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わたしの喘息対策

頻発する喘息発作

この2年、頻発する喘息発作に、眠れない日、苦しい日が続いていました。

こんな風に(↓リンク)色々と対処し、それなりに成果はありましたが、

根本を改善するには至らず、この先の人生ずっと苦しいままなんだろうか…と不安が続いていました。

体の緊張と喘息

そんな中、以前からご縁はあった「野口整体」を学ぶ機会が増え、自分の体の緊張(特に首)を緩めれば、改善するのではないか?と思うようになりました。

そういえば、自分が喘息だったことも忘れていた33歳、二人目を妊娠中の臨月、10年以上ぶりに喘息が起きました。その時はその直前に、ガラケーからスマホに変えたことで、目から肩にかけての負担や眼精疲労を感じていた矢先でした。
(スマホが悪いと言いたいのではなく、使い方、付き合い方の問題です。)

緊張といえば、本番前のあの心のドキドキを思い浮かべると思いますが、気づけば体に入っている力や食いしばり、それも緊張です。

私は普段から体の緊張が強く、ひとたび喘息の発作が起き始めると、どんどん体がこわばっていきます。緊張しようと思って緊張しているわけではないので、緩めるといってもどうしていいかわからないのが困りものです。

邪気を吐く=みぞおちを緩める

そこで、整体講座で教えてもらった「邪気吐き(邪気の吐出)」という呼吸の仕方を、一日に何度もやってみることにしました。

説明はこちら↓

<「邪気の吐出(じゃきのとしゅつ) 〜セルフ整体〜」説明>(要約)
鳩尾(みぞおち)が硬いと・・・
腹式呼吸が難しく、息が浅くなる
息が浅い=自分の中心が定まらなくなってる状態
=考えがまとまらない、余裕がない、不安や恐れで自分らしさを見失うような状態

体の状態としては・・・
腰の力が抜けるために、肩や腕に余分な力が入り、
肩や腕が硬張るために、胸が縮まり、
肩甲骨の動きが悪くなり、
眠りが浅くなり、
鳩尾が硬くなる。

鳩尾が緩むと・・・
頭から離れなかったことを、フッと忘れることができる
心が体を元気にしたり、病気にしたりするのと同様に
体からもまた、心を変えることができる

ポカンとした状態をつくり出すのが、邪気の吐出、という呼吸法

<邪気の吐出 やり方>
鳩尾に両手の指先を軽く当て、
その手で手伝うようなつもりで
腹腔を折り曲げるようにして前屈しながら、息を吐いていきます。

畳に頭がつく時に丁度吐ききるように
自分の呼吸の深さに応じて速度を調節します。

吐ききったら手を緩め体を起こします。
吸う方は意識しません、吐ききっていますので、起こす時に自然に深く吸えます。

これを2回ほど行うと、あくびが出てきます

老廃の気(邪気)を出しきり、肺の中を空っぽにすることで、体の本能として、たくさんの空気を取り入れようという要求が起こり、体に大あくびをさせます。
大あくびをすることで、体は新鮮な空気で満たされると同時に息は段々に深くなり、鳩尾が緩みます。

あくびって悪い印象があるかもしれませんが、体にとっては大切な働きです。
補足ですが、体の緊張が強ければ、邪気吐きを2度やった程度ではあくびは出ません。回数ではなく、あくびが出るまで続けます。

みぞおちに触ると、どんな感じがしますか?
痛い方、実はそれ、普通の状態ではありません。
邪気吐きを繰り返すうちに、みぞおちの痛みも和らいで行きます。

文字でわかりにくければ、こちら↓は写真入りです。


邪気吐きをやってみて

邪気吐きを始めた当初は、咳が出てしまい、息を吸うことも、吐き切ることもできませんでした。めげずに続けるうちに発作の頻度が減り、この2ヶ月は発作が起きていません。

邪気吐きは、喘息対策のものではありません。受け入れ、実践する心があれば、どなたにもそれなりの効果をもたらします。

「受け入れ、実践する心があれば」と書いたのは、私自身がもう10年以上も前から、邪気吐きのことは存在もやり方も知っていたけど、まともにやってこなかったからです💦

体の働きとしての喘息

この二年の喘息で、私は久しぶりに、病院のお世話になり、発作のたびに処方された漢方薬を飲んでしのいできました。

喘息の対処としては、漢方薬よりも、発作時の吸入薬や、発作を起こらないようにコントロールする吸入ステロイド薬を使うのが一般的だと思います。実際私も、20代前半の頃、欠かさずステロイド薬を吸入していました。

喘息が辛いのは、咳が出ることよりも、息がまともにできないことです。
命に関わることなので、薬に頼らない、と無理をするべきではありません。

けれど、自然療法では「体は間違えない」と考えます。

そのような、息のしにくい状況を作ってまで喘息を起こさねばならない事情が、体にはあるわけです。その事情は人それぞれでしょうが、体は最善を尽くしていることだけでも理解する必要があります。

実は「咳」には体の緊張を緩める働きがあります。ということは、喘息が起きるような体は、緊張状態にあると言えます。喘息ではない人も、体は緩めておいて困ることはありません。

邪気吐きは、お金も時間もかからないし、難しい知識も要りません。体ひとつ、ちょっとのスペースがあればできます。やってみて損はない、体の調整方法です。


追記

薬を使う必要もあるが、困った症状を起こさねばならない事情が体にあると前述しました。

その症状は体からのメッセージだとすれば、薬を使ってその時はしのいでも、体は繰り返し、時には異なる症状という方法で、メッセージを伝え続けます。

ステロイドで喘息コントロールを始めた後の私は、喘息はなくなったものの、とんでもない生理痛に見舞われ、頻繁に扁桃腺が腫れる高熱を出すようになりました。

こういうのは体のメッセージでもありますが、医原病とも言います。
その辺りについては、またいつか書きたいと思います。

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