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 新しく取り組んでいることもあり、しばらくは思春期以降の若者の発達、成長援助について書いてみたいと思います。

 幼児期や学童期の子へのサポートはなんとなくでも増えていて
確実に子どもが見違えるほど発達し、変わっていく関わりが見えてきていますし、そういう情報もずいぶんと浸透してきたのではないかと思う訳です。(早期発見、早期支援が進んできたってことでしょうか?)
けれど、思春期以降(私のイメージとしては中学2,3年以降だろうか?これも実年齢ではなく発達年齢が重要かも)の子どもたちへの療育的なサポートや教育の手立て、家庭内での関わり方などは相変わらず進んでなくて
サポートしてくれるところと言えば <就労>でのサポートしかないからです。もちろん自立支援とかもあると言えばあるのですが、そのサポート対象になる障害様である若者はどれくらいいるのでしょうか?
軽度発達障害を抱えている若者たちは、プライドもあるし、高校、大学、或いは専門学校なんかに進む人も少なくないのです、
そしたら、やっぱり「就労」サポートってなってサポートが極端に少なくなるんです。
でも、いつもお話するんですけど、お仕事することは生きることの一部分で全部じゃないと言うこととお仕事するために獲得しておかなければならないスキルはたくさんあって、そのどれを追っかけて獲得するか?
あるいは、獲得しなくてもこの子の他の能力がその獲得できていないスキルを補える程だから・・・。とか。
簡単に、一概にみんな同じようにサポートするわけではないのですよ。
そう言うこともあって、少しでもヒントになればと綴っていくことにします。

 お話する対象としては、あくまでも軽度発達障害、軽度知的障害、そして、ADHDや知的ギフテッドと言ったところの境界域にいる若者たちです。
どちらの世界でも生きることができる可能性を持っている人たち。
だから、どちらの世界を自分の生きる世界とするか?の選択が難しいのです
個々それぞれ個性や特性も違うので、
簡単にラベリングはできませんけれど。
本当はラベリング嫌いですけど・・・。

まずは、その子のキラッと光るところを見つける為にはどうすれば良いか?
一番身近なお父さん、お母さんは
その子のキラッと光るところが即答できますか?
できるのでしたら、もう安心。
そこをひたすら磨き続けてください。
より輝くように、より多く輝くように、
磨いて磨いて磨きまくってください。
だれが何と言っても。(笑)

ココで注意してほしいことは、「キラッと光る」部分をどう見つけるか?
「キラッと光っていると思うポイント」としてどこに目星をつけるか?
てことです。

これには学校での教科学習の評価はあまり参考になりません。
それよりも日々の生活の中で垣間見られる
案外保護者の方など身近な人は「当たり前」と思っていて
実は「当たり前」ではなく評価に値すること。
教え込むことができないこと。
それは 内面的な成長に基づく個性であったりするんです。
だから、小さい時にはまだわかりづらいけど、
成長して大きくなった時に、
やっと評価してもらえるようなポイントになるのです。

ある程度アイデンティティが確立されてきて個性が顕著になってきた頃に
キラッと光るポイントも見えてきます。
最初はキラキラしていないから見つけづらいかもしてませんが、
経験値や認知能力など様々な能力、スキルが獲得されていくと
「あれ?ちょっとここ磨いたら光るんちゃう?」
って感じで見えてきますので、
そこをどんどん評価して
そこを活かす生き方を模索させてあげてほしいです。
世の中に今あるものにキラッと光るところを合わせようとせず、
あくまでもキラッと光るところをもっと光らせてあげること。
すると、その前に道が拓けてきます。
このキラッと光るところを磨くって作業は、
その子に<努力や工夫>をしてもらうことになります。
これ、思春期の時にできてほしい。
今は、誰でも、どこかに受け入れてもらえる場所はあります。
「不登校」とか「発達障害」とか言ってそういう子たちを積極的に集めている場所はわんさかありますから。
高校だって通信制高校で卒業資格なら取れますから。
でも、その先の社会に出た時、
「こんな社会も捨てたもんじゃないな~。」と感じるのか
それとも「極寒の吹雪の中」と感じるのか
は、それまでの<努力と工夫>にかかっているのです。
年齢、発達に応じた適切な努力、必ず必要です。

私の表現はいつもファジーなので、わかりづらいかもしれません。
けれど、話の根幹には必ず具体的なエピソードがあって
それを基に綴っています。
次はもう少し具体的に 
順を追ってもう少し具体的にお話していきますね。

早期支援のタイミングを逃がした親御さんの為に。
或いは、その時期関わっている学校の先生方の為に。

では、次回。


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