マガジンのカバー画像

拝啓、5年後の私へ

27
「5年後の私へ走り出す」で書いた夢への一歩ずつを。
運営しているクリエイター

#旅しゃぶ更新部

珍しく、だめな自分を許せなかったのかもしれない

珍しく、だめな自分を許せなかったのかもしれない

「多分、想像だけど、星が綺麗な気がする」って思い立って、出かける前の夜に荷物の中に三脚を入れていた。
いざ到着するとうっすら曇っていて、部屋から見える星は少なくて、見えないかなあ……ってちょっと諦めモードではあったけれど。

23時半からいそいそと外に出る。ちょっと見てみるだけ、30分だけ、って思いながら。

入り口の坂をくだると街灯がなくなり、たった数分で闇に変わる。見上げてみると、想像以上の星

もっとみる
夏の香りを忘れてしまう前に

夏の香りを忘れてしまう前に

いつの間にか、秋はそこまで来ている様で。
静かにひたひたと近づいてくる、少しずつ陽射しがやわらかくなって、少しずつ夜の帳が下りるのが早くなって。

それから。

そういえば、今年の夏は何をしたっけ。
毎日家で仕事をしていた私には、一気に最高出力の本気を出した夏は厳しすぎて(後、京都の夏は空気が重い。存在感がある、すごい)、セミの声を聞きながら珍しくどこへも行かない季節を過ごしていた。

ずっと体調

もっとみる
「できる様になった、私えらい」を言っていきたい

「できる様になった、私えらい」を言っていきたい

「まあ、こうあるべきというか、考えている完璧な状態を今求めても実現できない状況なのは変えられないから。それよりも、前回よりも一歩か二歩進めているのはよかったんじゃない?まずは。」

不意に言われて、とっても気が楽になった言葉。できているわけではないけれども、進んでいる。その実感は私に足りていなかったことだから。



基本的に完璧主義……いや、違う。変なところでこだわりが強くて、こうあるべき、だ

もっとみる
何もなくて、愛おしい日々

何もなくて、愛おしい日々

思えば、2020年が始まってから穏やかな日々を過ごしていなかった、気がする。

最初は自分のふがいなさや将来への漠然とした不安だとかそんなことだったけれど、だんだんそんなことも言えなくなってきた。
うっかり体調を崩してから1ヶ月以上、周りにうつしてしないかと不安でたまらない日々を過ごしていたけれども、どうやら違うみたい。

その間に、あっという間に世間は恐怖にさらされて、ひたひたと足音を立てながら

もっとみる
目の前の景色はあっという間にがらりと変わったけれど

目の前の景色はあっという間にがらりと変わったけれど

と、灰色の空を見上げながら思った寒い雨が降った3月の2日目。
あっという間に月日は流れ、毎年であれば3センチぐらい浮いてもおかしくないぐらいに浮足立つ季節。ああ、ようやく春が来る、と。

それが、今年は少し違う。
年明けからあっという間に世間が自粛ムードに包まれて、少しずつ息苦しさを感じている。

どこかで気分転換を……と調べても調べても「3月1日から休業します」の文字が並ぶ。今はしょうがない。そ

もっとみる
言葉の力、をやっぱり信じたい

言葉の力、をやっぱり信じたい

正直でいよう、と思った。

美しいと感じることも、思わず微笑みたくなることも、好きだと思うことも。

言葉が好きで良かった、とも思う。
自分ではうまく紡げなくても、言葉の選び方や空気感が伝わってくる文章はたくさんあって。
1つひとつ噛みしめているうちに、いつだって心が緩んで、そう、少しばかり泣きたくなってしまうような。

柔らかい言葉をくれる人たちが、ふいに自分の迷った過去や弱さについて書くときに

もっとみる
「旅を好きになると、人生はもっと楽しくなる」、それに自由になれると信じている

「旅を好きになると、人生はもっと楽しくなる」、それに自由になれると信じている

今日は私が参加しているコミュニティ「旅と写真と文章と」のオフラインイベントの日。

誰かの「やってみたい」から「じゃあ、これもやりたい」「これならできるかも」が積み重ねられて、とても豪華なイベントが開催された今日。
当日まで全然準備に参加できずにいたけれど、その場にいれて本当に良かったと思った。

各トークの内容やポイントはぜひSNSでハッシュタグ「#旅とフェス」を見てみてほしい。

クルーのなお

もっとみる
好き、は時に苦しくて

好き、は時に苦しくて

「好きなことは心を軽くしてくれる」し、
心地よいものだと思っていた。

いや、そうではあるのだけれども。

無条件にいつでも楽しいとか、いつでもストレスフリーでいられるものではない。
向き合おうとするほど、そして向き合い始めると、苦しい場面もたくさん出てくるのではないのだろうかと昨日からぼんやりと考えている。



私は「それなりに雰囲気を楽しむ」ことが苦手だと気づいた。
参加した場でその時の雰

もっとみる
笑うから鏡のように、涙がこぼれたよ

笑うから鏡のように、涙がこぼれたよ

「3年間で何を得たの?」

そう聞かれたのはほんの数か月前。
その時のやり取りを思い出していた。

もしかして、進んでいるどころか後退してるんじゃないだろうかと不安にかられている今日この頃。

「このままじゃまずい」と人生に対して危機感を持っていたのがちょうど3年前のこと。そこから仕事も変わって、好きな空間に身を置きたくて引っ越しもして、その頃には全然考えていなかったところまできた。
でも、どこか

もっとみる
非常時だからこそ、気づく幸せもある

非常時だからこそ、気づく幸せもある

台風から一夜明け、すっきりと晴れた朝。
近所で停電になっていたところもあったみたいだけれど、幸運なことにライフラインも無事だった。

とはいえ、「経験したことのないほどの巨大台風」はさすがに怖い。
平日中に食材や水の確保、できる限りの充電もしていた。それでも、テレビでは1日中台風の中継が目に入り、現実を目の当たりにしながら感じていたのは言葉にできないぐらいの不安と恐怖。

台風15号の被害の甚大さ

もっとみる
年齢を重ねるからこそ、見直しを

年齢を重ねるからこそ、見直しを

最近誕生日を迎えた。

正直なところ、全然実感はなかった。そりゃそうだ、前日の私から何ら変わっていないもの。

ところが、ついこの間確実に年齢を重ねているんだと知って愕然とした。
なぜかここ数年でしっかり夏を好きになり、しっかり日焼けをして。

めっきり秋らしくなり、日焼けが落ち着き始めた頃、肌の劣化がすごいことに気づいて鏡の前で固まってしまった。

目元のシミとかほうれい線とか毛穴のたるみとか…

もっとみる
ただいま、と言えるのか分からないけれど

ただいま、と言えるのか分からないけれど

ぷっつりと途切れてしまっていた。
きっと色んなバランスを崩してしまって、ようやく書きたいなと思えるようになったみたい。

何でもない日。

去年はロペスが来日100号を打って、
2016年は雨の中、CS出場を決めて、

何でもなくたって、特別な日。

本当は、書けなかった頃の話をつらつら書こうかと思っていた。3行書いてしんどくなってしまって全部消してしまった。(昨日Twitterでは恥ずかしいとは

もっとみる