カウンセラー初学者が、己の解毒のためにカウンセリング受けますよ。

2019年7月おわり。

関東に遅い梅雨明けが訪れ、夕方の蒸した熱気を纏いながら、会社帰りにいつもとは違う方向へ歩く。

心理的なストレスの根本的解消と、人生見つめ直しのため、カウンセリングルームへ向かっていた。
この記事は、今後受けるクライエントとしての覚書です。

当日も朝から、兼ねてより因縁の奴に口撃を受け、
いくら前日に、ご学友と仲良く話したとて、賄い切れぬ程の悪感情を植え付けられて、
矢も盾も堪らず、昼休みに前から調べて置いたカウンセリングオフィスへメールした。

「初めてメールいたします。
実は、会社を辞めようか迷っております。
それと、幼少期からの愛着不足にも悩んでおります。只今、産業カウンセラー初学者ですが、自分が癒される経験がないので、勉強も兼ねてカウンセリングお願いします。」

Re:「切羽つまってらっしゃるようだから、本日夕方良ければいらしてください。」

おお、神対応!
急な依頼にも関わらず、受けて下さった。

定時ダッシュで会社から徒歩10分、料金も良心的。
閑静な住宅街のアパートメントの一室に、そのオフィスはある。

予約時間まで外で暇を潰し、蚊に食われ、
緊張しながらベルを鳴らす。

「やあ、どうもいらっしゃい。迷わなかった?」

猫背の小柄なお爺さん先生が、出迎えてくれた。

「よ、よろしくお願いします。」

部屋に通されて、インテーク(受理面談)が始まった。

「まずは自己紹介からね。
私、臨床心理士をしてまして、30年ほど埼玉で児童相談所に勤めてました。
定年過ぎて、まあ好きなことしようって、ここにオフィス構えて六年になります‥今までは子ども専門でしたが、今はヨロズ相談みたいな事もしてますね。」
しばらくは、先生の自己紹介が主でした。最初は、私が傾聴モード。

「それで、まりっぺさんは、今日は仕事辞めたいって事ですけど~?」
やっとクライエントになりました。

「そうなんですよ~(*_*;
会社でパワハラにあいまして。」
今までの、ちょっとハードモードな顛末を話した。

「そりゃあ、貴女頑張ってるね。カウンセリング習ってるのも、自分の為というか、少しは会社を愁いて、という面があるのかな?」等、
先生からの質問で話しやすくしてくれた。

延々と話続けるタイプではない私には、インタビューのような会話が合っている。

最初は90分だったのに、短く感じた。

「さて、もうひとつの、幼児期の愛着不足については‥‥また来月から、今までの人生振り返り兼ねて、ゆっくり聞いていきましょう。
治療方針としては、認知行動療法を通して、思考の歪み、考え方の癖など修正していきましょう」
と、初回の面談が締め括られた。

帰り際に、お茶菓子を沢山お土産にいただいた。
本当に、おじいちゃん家遊びに来たかのよう。
「熱中症気をつけてね。これからワークも沢山だすからね。」

「ありがとうございました!少しスッキリしました(^_^)」

初めてのカウンセリング&認知行動療法スタートと、人に話を聞いてもらう経験の乏しい自分が、少し労われた事で、帰りは気持が少し弾んでいた。

「未来へ繋ごう、過去を労わろう。」

好きな歌詞が浮かぶ。
今の気分が、正にそれ。
これから自分がどう変われるかな。

次回は8月また投稿します。。

PS、また翌日ハードなバトルかましました。

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