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#日記
一陽来復 ~ 冬至占
早いもので本日は冬至ですね。
冬至は 『一陽来復』 ともいいます。易経では『地雷復』。
陰ばかりの中に陽がひとつだけ戻ってきたカタチ。陰が窮まり陽となる・・・ということを冬至にあてはめたのですね。
今までどんどん日が短くなっていましたのに、冬至を境に今度は少しずつ日照時間が長くなって行き、再び太陽光が戻って来る日という事で、これからは陽気を取り戻して行きます。
そんな冬至の日は、新しく来る
即鹿无虞。惟入于林中。君子幾。不如舎。往吝。(水雷屯 六三)
鹿に即くに虞なく、ただ林中に入る。君子は幾をみて舎むにしかず。往けば吝なり。
意味としましては、獲物に目が眩み、鹿狩りに行ったが、案内人(協力者)がいませんので、当然、林の中に迷い込んでしまいます。
賢人ならば、先ず案内人をつけるでしょうし、迷ったら諦めてしまう方が良く、深追いすれば益々窮地に追い込まれてしまう、という事から、欲をかいて危険を冒す事は辞めた方が良いですよ、と、云っています。
これ
天・果たして何を祐くるや 〜 火天大有
易経、火天大有の卦に関しまして、心より敬愛します、加藤大岳先生が易学研究 昭和41年1月号 の、「天・果たして何を祐くるや」という コラムにて
『~ 私は其のような「神」に対して願を掛けても、それが許容されるとは信じないくせに、凡庸な愚かさのために違いないが、我が身の上は兎も角として、妻子や、親しい門下や、一つの道を奉ずる同学、そして嘗ては親しく愛とおしみあいながら、今は消息も絶えている旧知
独り易学研究会 失せ物占 失った物指しの行方に風火家人の風雷益に之く卦(家人の三爻)
さてさて、本日はと〜〜っても古い、今から77年前の、昭和16年6月の易学研究、筮占録より加藤久幸先生の易占例について考えて行きましょう。
加藤先生のご友人、Y氏が
「又一円20銭損しちゃった。」
と、言いながら、加藤先生のいる事務所へ入ってきたので
「如何したのですか?」
と、訊いてみると、仕事用にいつも胸ポケットに差し込んである筈の、鋼鐵製の物指しを失くしてしまったと云うので、筮しまし
『今氏易學史』とのご縁✨
日々40℃の暑さの中、外出する気力もなく、かといって食材等は買いに行かねばならず(一応主婦の身)、某大型スーパーへ車を走らせる途中、ふと、時折立ち寄る古本屋さんに寄ってみました。
そこは今から15年程前、ふらりと立ち寄った時に、何と、若い頃からずっと欲しいと思っていました昭和16年頃から昭和の終わり迄の、紀元書房で毎月発行されていた「易学研究」と出会った古本屋さんでした。これは何かのご縁!と思い、
独り易学研究会 組合理事長からの電報に 風天小畜の巽為風に之く卦
さてさて、本日はと〜〜っても古い、今から77年前の昭和16年9月、易学研究より、無名の易者Nさんの易占例について考えて行きましょう。
今のように携帯電話は勿論の事、固定電話もあまり普及していなかった時代です。連絡を取る手段といえば、お手紙か、緊急でしたら電報、という手段しかないですよね。そのような中、5月早々のある日の事、山陽地方にお住いの、組合理事長さんから、その日の○時○分三宮駅着の汽車に乗
六十四卦の部屋マガジン、再び乾為天から加筆訂正4回目開始☆
去年、8月20日に、六十四卦の部屋マガジンに彖伝、象伝の解説を追加開始と題しまして、HPの引越しを機に、HPマリアの占い館から、六十四卦の部屋マガジンをUP致しましたところ、六十四卦の部屋ノートやマガジンをご購入下さる方が、予想以上に多くいらっしゃり、未だにご購入下さる方も多く、驚きと共に感謝の気持ちでいっぱいです!ご購入下さいました皆様、本当に、本当に、本当にありがとうございます。(嬉涙)
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一陰一陽、これを道と謂う (易経 繫辞上伝より)
易の世界では、物事には必ず陰と陽があり、例えば表(陽)があれば、裏(陰)があり、昼(陽)があれば夜(陰)があり、動(陽)があれば静(陰)があり、男性(陽)があれば女性(陰)がある、とします。
若い頃、易経を学び始めた頃は何故、女性は陰なのか、陽気で活発な女性もいるのに、日陰の身なのか、男に負けているというのか、と、勝気な私は不満に思いました。
ですが、女性には女性の特性、役割があり、男性には男性