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【カラオケで出会う】シリーズ

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カラオケ大好き歌太郎の掌編小説集。好きな歌の歌詞から、勝手に空想を広げて書いてます。
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#中央線

【カラオケで出会う#4】斉藤和義:ずっと好きだった

【カラオケで出会う#4】斉藤和義:ずっと好きだった

歌太郎は、カラオケが大好き。
今日は新宿のカラオケに行く。それも一人カラオケだ。
歌太郎は、一人カラオケをする時は、中央線に乗って地元を飛び出し、新宿にいく。安くない交通費がかかるのに、なぜそんなことをするのか。その問いに歌太郎もうまく答えられない。強いて言うなら、それによって彼の気持ちが引き締まるし、カラオケで歌うという行為が一連の儀式というか、参拝というか、なにか神秘的な意味をもつような気がす

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