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【一般開放イベント】知っているだけで実生活に役立つFP知識の徹底解剖!

10月から入会したSHELikesの姉妹(?)のようなSHEmoney主催のイベントに参加した!

私が得意なことは授業のノートをわかりやすくとることだからイベント見るときはこれからも纏めながらとることにした☺︎

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そんな第1弾!
FP3級を取ってからずーっと心の奥で2級取りたいなあと思っていたから、またやる気を出させたいと受講した今回のイベントです。

はじめに

お話ししてくださったのはお二人。

1人目の登壇者は日本FP協会の中原哲さん。

中原さんは最初は自主的にFP資格をとったわけではなく、新卒入社の会社から半ば強制的に資格取得を促されたそうですがそこでの仕事で出会う人の悩みを聞くことでFP知識で手助けをしたいと思われたそうです。

2人目の方は同じく日本FP協会の楠井奏子さん。

楠井さんはご自身のライフイベントで経験したことをもとにどんなふうにFP知識が活用できるかをお話ししてくださいました。

資格体系〜活用事例まで!FP資格の徹底解剖!

①FP資格とは

ファイナンシャル・プランニングの略。

目的は個人のライフデザインに基づくライフプランを達成すること。
その手助けをするのがファイナンシャルプランナー。

FPで学ぶ知識は日々の家計管理から相続まで多岐に渡っている。
FP知識を身につけていることで、自分が今必要としているお金に対して具体的な行動を身につけることができる。

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今、FP知識の需要が高まっている。

その理由は人生100年時代が大きく関係している。

一昔前までは人生80年時代だったけど、今は人生100年時代。
つまりリタイアしてから生きる年数も増えている。
そこで考えられるのは老後の資金について。

最近では ” 老後2000万円問題 ” というのがあった。

これは『持ち家を持っているリタイアして年金を受け取っている夫婦だけの子供が独立している世帯』を想定している。

この世帯では毎月約55,000円赤字になるという統計が出ている。
これらから平均余命を考えると年金以外に2000万円必要になる計算に!

このことから老後に不安を抱く人が増えた。

また老後のことだけではなく、昔みたいに結婚して子供が増えて〜というライフスタイルだけではなく独身でいたり海外に出たり、人生これからの人たちのライフスタイルも多様化している。
→ライフスタイルのロールモデルが、ロールモデルではなくなっている時代は自分で自分の生活を知って形成していく必要がある!

これらのことからFP知識は需要が高まってきている。

それを示すようにFP受験者は年々増加傾向である。

②FP資格の種類

大きく分けて2種類ある。

  1. FP技能士(国家資格)
    これはきんざい(一般社団法人金融財政事情研究会)と日本FP協会が試験を主催している。
    3~1級まであり、それぞれの技能検定を受験して合格すれば取得できる。

  2. AFP / CFP (日本FP協会)
    上記のFP技能士合格だけではなく日本FP協会が主催するAFP認定研修を受けることによってまずAFPに認定される。
    有効期限は2年で、研修を受けて更新することで名乗り続けることができる。毎月新しい情報としてFPジャーナルが刊行される。毎年6月は税制改正について。
    会費は入会金が10,000円 / 年会費が12,000円。
    簡単にいうとCFP・AFP資格 = FP技能士 + α !

③FP知識の学び方

試験は年に3回。
学科・実技があって級ごとに解答方法が違う。
合格基準は60%

2,3級は同時受験できるけど、1級は同時受験はできない😳

-解答方法-


・3級
 学科・実技共にマークシート。
 平均合格率80%超えている→挑戦しやすい!

・2級
 学科:マークシート / 実技:記述
 合格率:学科約45% / 実技約58%
 →2級に合格するとお金に関する知識がかなりついているレベルになれる!

・1級
 学科:マークシート&記述 / 実技:記述(日本FP協会)or口頭試問(きんざい)
 合格率:学科約10%!
 →学科合格したら実技が受けられるから実技の合格率は約90%!

-きんざいと日本FP協会の違い-

試験はきんざいでも日本FP協会でもどちらでも受けることができる!
→違いは実技の内容。
 どちらで受けても優劣はないが、自分の仕事や使いたいと思っていることに沿えているかで選んでもいい☺︎

-おすすめの勉強方法-

・過去問をひたすら解く!
 テキストの内容は法改正のタイミングで変わる。→基本的には年度ごと
 全ての内容が変更されるわけではないので1~2年だったら全く使えないテキストになるわけではない。
 しかし、変わっている箇所ももちろんあるのでできるだけ買ったテキストの年度に近い試験を受けるのがおすすめ。
 法改正したところだけ見れるアプリとかもある。

④FP知識の活用事例

ここからは『住宅購入』・『教育資金』の活用事例についてお話ししてくださいました。

活用事例1:住宅購入

<役立つFP知識>
・税制優遇制度
・住宅ローン関連
・購入前、購入後に必要な諸費用の計算

いくらまでなら無理なく返済できるかを考えるのが重要。
悩むことはたくさんあるけど困ることは少ない。

<悩み>
この場所にいつまで住み続けるのか
賃貸なら家賃はどのぐらいかかるのか
購入ならほしい物件はあるか
家族が増えたときどうするか

お話ししてくださった楠井さんの実体験をもとにお話ししてくださいました。
そこで悩みを踏まえた上で、楠井さんが2015年(楠井さんの長女さん保育園入園のタイミング)に住宅購入を決めたポイントは以下の通りです。

・夫婦共に家賃補助がない
・ローンの返済額よりも家賃の方がお金がかかりそうだったから
・2人一緒に保育園を転園するのは難しい(このとき2人お子さんがいた)
・家族計画として3人子供が欲しかったので、最低10年は引っ越しできないと考えた
・住宅ローン減税の上限が上がった
・消費税率が2019年10月に10%に上がる

<住宅ローンの組み方(検討したもの)>
ペアローン
 夫婦それぞれでローンを組むので、それぞれで減税を受けられる
 →しかし楠井さんが育休だったので、収入がなく減税のメリットをそんなに受けることができないかもと考えこちらは断念。

連帯債務者になる
 一人がローンを組み、もう一人が連帯債務者になる。

・連帯保証人になる
 上記と同じように一人がローンを組み、もう一人が連帯保証人になる。

◎夫一人でローンを組む
 万が一があった場合、団体信用生命保険に加入するので死亡保険金が銀行に支払われる。よって残債0になることで問題ないだろうとこれに決めた。

<借入金額の検討>
・頭金
 すごく重要

銀行から融資を受ける金額によって金利が変わる。
楠井さんの場合頭金100万円上乗せした場合、金利が下がった。
 →100万円増やした場合とそうでない場合では試算すると総支払額は約945,000円も変わる!

<今後活かせること>
金利の選択肢(変動金利 or 固定金利)
 その時の世界の経済情勢などによって自分で選択をしていく必要がある。→そしてどちらが今の自分に有利なのかを絶えず検討していくことができる知識を持つことの重要性を知ることが大事。

繰上げ返済をいつ、いくらするのか
 ライフプランに応じて変えていく必要がある。これも上記と同じ。

リフォーム、相続、売却など
 購入の後もあらゆる選択肢があり、これらの検討・決定ができることが重要。

活用事例2:教育資金

<子育て関連のFP知識>
・誕生前後に支給されるお金の知識
・児童手当の活用
・進学プランの検討
・奨学金、教育ローンの検討
・贈与関連の知識

教育資金の準備がいくら必要かをデータやキャッシュフロー表をもとにざっくりでも考えられる。

<悩み>
・公立に行くのか、私立に行くのか
・習い事にかかる費用
・進学先の選択肢によってかかる費用
→いつどのくらい必要か可視化できることが重要!

<準備方法>
・児童手当を貯める
・積立定期預金
・学資保険
・積み立ての投資信託

-1人目の場合-
低解約返戻型終身保険
・教育資金だけでなく老後資金にも対応できる
・積立額より確実に多く戻ってきてほしい
・万が一の時にも子供に残すことができる

-2人目の場合-
学資保険
・3歳差だったのでお互いの中学、高校の入学時期が被る

-3人目の場合-
積み立てNISA
・しばらく大きな出費はない
・生活防衛費は確保できている
・学資保険でリターンが得られない時期

<今後活かせること>
・保険やNISAの解約などのタイミング、検討
・奨学金の利用
・こどもへの金銭教育
・住宅ローン繰上げ返済との兼ね合い
→キャッシュフロー表が役に立つ

-おまけ-

<資産形成のためにやっていること>
・ふるさと納税
・財形年金貯蓄
・確定拠出年金のマッチング拠出
・食材宅配業者への毎週の出資
 →少ない金額でも払い続けると配当がもらえる

知識があれば取り組める幅が広がる、飛び込める!

FP資格を取得してよかったこと

キャッシュフロー表が作れるようになった!
 家族構成、収入、支出の他に夢や目標を記入する。
 定期的に見直し、修正して可視化する。
 日々のお金の心配や将来への不安が軽減される。
 →お金の面で生きやすくなる

人生が自分が望むように形作ることができる!
 知識が増えると視野が広がりより知識が増える。
 知っているものが増えることで見えるものが変わり、新知識が増えていく。

まとめ

・人生100年時代となりFP知識のニーズが高まっている
・FP資格には更新制度のあるものとないものがある
・FP知識は人生のあらゆるライフイベントで活用できる
・FP知識を身に付けることで、人生をより豊かにするための最適な選択ができるようになる

イベントを受講して

3級をとると、満足してしまったところがありなかなか次に向けて行動できず時間だけが経っちゃった…(笑)

3級をとったことでたくさんの知識が増え、視野が広がったことを実感しているのは確かなのでこの機会に2級を学んでいくぞ!

FPを取ってできることが知識を増やすことしか知らなかった私に取って、今回のイベントは活用方法も学ぶことができて俄然意欲的になりました!

1月は仕事の繁忙期とかぶってしまうので、次の5月には必ず受ける!

たのしかったです、ありがとうございました☺︎♡

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