見出し画像

電子書籍にも積ん読はあります~『天上の飲み物』(三浦しをん)~

*この記事は、2019年6月のブログの記事を再構成したものです。


甲州ワインに魅せられた大学生(本当は吸血鬼)である後藤次郎の、年上の恋人との物語です。


長い時を生きてきた彼が、人生で初めて「ある決断」をします。その決断に至った次郎のせつなさが胸を打つ半面、恋人である有美のゆるさには脱力させられます。そのゆるさは天然なのか、はたまた計算なのか……。


『天上の飲み物』は、もともと「サントリークォータリー」というサントリーのPR誌に載った短編で、「サントリークォータリー」自体が休刊になったので、多分お蔵入りになっていた作品なのでしょうね。それが電子書籍限定で読めるようになったわけで、何となく嬉しいです。


ちなみにこの本、買うだけ買って、Kindleにダウンロードするのを数日忘れていました(^-^; 普段KindleはWi-Fiを切っているもので。別件でWi-Fiにつなぎ、用を済ませたらダウンロードされていて、ようやく買ったことを思い出したという……。

電子書籍にも「積ん読」ってあるんだなと、初めて知った瞬間です。


ちなみにお値段は現在329円ですが、私が買った時は101円だったので、ブログでこの記事を公開した時には、「101円で読める三浦しをん作品」という題にしていました。悪くない作品だとは思いますが、329円はちょっと高いかなとも思います。

でもKindle Unlimitedを契約されている場合は、無料で読めますので、ご契約者の方にはぜひお勧めします。


↑Kindle Unlimitedの登録ページに飛べます。初回のみ、30日間の無料体験があります。


見出し画像には、ワインの原料となるブドウの写真を使わせていただきました。





この記事が参加している募集

推薦図書

読書感想文

記事の内容が、お役に立てれば幸いです。頂いたサポートは、記事を書くための書籍の購入代や映画のチケット代などの軍資金として、ありがたく使わせていただきます。