【趣味コン⑤】 本当の人狼は私たち、女性陣の裏トーク

いや〜、人狼ゲームって面白い。
いいプレーする人は３割増しでかっこよく見えちゃう。

相変わらず参加者はアラサーばかりで、アラフォーの私はもはや見物人だったけど、好感を抱いた男性が２名いて、Mちゃんに告げると「私もです」と、彼らとしっかりLINEを交換した。私のスマホの充電は切れていた。

帰り際、宇宙コンにもいた女性に近づき、
「すみません、午前中なにをしていましたか？」
と意味深な質問をしたら、私の顔を見て「あーー！」と思い出し、すぐに状況を察した。そして爆笑。「やっぱり？」「ですよね」

彼女も、宇宙コン男性陣の羊っぷりに不満が残り、このまま一日を終わらせたくないと、人狼コンをハシゴしたのだという。
駅も違うし、その日の趣味コンはほかにもたくさんあったのに、また会うなんて無駄に奇跡的である。

ついでに例の理系Sくんの印象を聞いてみた。
「話を聞いている分にはいいんだけど、ちょっと・・・」
露骨に嫌そうな顔をする。
「私、職場が理系で、ああいう系が周りにたくさんいるんですよ」
 “ああいう系”・・・。恋愛において理系がマイナスに語られるのを知ったのは、最近のこと。ソーシャルアパートメントでK男という人物に出会ってからだ（追い追い記述したい）。

Mちゃんは人狼コンで気に入った２人の年齢、職業、学歴をその日のうちにLINEで聞き出し、以下の報告をよこした。

１人目：27歳／国家公務員（警察庁勤務）／大卒
 ＜感想＞
職業に国家公務員を選ぶような安定志向の男性が嫌い。しかも私が年上だと知ったら急に態度が冷たくなった。なし。

２人目：32歳／IT企業事務職／専門学校卒
＜感想＞
こんなこと言いたくないけど、やっぱり大卒がいい。ゲーム中は頭がいいと思ったけど、仕事は知的労働じゃなかった。ご飯に誘われたけど断った。

なかなかに厳しい。Mちゃんのストライクゾーンは狭い。

私の収穫はというと、クソつまらない二次会を我慢してゲットしたSくんのLINEのみ。なのにSくん自体がすごく不評なのが残念。

後日、試しにメッセージを送ってやりとりしたところ、やはりどことなくK男に似ている・・・。言葉は一つも間違っていないのに、何かが変なのだ。

＜つづく＞
※このnoteに書いていることはすべて実話です。