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読んだ本の感想です。基本、ネタバレはありません。
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#THE_BIG_ISSUE

ガザのことがよく分かる~勝手に応援!「ビッグイシュー日本版」(VOL.477 2024.4.15)~

「ビッグイシュー日本版」を勝手に応援する記事、第79弾です。4月1日号より先にこちらを読んだため、先に投稿します。そもそも「ビッグイシュー日本版とは何か」をご説明した第1弾は、以下をご覧ください。 今号のスペシャル企画は「ガザ76年」です。 この特集、本当によくまとまっているので、ぜひ読んでいただきたいです。『ガザとは何か――パレスチナを知るための緊急講義』の岡真理さんへのインタビューをメインに、パレスチナ問題の期限や関連年表、現在何が起きているかについて書かれています。

循環型経済に向けて~勝手に応援!「ビッグイシュー日本版」(VOL.475 2024.3.15)~

「ビッグイシュー日本版」を勝手に応援する記事、第78弾です。そもそも「ビッグイシュー日本版とは何か」をご説明した第1弾は、以下をご覧ください。 今号のスペシャル企画は「生きのびるデザイン」です。 そこからの転換を模索するのが「生きのびるデザイン」なわけです。 これは良いことですが、取り組みの開始のことは知らなかったので、まだ目に見える形になっていないということでしょうか。まぁ、私が知らないだけという面もあるようですが。 日本中が、そして世界中が、こうなるべきですよね。

この世に自分に関係のないことはない~勝手に応援!「ビッグイシュー日本版」(VOL.474 2024.3.1)~

「ビッグイシュー日本版」を勝手に応援する記事、第77弾です。そもそも「ビッグイシュー日本版とは何か」をご説明した第1弾は、以下をご覧ください。 今号のスペシャル企画は「ふくしまの13年」です。 福島の人たちのメンタルダメージは、想像以上なのだと、改めて認識しました。能登半島地震でも、1.5次避難や2次避難が話題となっていますが、それ自体はもちろん必要なものではあるものの、避難者の方々の受けるダメージが心配です。 なお「蟻塚さん」とは、相馬市の精神科医の蟻塚亮二さんのことで

部屋の中も自然の一部~勝手に応援!「ビッグイシュー日本版」(VOL.473 2024.2.15)~

「ビッグイシュー日本版」を勝手に応援する記事、第76弾です。そもそも「ビッグイシュー日本版とは何か」をご説明した第1弾は、以下をご覧ください。 今号のスペシャル企画は「生きもの道、生きものの巣」です。 プロ・ナチュラリストの佐々木洋さんが紹介する、人と共に生きる動物たちの姿に、まずびっくり。 記事の最後の佐々木さんの言葉にも、考えさせられました。 鈴木まもるさんの記事に出てきた、南アフリカやナミビアで、「シェアハウスのような巨大な巣で数百羽が暮らす」(p.12)シャカ

結局、窮地に立たされるのは~勝手に応援!「ビッグイシュー日本版」(VOL.472 2024.2.1)~

「ビッグイシュー日本版」を勝手に応援する記事、第75弾です。そもそも「ビッグイシュー日本版とは何か」をご説明した第1弾は、以下をご覧ください。 今号のスペシャル企画は「マンガで、社会の問題を読む」です。 印象に残ったのが、マンガを研究テーマとするトミヤマユキコさんの言葉。 サヘル・ローズさんへの「スペシャル・インタビュー」も良かったです。 ここのところ、NHKの「サウジアラビア千夜一夜~サヘル・ローズ メッカへの旅~」に「ワルイコあつまれ」、そしてこの「ビッグイシュー

クモに活躍してもらうには~勝手に応援!「ビッグイシュー日本版」(VOL.471 2024.1.15)~

「ビッグイシュー日本版」を勝手に応援する記事、第74弾です。そもそも「ビッグイシュー日本版とは何か」をご説明した第1弾は、以下をご覧ください。 今号のスペシャル企画は「一期一会、新種発見」です。 田金秀一郎さんと今田弓女さんが、口を揃えて近年の急速な環境の変化に言及していたのが印象的でした。 たった1年の間に! 馬場友希さんの言葉も、ちょと衝撃的。 小さいクモならともかく、手のひらサイズのクモ(今回の記事でハシリグモだと分かりました)は嫌なのですが、クモさんも重要な

人より違う栄養をとってるはず~勝手に応援!「ビッグイシュー日本版」(VOL.470 2024.1.1)~

「ビッグイシュー日本版」を勝手に応援する記事、第73弾です。そもそも「ビッグイシュー日本版とは何か」をご説明した第1弾は、以下をご覧ください。 今号のスペシャル企画は「トーベ・ヤンソン」です。 中学生の頃、ムーミンの原作を読み、アニメの可愛らしいイメージとは違う、ちょっと怖い世界に驚きました。特に彗星が落ちてくる話は、衝撃的。でもあの世界こそが、本当のムーミントロールの世界なんですよね。 他に印象に残ったのは、まず藤原辰史さんの新春エッセイ「エディブル・プラネット」。

平和を守り切るには~勝手に応援!「ビッグイシュー日本版」(VOL.469 2023.12.15)~

「ビッグイシュー日本版」を勝手に応援する記事、第72弾です。そもそも「ビッグイシュー日本版とは何か」をご説明した第1弾は、以下をご覧ください。 今号のスペシャル企画は「『からすのパンやさん』50周年」です。 残念ながら『からすのパンやさん』は読んだことがないのですが、記事中のイラストを見るだけで、楽しい絵本であることが伝わります。40年後に、続編を4冊いっぺんに出したというのには、驚きました。かこさんは、4羽の子どもたちそれぞれに、お話を用意してあげたかったのでしょうね。

廃屋を再生する~勝手に応援!「ビッグイシュー日本版」(VOL.468 2023.12.1)~

「ビッグイシュー日本版」を勝手に応援する記事、第71弾です。そもそも「ビッグイシュー日本版とは何か」をご説明した第1弾は、以下をご覧ください。 今号の特集は、「廃屋DIY」です。 廃屋DIYに取り組んでいる西村周治さんの話が印象的でした。 まず、管理できなくなった人は家を手放すべきですよね。家は自分のものであると同時に、社会のものでもあるのだから。「九州の面積を上回るほどの土地が所有者不明のまま埋もれている」というのには、愕然とします。「大きな屋敷1軒をつぶした敷地に新

増える農薬の使用量~勝手に応援!「ビッグイシュー日本版」(VOL.467 2023.11.15)~

「ビッグイシュー日本版」を勝手に応援する記事、第70弾です。そもそも「ビッグイシュー日本版とは何か」をご説明した第1弾は、以下をご覧ください。 今号の特集は、「ジェンダーの生物学」です。 進化心理学などを研究する坂口菊恵さんの言葉です。「関心をもたなかったので、目の前で起こっていても記録として残さなかった」というのは、ジェンダーの生物学に限らず、他のことにも当てはまる気がします。また、「数学は得意ではなかったので、文系で入って、理系に転身し」(p.12)たという坂口さんの

”パンとサーカス”には騙されない~勝手に応援!「ビッグイシュー日本版」(VOL.466 2023.11.1)~

「ビッグイシュー日本版」を勝手に応援する記事、第69弾です。そもそも「ビッグイシュー日本版とは何か」をご説明した第1弾は、以下をご覧ください。 今号の特集は、「スポーツを文化にする」です。 印象に残った部分。 柔道家の山口香さんの言葉です。本当にそうですよね。 日本よりもフランスで、柔道がしっかり根付いているのですね。 こちらは元ラグビー選手の平尾剛さんの言葉。河村元官房長官の言葉、ひどすぎます。国民を馬鹿にしていると思います。なお”パンとサーカス”の説明として書か

使い勝手がわるくなって、どうする~勝手に応援!「ビッグイシュー日本版」(VOL.465 2023.10.15)~

「ビッグイシュー日本版」を勝手に応援する記事、第68弾です。そもそも「ビッグイシュー日本版とは何か」をご説明した第1弾は、以下をご覧ください。 今号の特集は、「守りたい、『介護の社会化』」です。 これ、最初は読み間違いかと思いました。使い勝手が良くなるのが当然で、「わるくなって」どうするんでしょう。記事を読んで、本当に悪くなっているなと思いましたが。 制度の改定に携わる人たちには、周囲に要介護1・2の認知症の人はいないんでしょうかね。いれば分かることだと思いますが。

”弱いロボット”は強い~勝手に応援!「ビッグイシュー日本版」(VOL.464 2023.10.1)~

「ビッグイシュー日本版」を勝手に応援する記事、第67弾です。そもそも「ビッグイシュー日本版とは何か」をご説明した第1弾は、以下をご覧ください。 今号の特集は、「わたしたち、弱いロボット」です。 紹介されたロボットの中で一番気に入ったのは、ゴミ箱ロボットです。もこもこ言われたら、ついゴミを入れてしまいますね。まぁこっちに余裕がない時だと、「うるさい!」となりそうですが。以下から、動画を観ることができます。 一連の「弱いロボット」を学生たちとつくった岡田美智男さんの話が面白

「合わせる」必要はない~勝手に応援!「ビッグイシュー日本版」(VOL.463 2023.9.15)~

「ビッグイシュー日本版」を勝手に応援する記事、第66弾です。そもそも「ビッグイシュー日本版とは何か」をご説明した第1弾は、以下をご覧ください。 今号の特集は、「”有事”を防ぐ」です。 「合わせ」る必要はまったくないし、「1000発以上持つ」必要もないと思うのですが。 だから「合わせる」必要も「求めに応じ」る必要もないでしょうに。 日本がすべきことは、これだと思うのですが。 同感です。 これは覚えておくべきことですね。 例外主義という概念は初めて知りましたが、西部