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40名が参加するコミュニティを運営して。面白いものを生み出し続けるには?

面白いと感じたものに人が集まり、その場で企画が決まっていくような空間を作っていきたい。

リラックス・ワクワクできる空間作りにこだわり、1度に40名の新卒~若手の好奇心で溢れた人たちを動員するまでに成長したコミュニティ "若手祭"。仕掛けの裏には、発起人が葛藤してきた境遇と面白いものを生み出し続けたい原動力が秘められていました。


人と情報の交流

普段はIT企業にて働く傍ら、「人と情報の交流」をコンセプトとした若手祭の運営や旅行系イベントの企画など、コミュニティ作りの活動を行っています。

特に力を入れている若手祭はこれまで4回の開催を実現し、facebookページ登録者数は約200名、1回のイベントにつき参加者が30~40名ほど参加者が集まる、好奇心が旺盛で向上心がある人たちで集う新卒~若手コミュニティになっています。

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Kちゃん
本業はIT系の会社で働いており、副業としてコミュニティ形成を行う。20代はひたすらやったことがないこと、興味があることを行っていく。
共感してくれる方は是非飲みにいきましょう、企画を立てましょう。
顔を出せないのは不細工だからではなく、会社にばれたくないから。顔はTHE平均点と自負。


好奇心が刺激される「プレゼン」の時間

若手祭では参加者が交流しやすいようにリラックス・ワクワクできる空間を作ることを心がけており、特に「会場・音楽・人」の3つの設計にこだわりを持っています。

人工芝が張り巡らされているような、リラックスできる空間を提供できるように会場を選んでいます。流れる音楽にもこだわりを持っていて、アーティストをお呼びして弾き語りをしてもらう演出をしています。あとはそこに好奇心が旺盛で向上心が強い人たちが集い、楽しい時間を自然と作ってくれます。

若手祭のメインコンテンツの一つに、参加者のプレゼンテーションの時間があります。1人につき5分の時間が与えられて、自分の好きなことや発信したいことを参加者の前でプレゼンすることができます。過去には、香水が好きで製品についてアツく紹介してくれたり、星空を眺めるのが好きで星の魅力について語ってくれたり.....。個性に富んだ、刺激的な時間が数多く生まれました。

自分の好きなものやこだわりを、誰かに聞いてもらう機会って実はそんなにないんじゃないかな。もっと一人ひとりの個性が尊重されて自信を持てる人が増えたらいいなと思うし、こだわりを持ったプレゼンを聞くことで好奇心が刺激されていく。そんな空間があることが、誰よりも僕が面白いなと感じています。

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違和感だった、閉鎖的なコミュニティでの原体験

学生時代は地方の大学に通っていたのですが、大学内のコミュニティだけで完結してしまうことに違和感を持ちました。大学内のメンバーで様々な活動はしていたのですが、視点や価値観が似ている人たちで集っていたのでアウトプットが想像を越えず、活動が閉鎖的になりがちだった。

会社での組織環境も近いのではないでしょうか。週5日大体同じ職場・人間関係・仕事内容で日常を過ごしていく。面白いことを考えていても会社内で発揮する機会がない、ノウハウを蓄積しても会社内でしか活かすことができない

若手祭のコンセプト「人と情報の交流」を掲げる動機はここにあります。今まで関わってこなかったような人たちと触れる、その人たちのプレゼンで想いやノウハウを聞くことで刺激を受ける。新しく面白いことを生み出すために、「人と情報」が循環していくことは不可欠なのではないかと思い、若手祭を運営しています。

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イベントを運営し始めた当初は、参加者が5名ほどしかいないということもありました(笑)活動を知ってもらうこと、知ってもらった上で興味を持ってもらうことの難しさを痛感しました

諦めずに愚直に続けていくと徐々に認知されるようになり、今では各回30~40名ほどが参加してくれるイベントに成長しました。「必要としてくれる人たちがいる」ことを身をもって学び、大きな自信になりました。コミュニティを作る上でのコンセプトを大切にし、とにかく行動を継続して発信し続けた賜物かなと思います。


新しく面白いものを企画し続ける

若手祭の今後として、更に強固な人と情報のプラットホームにしていきたいです。参加者のプレゼンを聞いて、面白いと感じたものに人が集まり、その場で企画が決まっていくような空間を作っていきたい。良質な情報を届け続けたいな、という思いがあります。

若手祭以外の活動として、非日常から刺激を体感できるような機会を提供するために、キャンピングカーを貸切って旅に出かけるイベントを企画したり、barを貸切って毎月第二木曜に人が集えるような機会を企てたり。ただ面白いことをしたいだけですね(笑)

将来的に「こうなりたい」というビジョンは明確に持っていません。誰かが必要な時にアウトプットができる場所がちゃんと用意されている状態を作りながら、新しく面白い企画をどんどん生み出していきたいです

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話し手:Kちゃん

取材 / 執筆:はやし。

《家族支援 / 生き方取材ライター》
(株)LITALICOにて子どもと親御様双方を支援する教育事業に携わる傍ら、取材 / ライター活動やコーチング事業も行う。執筆歴メディア:『保育士BOOK』『Dressy』他

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#lifestory
『取材での対話と発信を通じて "その人の生き方" に光を灯すインタビュー記事』
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