maquia

フランスに3年在住後、2020年に帰国。Webライターや通訳翻訳などをしています。日仏…

maquia

フランスに3年在住後、2020年に帰国。Webライターや通訳翻訳などをしています。日仏英語とイタリア語を話し、気になることはとことん知りたいオタク気質。興味のあることを書いていきます。

最近の記事

深夜のパトカー事件、ニースはヤバい所です

先月だったか、深夜に窓から青い光が入ってきて目が覚めました。 雨戸のすき間からのぞくと、パトカーが何台も停まってる! 何事? ドラッグの売人や常用者を検挙しているようでした。ひえー! ニースでも治安のよい地区に住んでいますが、夜間は無法地帯と化すようです。 同じアパートに住むフランス人マダムいわく、 「あら、知らなかったの? この辺はドラッグ関係者のたまり場よ! 夜中に注射器売りのトラックが来て、買った人たちが隣の専門学校(夜間は無人)の庭に忍びこんで注射して、朝方

    • 鴨長明「方丈記」とミニマリスト

      平安時代末期~鎌倉時代の元祖ミニマリスト、鴨長明! 約5.5畳のワンルーム「方丈庵」に住み、しかも庵は分解して車2台で運べるモバイルハウスだったと言うから驚きです。 趣味の楽器、琵琶と琴は折り畳み式。筋金入りですね。 狭いながらも、念仏のスペースと趣味のスペースはついたてで分けて、粋な暮らしをしていたようです。 この方丈庵で書かれたのが、日本古典三大随筆として有名な「方丈記」。 ~行く川のながれは絶えずして、しかも本の水にあらず。よどみに浮ぶうたかたは、かつ消えかつ結びて

      • ありえない! ニースの社会保険事務所が郵送でしか書類を受け付けない理由

        ニースの社会保険事務所(CPAM)に書類を提出しに行った時の話です。 建物の入口で、セキュリティのいかついお兄さんに「ボンジュール、マダム。ご用件は?」と聞かれました。 書類を持参しました、と言うと、 「マダム、すみませんが、書類は全て郵送していただくことになっています。」とのこと。 Googleマップのクチコミで、書類提出用のメールボックスが廃止されたことを知っていたので、聞いてみました。 「以前はメールボックスがあったそうですけど、なぜ廃止されたんですか?」 「そ

        • ニースの路上が、犬のフンだらけな理由を検証してみた

          ニースでは残念なことに、観光エリア以外の道が汚すぎます。海沿いのプロムナード・デ・ザングレ、1本裏のマセナ通り、旧市街、メインストリートのジャン・メドゥサン通りは、清掃車&清掃マンが毎朝きれいに掃除していますが、それ以外のエリアでは犬のフンにご注意! 一応、犬のフン放置は罰金最高450ユーロなのですが、取り締まっているところを見たことがありません。 歩道の隅の方に申し訳なく放置されているのならまだ許容範囲ですが、歩道のど真ん中に堂々と放置です。また、わざと曲がり角にフンを

        深夜のパトカー事件、ニースはヤバい所です

        • 鴨長明「方丈記」とミニマリスト

        • ありえない! ニースの社会保険事務所が郵送でしか書類を受け付けない理由

        • ニースの路上が、犬のフンだらけな理由を検証してみた

          20年前のフランスで衝撃を受けた、ミニマリストとシェアハウスの原点

          日本では数年前から、ミニマリストになる人やシェアハウスに住む人は増えていると思います。 ミニマリストやシェアハウスの情報を見ていて、20年前フランス留学中につきあっていた、元彼(フランス人)を思い出しました。 彼はシェアハウスの2部屋を借りて、寝室とリビングにしていました。特に友人でもない人たちとアパートをシェアするのは衝撃的でした。調味料や洗剤など共同の消耗品も、それぞれが交代で買っていました。車が必要なときは、車を持っている友人に乗せてもらったり、車を借りてカーシェア

          20年前のフランスで衝撃を受けた、ミニマリストとシェアハウスの原点

          フランスでゆるミニマリスト生活(家具家電つきアパート)

          実は私は、ミニマリストなんです。(カミングアウト!)厳密に言うと、家具家電つきのアパートに住んでいるので、ゆるミニマリストですが。 2年前に渡仏してニースに住み始めた時の荷物は、 ・機内持ち込みサイズのスーツケース1個 ・ボストンバッグ2個(レスポートサックのラージウィークエンダー) におさめて、約30kgでした。 (ターキッシュエアラインで追加料金なし!) リゾート地のニースでは、賃貸物件は夏の間旅行者用(Airbnbなど)と化してしまうことを知らず、友人宅や間借りの部

          フランスでゆるミニマリスト生活(家具家電つきアパート)

          noteのテーマを変えます。

          こんなに更新の少ない私のnoteを見に来てくださって、ありがとうございます。 フランス・ニース生活のストレス解消として不満ばかり(笑)書いてきましたが、趣向を変えたいと思います。 フランスやニースに限らず、好きなこと、楽しいこと、興味があること、やりたいこと、行きたい場所などを、ブログやエッセイのように自由に書いていきます。好奇心旺盛で多趣味(悪く言うと飽きっぽい)なため、テーマに一貫性がなくなりますが、広く浅く、楽しんでいただけたらと思います。 時々、私が人体実験をし

          noteのテーマを変えます。

          フランスの賃貸アパートの家賃は毎年値上げが基本

          フランスで賃貸アパートを借りる際に、注意しなければいけないことがあります。 それは、契約書に記載があれば、契約書の更新時期に、法律の範囲内で家賃を値上げしてもよいということ! しかも、家主は過去に値上げしなかった分を、1年分まで遡って請求してもよいことになっています。以前は5年まで遡れたというから、トンデモナイ法律です。 ジレジョーヌ(黄色いベスト)のデモに象徴されるように、経済状況は悪化しているのに、フランスの物価は毎年少しずつ上がっています。よって、家賃も値上げの対

          フランスの賃貸アパートの家賃は毎年値上げが基本

          鳩を撃退? ダミーのカラスを作ってみた。

          ニースではカラスをほとんど見かけません。そのせいか、鳩(ドバトとシラコバト)がやりたい放題です。家のバルコニーの向かいの街路樹に巣があるらしく、バルコニーにシラコバトが休憩と見張りにやって来て、フンに悩まされていました。夏の間はほとんど来なかったのですが、最近またフンで汚されるようになり、今度の犯人はドバトのカップルです。 フン掃除はもうこりごり! ついに鳩よけスプレーやジェルを買わないといけないかな、と思ってネットで検索していたら、バルコニーの手すりに設置するダミーのフ

          鳩を撃退? ダミーのカラスを作ってみた。

          ニースの手強い蚊と、フランスの蚊取りの成分を分析してみた。

          セミの鳴き声は風情があってよいものですが、夏の虫と言えば、蚊もいます! 温暖なニースでは、5月から10月頃まで蚊が多く、網戸はありません。 ニースに出没する主な蚊は3種類います。 イエカ:いわゆる蚊で、茶色っぽく、全長1cmと大きめです。5月~10月頃の朝と夕方、夜に活動。夜電気を消して寝ようとすると、耳元にプ~ンとやって来ます。耳障りな割には刺されてもそれほどかゆくなく、15分程度でかゆみは治まります。 シマカ:全長5mm程度と小型の、黒と白の縞模様のヤブ蚊。フラ

          ニースの手強い蚊と、フランスの蚊取りの成分を分析してみた。

          ニースのセミの鳴き声は?

          南仏では幸運を呼ぶとされ、陶器やテーブルクロスなどお土産品のモチーフにもなっているセミ。ところが夏のニース市街ではセミの声がほとんど聞こえません。ニースにはセミがいないと思っていました。 2週間ほど前から、ニース中心部でかすかにセミの声が聞こえるようになりました。緑豊かな高台のシミエ地区から下りてきたようです。今年の夏は熱波で暑い週が6月と7月下旬にあったものの、8月でももう日中の最高気温が30℃を切っており、セミにも過ごしやすいのでしょうか。 ニースのセミは日本のセミの

          ニースのセミの鳴き声は?

          ニースの素敵なベンチの実態

          ニース中心街の、パリを思わせるプラタナス並木の大通りにあるベンチ。写真で見ると、ヨーロッパ感満載の素敵なベンチなのですが、今回はその実態をリポートします(笑) 道端にあるベンチなので、「誰でも」無料で利用できるところがポイントです。 すぐ近くに専門学校があり、始業前や休み時間、ランチタイムには学生さんが利用します。 夕方、ショッピングカートを引いたおばあさんがやって来ます。少し遅れて、仕事帰りの中東系のおじさんが来ます。 夏休み中は、専門学校の授業がなく、利用者が少し

          ニースの素敵なベンチの実態

          ガイドブックには載せられない、ニース旅行で驚く10のリアル事情!

          南仏コートダジュールのリゾート地ニースといえば、美しく青い海と空、恵まれた温暖な気候、華やかなカーニバルというのがガイドブックの決まり文句ですが…… ここでは在住者の視点から、そのリアル事情を暴露します! 旅行でニースを訪れる方、ガイドブック通りの美しいイメージを壊されたくない方は、ブラウザの「戻る」ボタンで戻られることをおすすめします。 それでもあえて、真相を知りたい方は以下にお進みください! 1. アルプスを越えると、そこはアフリカだったナポレオンは「ピレネーを越え

          ガイドブックには載せられない、ニース旅行で驚く10のリアル事情!

          ニースの光! と、影…。

          ニースと聞いて思い浮かべるのは? 南仏コートダジュールの、どこまでも青い海と空。年中温暖で晴れの日が多い恵まれた気候と初春のカーニバル。マティスやシャガールなどの巨匠も愛した街。かつてはヨーロッパの王族や貴族の避寒地、現在はセレブなビーチリゾート。おしゃれな南仏マダム達がロゼワインを片手に語らう…。 日本のメディアで紹介されるニースのイメージは、このようなものです。でも、憧れのニースに到着してみたら、何か違う! と思われる方は多いと思います。 確かに「観光エリア」は

          ニースの光! と、影…。

          フランス・ニースより、はじめまして。

          はじめまして。フランス・ニース在住のMaquia(マキア)です。 令和元年に新しいことを始めたく、初noteしてみました。 現在Webライターとしてニースの旅行ガイド記事を書いていますが、旅行ガイドには書けないニースの裏情報(光と闇)をnoteで書いてみたいと思います。 また、語学学校スタッフの経験を活かしたフランス語学習のコツや、元バックパッカーの経験を活かした海外旅行術なども書いていきます。 私の記事が皆様のお役に立てば嬉しいです。フォローやサポートは大歓迎です!ど

          フランス・ニースより、はじめまして。