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レモンの木

今、レモンの木が欲しくて仕方がない。

ある日、通りがかるとレモンの木が売っていた。こんな寒い時期に実がなるんだ。黄色くてかわいいレモンがぶら下がっている。近寄って値段を見た。ものすごく高くはない。手は、届く。

植物は生き物。日常のお世話が必要だ。会社で働いていた時には、自分のPC横に世話の掛からなさそうな観葉植物を買って置いてみては、ことごとく枯らしていた。よく観葉植物が枯れるのは場の気が悪いとかという話も聞くけれど、無精な私が悪いのかなあ、なんて思ったりしていた。

一旦弱り出すと、手のつけようがない。植物に対して、そんな勝手な印象が私にこびりついている。

ある日しょんぼりし出した植物に気づき、焦る。何日か水をやったり思いつくお世話をしてみる。でも、復調の兆しがないと、いっそこのままにしておこうか、となげやりになってしまう。まるで、一旦はらはらと泣き出したら止まらない女性を前にして戸惑う男性のような気持ちになる。(もちろん、逆もまた真なりです)

後々そんな気持ちになるのがわかっているのなら、いっそ買わない方がいい。でも、そんな気持ちにならないように、世話をすればいいじゃないか、とも思う。

私が、レモンの木なんて。

ちょっと、また考えよう。




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