャー(植物の成分をアルコールで抽出したハーブチンキ)が紹介されていました。カクタスは、承認欲求の強い人、人から必要とされたい人、人から存在しても良いと認められたい人に適しているそうです。

私は夜更かし癖があるので、皆が寝静まった後に花咲く「カクタス」が合うのでは?と以前からホメオパスさんに勧められていましたが、喘息の既往がある、褒められ足りない…あらゆる面で私にぴったりのマザーチンクチャーのようです。

カクタスのマザーチンクチャー

肺は悲しみの臓器

東洋医学では、肺は悲しみの臓器とされています。悲しい感情が肺に負担をかけ、肺が弱ることでまた、悲しい感情を拾いやすくなります。

占星術では、肺を司るのは水星とされ、水星は情報伝達やコミュニケーションの星と言われています。

喘息がきつかったこの二年、一度ならず親の心無い言葉に傷つき、距離を置いていたものの、心の中は親への不満や理解されない悲しみでいっぱいで、精神的には距離を保てていませんでした。まさに、悲しみの感情から肺の機能が落ちた状態だったわけです。

誤解してほしくないのは、書けないこともまぁいっぱいあるけど笑、親のことは好きで大切だということです。

「わかってもらいたい」を受け止めるのは

好きだからこそ「わかってもらいたい」「わかってもらえない」という思いに固執してしまうのですが、親子といえ他人ですから「わかってもらえない」はごく当たり前のことです。

気にせずに暮らしてきたつもりでしたが、ここにきてその思いが心に引っかかるようになりました。(心の体力が落ちているのか…ようやく向き合う準備ができたのか…)

ではどのようにその引っかかりをリリースしていくか?誰かに話して楽になることもあるでしょうし、その反応によって、逆に新たな傷を作ることもあります。私も、友人や対人援助職の方に相談して、かえって落ち込んだ経験があります。

その時に気づいたのが、自分が、自分の味方でいることの大切さです。自分の気持ちに耳を傾け、寄り添うことです。それがどんな気持ちであってもです。

自分に寄り添う、文字で書くほど簡単なことではないけれど、それによって私自身の心身の状況がずいぶん改善しました。

自分が自分の味方になること、心身を緩めることで、喘息で辛かったこの二年に、区切りを打てたことにもほっとしています。


冒頭で、私の喘息は祖母からの遺伝、と書きましたが、私の両親も、私の子どもたちも喘息ではありません。つまり、必ずしも遺伝するものではないということです。

喘息には「医原病」という側面もあり、アトピー治療と喘息に関連があることがあります。これについては別途書きたいと思います。またお付き合いください。

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