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大手企業、スタートアップ企業に告ぐ!成功事例に学べ!
トークの中でベンチャーの成功事例でよく比較に出しますが、名刺管理のSansanは大成功企業の1つですね。あそこまで突き抜けたのは良いモデルです。今更ながら私なりの分析を書きます。多分間違いも多々ありますがヒントにはなると思います!
成功理由
1.強豪多数の戦略
2.お金の使い方
3.まとめ
1.強豪多数の戦略
名刺管理ソフトは大人数が何度もビジネスで使う名刺をデジタル化する非常にビジネスとして旨味のあるモノです。言わばIT化の漁場ですね!元々、私は携帯がスマホになってからアプリマニアだったのもあるので名刺管理は個人スマホの個人アプリを利用してました。(それ以前はROLODEX!知ってます?!)
その当時でも他社アプリはほぼ無料でOCR(文字認識)も使える素敵なサービスだと思ってました。ただ、同時に個人携帯に会社データで得たデータを入れる危うさを感じました。その頃、名刺管理アプリは乱立の兆しも出てる頃にTVCM戦略に売ってでたSANSANです。この頃は他の名刺管理アプリもインターネット広告とか様々な広告戦略を取ってきた感じがしました。もう一つSANSANが力を入れてたのはビックサイトなどのイベントです。これも大手に引けを取らない大規模ブースで色々な所でお見かけしました。ただ、イベントは他の会社も出展していましたが規模はSANSAN程では無かったです。
2.お金の使い方
2016年ごろはVCもようやく世間に浸透してきた感じがでた時期でもあるので、この辺りはSANSANは良い感じでキャッシュを持っていたんだと思います。VCの潤沢な資金がないとあそこまで広告料注ぎ込めませんからね。2016年とか、かなり初期から私の会社もSANSANを導入しました。導入初期のSANSANサービスは結構酷くて(スイマセン!)スキャナーでスキャンしても1週間位登録されないというサービスでした。(画像は認識されます。)スマホで今まで撮っていたのにスキャナーで、しかも即OCRも無い何て!と驚きました。恐らく私が総務だったら採用見送ってましたwその時は裏方が手入力でやってだそうです(支援でOCR)。
お金を下記に掛けたと言う事です。
•TV CMやイベント費などの販促(認知)
•手作業の裏方(アナログで作る未来感)
販促費はそもそも会社の決裁権者は年配の部長であったりしましすのでTV CMの効果は絶大だったと思います。流行りの「名刺をクラウド管理」などIT化の波で私の嫌いな単語「クラウド」がバズってましたからね。
名刺って相手の分身だ!とか言われて学んできた世代には手作業の確実性が刺さったと思われます。技術的には名刺に日付や人の特徴を書く人もいたので手作業は必須だったのかも知れません。それをデジタルで解決せずアナログ力で突破したのが成功したんだと思います。もし、手書き排除や精度アップのOCR技術を待ってから大規模セールスをしていたら業界構図は変わっていたかも知れませんね!
まとめ
現在も抜かりない大規模セミナーなど顧客の心をガッチリ掴んでいるのもありシェア9割以上と言う一人勝ちです。この手のアプリで漁場と書きましたが普通は業界1位2位が儲かり、かろうじて3位が食っていける位が通常の構図ですが、完全単独1位になったので日本の名刺会のGoogleと言っても良いと思います。ユーザー側も一社勝ちの方がDXも進みメリットが出ると思いますので、これからもSANSANサービスには期待してます!
ベンチャーは資金の使い方を学び、大手企業もスピード重視で見切りでアナログでサービスリリースも必要ですよ!
本日は以上!
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