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【お出かけ】横浜の震災遺構巡り②(山下居留地遺跡ほか)
友人に連れられて横浜の震災遺構巡りをしたことで、興味が出てきたため、一人で少しだけ回ってみました。
・元町百段公園
これは正確には震災遺構というより、震災復興施設というべきなのかな。
![](https://assets.st-note.com/img/1701247566090-3olLERIwpL.jpg?width=800)
かつて元町には、元町百段という階段があったそうです。
![](https://assets.st-note.com/img/1701246992511-CTAVQA8jEk.jpg?width=800)
しかしこれが何というか、あくまで私見ですが、二重の意味で天国に向かうような階段だったようです。天に向かって真っすぐという意味プラス、転がり落ちたら大変なことになる、という意味(^-^;
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現在は、この崖の上に元町百段公園があるので、この高さをほぼまっすぐ上がる階段だったと思われます。
公園自体は、こんな感じ。
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崖を見下ろすと、絶景です。
![](https://assets.st-note.com/img/1701248000107-OIXWkkAiR0.jpg?width=800)
マリンタワーが見えます。
・谷戸橋
これは元町・山手地区の震災復興施設群の1つです。
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橋を撮るのは、すごく難しいです。通る人や車ががんがん入ってしまうし、そもそも橋の全体像は撮れないし。1つ先の橋から撮ってみては、と友人に言われたので、機会があれば試してみようっと。
・山下居留地遺跡
谷戸橋から山下居留地までは、徒歩10分ちょっとでしょうか。ここは前回、すぐそばまで行きながら、見落としたところです。「旧横浜居留地48番館」とは、KAAT神奈川芸術劇場を挟んだ場所にあるのに、存在を知らなかったという……。KAAT神奈川芸術劇場の正面玄関側から見て右側側面に沿って、この遺跡があります。
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これが屋外で無料で展示されているものとは思えないくらい、キャプションも含めて充実しています。
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今歩いている地面の下に、震災当時の地面があることが実感できました。
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これは私がブログの方でご紹介している、マンホール蓋の親戚ですね。
板状の石材は伊豆青石、周囲は千葉県の房州石と、使い分けがされているそうです。
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![](https://assets.st-note.com/img/1701312525116-q736aSsmPI.jpg?width=800)
左が下水管(瓦管)、右がガス管(鋳鉄管)。下水管の方は、明治初期につくられた、日本最古級の土管だそうです。
この後、KAATの裏側を回り、前回訪れた「旧横浜居留地48番館」の撮りそびれたところの写真を撮ってきました。撮った写真は、以下の記事に追記の形で加えてあります。
・「関東大震災100年 横浜市庁舎の関東大震災」展
これは別の日に行ったものですが、震災関連ということで、ここでまとめておきます。
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*この展示は、すでに終了しています。
横浜市役所で行われていたもので、鎌倉の西野写真館の写真師西野芳之助が撮影した写真を中心とするものです。撮影で使われたガラス乾板をご遺族が横浜開港資料館に寄贈されたことで、貴重な資料が活かされたわけです。
余談ですが、私の七五三の写真は、西野写真館で撮りました。恐らく芳之助さんの息子さんに撮ってもらったのではないかな。
この展示を観て初めて知ったのは、地震が立て続けに3度あったこと。1923年9月1日午前11時58分の神奈川県を震源とするマグニチュード7.9の関東地震だけが有名ですが、その3分後に東京湾北部を震源とするマグニチュード7.2の余震、続いて12時3分に神奈川・静岡・山梨の県境付近を震源とするマグニチュード7.3の余震が続けて発生していたのです。もちろん余震は、その後も続いたわけで、大変な災害であったのだと、改めて理解しました。
展示の目玉は、伊勢山から横浜港を望んだパノラマ写真。NHKの協力で着色したことで、モノクロ写真では気づきにくい細部を認識できるようになり、いろいろなことが分かったそうです。
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この写真を見て、横浜市開港記念会館同様、今の神奈川県立歴史博物館(元の横浜正金銀行本店)も震災を経ていると、改めて気づきました。震災でドームが焼失したので。
画面の中央より少し右側の、空に突き出て見える赤い塔が横浜市開港記念会館、その右斜め下の白い建物が、今の県博かと思います(違ったら、すみません)。
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*ドームは、1960年代に復元されました。
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上の方に見えるのが、赤レンガ倉庫かと思います(これまた、違ったらすみません)。
展示の中でちょっと面白かったのが、下の写真。
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市長を囲んで議員が車座になって審議を行っているのです。ユーモラスだけど、真剣に復興のことなどを話し合っていたのだろうと思います。
・玉楠の木(横浜開港資料館)
これもこの日訪れたわけではなく、何と2015年4月に撮影したものですが、震災を経ているので、ここに写真を貼っておきます。
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玉楠の木と呼ばれているものの、正確にはタブノキですが、震災を経ているだけではなく、ペリーさんにも会っている(?)ので、二重の意味で歴史の証人です。
・おまけ
震災遺構とは全く関係ありませんが、震災遺構巡り第2弾の際、面白いバス停を見つけました。
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道路標識や生垣の高さと比べると、お分かりになるのではないかと思いますが、このバス停、えらく背が低いのです。これでは目立たないのではないかと、心配になるくらい。
あと、面白いマンホール蓋も見つけました。震災前後のものでは、さすがにないでしょうけれど、「人孔」と書かれているからには、結構古そうです。
更に後日、震災遺構巡り第3弾に行きましたが、それはまた改めて記事にします。
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