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今が絶好の機会~勝手に応援!「ビッグイシュー日本版」(VOL.442 2022.11.1)~

「ビッグイシュー日本版」を勝手に応援する記事第45弾です。

そもそも「ビッグイシュー日本版とは何か」をご説明した第1弾は、以下をご覧ください。


今号の特集は、「幸せ呼ぶ、子育て支援」です。


この特集で何といっても素晴らしいと思ったのは、千葉県流山市の「送迎保育ステーション」。2ヶ所の駅の近くに「送迎保育ステーション」があって、保護者はそこに子どもを預ければ、保育ステーションが子どもたちをバスでそれぞれの保育施設に送りだしてくれるのです。夕方は、逆に保育施設から戻ってきた子どもを、保護者が引き取りに来るまで預かってくれるというもの。
保護者にとっては、通勤時に子どもを預けて引き取る流れがスムーズだし、便利な場所にある保育施設にばかり希望が殺到し、待機児童が出ることを防げるし、とても良い仕組みだと思います。


他の記事で印象的だったのは、モルドバ・ウクライナ国境で難民支援をするロマの女性の話。

「ある日、高齢のロマの女性に会いました。『この救援バスに乗れば、安全な場所に避難できる』と伝えましたが、その女性はその言葉にとても怯えていました。私は、その姿を見て思い出しました。彼女たちの世代は、そのような言葉を信じて連れて行かれた先が、ナチスの強制収容所だったことを」

p.17


あと、スロベニアの首都リュブリャナの中心部で車の利用を禁止した事例を紹介した記事も、興味深かったです。不可能と決めつけるのではなく、やればできるということですよね。記事の締めくくりの言葉が良かったです。

環境にやさしい街づくりを始めるなら「今が絶好の機会」だとソポトニク(引用者注:リュブリャナ市の交通局職員)は言う。「ウクライナの情勢や物価の上昇といった世界で起きているあらゆることが、変化を後押しする理由となりえるでしょう」

p.19

言い古された言葉ですが、ピンチをチャンスに変えねばなりませんよね。


「ビッグイシュー日本版」のバックナンバーは、街角の販売者さんが号によってはお持ちですし、サイトからは3冊以上であれば送付販売していただけます。
ただし今号については、2022年11月15日に次の号が出るまでは、街角の販売者さんからのみ購入できます。


コロナ禍のあおりで、路上での「ビッグイシュー」の販売量が減少しているそうです。3ヵ月間の通信販売で、販売員さんたちを支援することもできます。


もちろん年間での定期購読も可能です。我が家はこの方法で応援させていただいています。


見出し画像は、今号が入っていた封筒に貼られていたシールです。「小商い」で発送作業をしてくださった坂本さん、いつもありがとうございます!



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