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【カナダ生活】12月前半のふりかえり ー自分を信じるということー

みなさんこんにちは、現在カナダのバンクーバーで暮らしているMari(@Mariiiabroad)です。無事に1週間ちょっとの一人旅を終えてカナダに戻って参りました。今回はそんな色々てんこもりだった2021年12月前半を振り返ってみたいと思います。

前回の記事はこちら

1.12月に入り変わった空気

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10月の後半から11月の後半にかけて、鬱々とした日々を過ごしていた。
バンクーバーの雨ばかりの冬の気候、ストレスはないけどやりがいのない今の仕事、車がなく自由に行きたい所へ行けない生活ー色々と考え、果たして私はここバンクーバーで永住したいのかという疑問がわいてきた。

考えに考え、12月の頭ごろに1つの決断を下した。それは
「ビザサポートしてもらった今の仕事を辞めること」

普通に考えたらもったいないことだし、これまでかけたお金や時間も失うことになる。頭ではそんなことしない方がいいという自分がいたけど、段々と自分の心の声が大きくなっていって嘘がつけないところまで来た。そしてある日、タイミングが重なって雇用主と話し合う時がきた。


2.退職の意を伝える

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すっぴん&髪ボサボサでも気にしないw

お互いのスケジュールを合わせて、私の誕生日の前の日に一緒に夕飯を食べに出かける前に子どもなしでミーティングをすることができた。

ここまでにそれぞれkidsのお母さん、お父さんと話していたので根回しバッチリ。お互い私が今の仕事にやりがいを感じられなくなっているのを理解してもらっている上で話しを切り出した。

(日本語訳)
「それぞれと別の日に話したように、今私はバンクーバーでこの仕事をここですることに心がときめいていない。だから・・・退職の意を固めました」

お父さんの方は私に残るように説得するつもりだったと教えてくれた。
お母さんの方は、経済的にも私を雇う余裕がなくなってきていることから、私の選択を受け入れてくれた。

45分ほどのミーティングが終わり、2人とも私の意志を尊重してくれた。
普通はノーティスを出してから2週間から4週間は働くのだが、私たちはコントラクトで「2ヶ月」は働くことにしていたので、お互いに次を決める時間がある。幸いにも、2人ともとても理解がある人たちなので、「人の心は変わるもの」「Mariがハッピーじゃないなら引き留めるのは心苦しい」と言ってくれた。イギリスでイギリス人雇用主の元で働いていた時も、同じことを言ってくれた。個人の幸せを尊重する文化が好きだ。

その夜は、そのまま誕生日のお祝いにディナーに連れ出してくれた。

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T&Tのケーキ。甘さ控え目で日本人の口に合っている。

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※この頃は席を立って移動ができたので、写真を撮ったらすぐにマスクを戻しましたよ。下の子は体調が悪くて参加できず。

お互いわだかまりもなく、次に向かって踏み出す区切りとなる時間だった。


3.ネイタルチャートをみてもらう

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せっかく誕生日なので、何かしたいと思い、ネイタルチャート(出生図)をZOOMで見てもらった。1時間ちょっとで7000円くらいだったかな。

自分が生まれた時に惑星がどのハウスに入っていて、他の星たちとどういう位置関係をとっているかを分析することで、自分のことがより深く理解することができる。知っていることもあったけど、「へ~、そうだんだ」と目から鱗が出るようなことも教えてもらった。

私の占いに対するスタンスは、「当たるも八卦、当たらぬも八卦」。天気予報と似ているかもしれない。雨と言われても出かけたければ出かけるし、基本的にポジティブなことしか信じない。あくまでも予報なので外れることだってある。ただ、運気がいい時とそうでない時というのは経験上あるのを知っているので、その辺りのアドバイスは大切にしている。

2022年は概して「自分軸が必要となる大変な年」なのだそうだ。万人に対してそうらしい。でも、それも日々の自分の選択の1つ1つでいい年にしていけると思っている。大きな岐路に立った今、先を見通すことは武器となる。占星術において誕生月というのは「スタートを切る月」なのだそう。確かに、太陽が射手座に入ってから天気も状況も変わらないのに、自分らしさが徐々に戻ってきた感じはしていた。(私は12月生まれの射手座)

今月のうちに決断を下したり、やりたいことに踏み切るのはいいらしい。そうとは知らずに1ヶ月前から今月旅行する計画を立てていた。


4.いざ、アメリカへ

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旅行を計画し始めて数週間が経った頃、オミクロン株が流行し出した。アメリカとカナダの国境は11月から空いているものの、アメリカのバイデン首相が「より厳しい入国後の措置を視野に入れる」という発表をし、実際に入国しても1週間隔離して終わるんじゃないかと不安になり出した。雇用主にも、「もしかしたら今回アメリカに行けなくなるかもしれない」と伝え、実際に航空券やアコモがキャンセルできるか問い合わせた。が、ほとんどがノーだった。

仕方ないので、予約するつもりだったレンタカーやオプショナルツアーは現地に無事に入れたらすることにして(返金されないプランだったため)、不安を抱えたままその日を迎えたのだった。

実際の行程

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12月10日~12月18日の8泊9日の一人旅。

まず陸路でバンクーバーからシアトルに入り、1泊したのち飛行機でアリゾナ州フィニックスまで飛んだ。その後レンタカーを借りてセドナへ行き、そこで2泊した。セドナのあと、グランドキャニオンまで車を走らせ、1泊した後、翌日にはユタ州のカナブという場所へ行った。そこで2泊し、アンテロープキャニオンやホースシューベンドへ行って、抽選に当選しないと行けないというThe Waveへ。

その後、コロナの陰性証明を手に入れるため、予約をしてある場所に行くべく400キロほど運転してラスベガスへ。1泊したあと、飛行機に乗ってバンクーバーへと戻った。

私のSNSをフォローしてくれている人はリアルタイムでストーリーズにあげた写真やTweetを見てくれたかもしれない。

後日返却したレンタカーによると、実に3036マイル(約4886キロ)走ったという!ちなみに、これは釧路~那覇間(3387キロ)よりも長いそうだ。

北米で運転するのは皆無に等しく、最後に長距離(といっても1000キロ未満)を運転したのはニュージーランドにいた2020年。しかも北米は左ハンドル、右側走行。今回の旅に備え、知人が運転の練習に3回ほど付き合ってくれた。

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運転の練習がてら行った冬のWhite Rock. バンクーバーに1年以上住んでいて初めて行った。イギリスの地方にある海を彷彿とさせる。

人生で一番長い距離を一人で運転しただろう。
一人旅をしているというと口々に「あなたはとても勇敢ね!」なんて言われたけど、一人旅の楽しさを知ったら別に勇敢でもなんでもないことが分かる。だって人生、一人で生まれて一人で死んでいくでしょう?旅も人生も同じで、その途中に誰と会ってどんな時間を過ごすかなのよ。

陸路での入国を選んだのは、飛行機の場合カナダでコロナの陰性証明を取得しなきゃいけないから。これは無料でなく、数百ドルすると聞いている。

実際に入国できるか不安だったけど、あっけなく入国できた。手持ちのKiwiフルーツが没収されただけで(笑)、”Happy Holiday!"なんて暖かく送り出してもらえた。

心配だったコロナのテストも、24時間以内に結果が出るものを受け、実際にテストの数時間後にはメールで陰性の証明が送られていた。最終日、飛行機に乗る際には

・陰性証明(72時間以内のもの)
・ワクチンパスポート
・パスポート
・ビザ

の確認をされた。トラブルがあり搭乗できないかもしれない事態に陥ったけれども、何とか無事に搭乗することができたのは空港スタッフさんのサポートのお陰だ。

驚いたことに、バンクーバー空港で再入国する際には、1年前にワーホリで来た列とは別の列(おそらく、永住者たちが並ぶ列)に誘導され、パスポートと入国時に機械にパスポートをかざして簡単な質問に答えてプリントされた紙を見せただけで入国できた。たぶんだが、Arrive Canというアプリに搭乗前にワクパスや陰性証明をアップロードしているので、パスポート番号とそれらの情報が紐づいているのだろう。Arrive Canのレファレンス番号も聞かれなかった。別の列なら聞かれたのかもしれないが。


5.バンクーバーに戻ってきて

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(写真はラスベガスの夕焼け)

今回の旅行で学んだこと、感じたこと、見聞きしたことはここでは全て書ききれないので今回は割愛するが、一つ大きな収穫だったのは自分らしさを取り戻せたことだ。

毎日、ストレスもない代わりに感動も少ない生活を送っていると、自分の心の輝きがなくなっていってしまう。

今回の旅行では、車がスタックしたりしたトラブルがあったりしたのだが、それも含めて支払った金額以上の経験ができたと思っている。

おそらく20万から30万遣った今回の旅たけど、全然後悔はしてない。

普段見聞きしたことや五感で感じたことが自分をつくっている。
だから、旅行して視野を広げたり自分とつながることは最高の自己投資の1つだと思うんだ。

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車がスタックして5分後にたまたま通りかかって私を救ってくれたアメリカのヒーロー3人と。

彼らの助けがなければ、その日のうちにラスベガスへ到着することができなかった。

人によって人生で大切なものは違う。私は平凡な毎日は牢獄にいるように苦痛に感じてしまう人間のため、仕事のやりがいだったり、人の役に立っているという達成感が必要な人間だ。

(これが牡牛座のように「地」の性質が強いと同じ所に留まる傾向にあるのだが)

いいか悪いかではなく、個々人がどうしたら幸せを感じられるかの違い。
本を読んでいる瞬間が幸せな人もいれば、温泉に入っている時が幸せな人もいる。

私の場合、自分が自分の人生の舵を切っている感覚があることが大切なんだと再確認することができた。

安定よりも、名声よりも自分の心がワクワクするか。

それが私にとってのプライオリティー。

旅行中にアメブロの方で毎日簡単に記録はつけていたのだが、もし今後余力があったらnoteで記事にするか、あるいはYouTubeで動画にすると思う。年の瀬で2022年への清算ムードなのもあり、やることがいくつかあるので今年中は難しいだろうけど、折をみて何かしら形にはしたいと思っている。


6.おわりに


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(アンテロープキャニオンにて)


Twitterにも書きましたが、今回この旅をして本当によかった。

直感で「12月に旅がしたい」と思い立ち、行き先もハワイなどではなく、小学生の頃から行ってみたかったグランドキャニオンを中心としてセドナなどにも訪れることに。

世界情勢もあり、実現できるのかどうか弱気になることもありましたが、見えない力に導かれるように物事が進み、ピンチの時には必ず誰かが手をさしのべてくれました。

昔は写真を撮ったり、とにかくツアーに参加しまくる形の旅をしていましたが、今回はレンタカーを借りて自分の足で行きたい所へ行き、ハイキングをしたり、ヨガをしたり、カードリーディングをしてもらったりして内側を見つめる時間もとれました。

人生も旅も、どこへ行って何をしたかじゃなくて、何を大切にしてどれだけの愛を感じられたかなんだなって、そう自然に思えた旅でした。

一人旅だったけど日の出から日没まで行動して、夜は夜で日記をつけたり写真を整理したり、翌日のプランを立てたり寂しさなんて感じられないほど1日1日が充実しており、自分のソースと繋がることができたんだと思います。

この旅は、今まで積み上げたものを一度壊し、次なるステージへ行くための『禊(みそぎ)』のようなものだったのかもしれません。

11月下旬くらいから、潜在意識レベルでどんどん変わっていっている気がします。魂の声に素直になると、それまでアクセルを踏みながブレーキを踏んでいた状況から、アクセルだけを踏むようになり物事がスムーズに進むのかもしれません。

最後までお読みいただきありがとうございました。
次の更新はおそらく2022年1月になるでしょう。

メリー・クリスマス&ハッピーニューイヤー!

2021年12月21日
カナダ(バンクーバー)より

Mari

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