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オンライン就活こそ平等なのではないだろうか

先週に、形式上の就活が解禁されたこともあり、新聞やニュースを見ていると就活の話題が多くなってきたと感じる。
6月1日に面接が始まるような会社もあるけれども、それより前に採用活動をしている会社も多いから今更感がすごくて。
当事者からすると、「今から頑張るぞ!!!」っていうよりラストスパートだから、世間と実態のズレがあるような気がしています。

21卒だからこそ、コロナがあって一遍して変わってしまった就活を備忘録のように書いておきたいと思うし、地方の大学生だからこそ今年の就活はフェアだったと思うからその理由を書いて置きたい。

想定外すぎるオンライン就活

コロナ禍で売り手から買い手にひっくり返りつつあるのかなと感じたのは、3月から4月くらいだった。
そして、外出自粛なこともあって、就活の当たり前がオンラインになった。
そのころの私は内定をもらえていなくて、これまでなかったことが新たに始まることに凄く恐怖を感じた。
もう、Twitterで何度”就活 コロナ”で検索したことだか。
友達と電話しながら「21卒の採用枠どうなるんだろー。減るのかな?」って私たちにはどうにもできないのに、ただただ不安を払拭したくていかにもそれっぽい理由をつけて根拠なき安心を得ていた。

地方大学生の前に立ちはだかる壁

私は東京に住めていないことでの嫌味や嫉妬と思われるかもしれないが、東京が憎いと思う時がある。
なぜ東京に近い人だけがチャンスを得られやすいんだ?って疑問に思うことが多いからだ。

これは就活においても言える。
東京には全国の3割の学生が集うだけで、7割は地方にいるにも関わらず、就職説明会は東京でしか開催しないだとか、面接は旅費も出さないのに東京だとか。
東京のほうが最低賃金が高いし、日本の場合は物価が地方とそこまで大きな差がない(娯楽の頻度が多いので出費が都市部のほうが増えるが)中で、なぜお金を稼ぐことが東京よりも難しい地方学生が東京の学生よりも不利益を被らなければならないのかと思うのだ。
そして、時間も何倍もかかることがあるし、いくつもの障害が立ちはだかることもある。
さらに、今は長期インターンに参加する学生も多くなってきたが、企業は東京に集中しているため地方の学生はインターンする機会がそもそもかなり少ないし、限られてしまう。

私はなぜ東京にばかりチャンスが転がっていて、地方はそれを仕方ないと思わなければならないのかと度々考えて住む場所の自由はあるのに、機会の均等がないことに嫌気がさすことがあるのだ。

オンライン就活こそ平等なのではないだろうか

だが、オンライン就活はこれまでの不公平感を除外してくれた存在だった。

今年は急にオンライン化が進んだこともあり、人事担当者は大変だったと思う。
だけれども、オンラインに切り替えたことで、地方の学生であっても会社説明会に参加することができたり、企業も選考フローで場所や交通費の有無を見なくても自分が行きたいと思うところを受けることができた。

インターン選考で、関東在住者はFace to Faceでそれ以外はオンライン面接というところがあり、直接会うのとオンラインならば自分自身の雰囲気などを見せられない後者は不利なのではと思うことが多々あった。

しかし、全てがオンライン化したことによって、些細なことかもしれないが横に平等な状況で選考に挑めたことで自信を持って取り組むことが出来た

また、このコロナ禍における採用活動は学生側からして企業の柔軟さが見れた機会なのではないかと思った。
対応が本当に企業それぞれで、すぐに対応できた企業や連絡がかなりたってから来た企業などがあった。
就活生をしていると会社の良いところしか見れないし、どこも「スピード感を重視して取り組んでいる」なんて言いがちだ。
だからこそ、このような対応を見ていて、会社の構造が少し垣間見れたと思った。

就活のオンライン化が進めばいいな

こんな感じで、私は就活のオンライン化が今後も進めばいいなと思っているわけです。
就活生たちがパソコンを駆使しながら就活を乗り越えていったのか。
おそらく前代未聞の出来事だと思いますし、経験した私だからいえることはあると思っています
せっかくの就活生なので、今の自分にしかできない発信をここしばらくは続けていこうかなと思います。




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