毒食らわば皿まで~『ファイブスター物語17』(永野護)~
もはや「毒食らわば皿まで」の心境で読んでいる「ファイブスター物語」の最新刊です。読むのをやめても良いのだけど、新刊が出ると、つい買ってしまいます。
まず冒頭の「登場人物」だけで、結構読みでがあります。でもこれをこなして頭に入れておかないと、本文がますます分からなくなるので、がんばって読まねば。ヘアード・グローバーの説明中の、以下の言葉には、現実世界とのリンクを感じてしまいました。
今の国連は、まさに「大国の都合に振り回され」ていますよね。今の地球には星団法ならぬ「地球法」はないので、「巨大な司法」も不在ですが。
現実世界とのリンクといえば、今巻分の連載の途中からウクライナ戦争が始まっているのですね。前巻に引き続き、戦争を扱った巻なだけに、いろいろ考えてしまいます。「見せかけの平安」の中、ミノグシアの解放が成されない状態は、2014年以降のウクライナ東部と重なります。
しかし今巻は、白黒のマンガだから辛うじて大丈夫だけど、結構グロいシーンが多くて参りました。アニメ化されたら、ちょっと観るのが無理なシーンのオンパレード。
これ、驚きました。靴は動く上での基本中の基本で、合わない靴では戦闘能力も落ちるでしょうに。ウクライナのロシア兵も、装備不足のまま戦わされているらしいですが。
誰が誰の子どもなんだか忘れており、もはや混乱状態のまま読みましたが、そろそろ1回全巻読み直しておかないと、ますます訳の分からない状態になりそうです。腹をくくって読み直しましょうかね。
見出し画像には、ラキシスのそばにいる「ミジンコさん」にちなみ、「みんなのフォトギャラリー」からミジンコの写真をお借りいたしました。
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