見出し画像

【我が子へ】スパルタ母の片鱗を見せつけているけれども

こんにちは!こんばんは!!まにょです!!!

最近のまにょは一心に

出汁を求めています。

(なんですか急に)

妊娠の影響なんでしょうか。とにかく出汁が飲みたい。出汁に浸かったなにかをたべたい。うどんとかそばとか、美味しい出汁の海に浸かったなにかを食べたい。食べた過ぎてYouTubeで「うどん 出汁」等と検索し、いかにもプロの料理人っぽい男性の動画を参考にして出汁を作り、ぐびぐびと飲み干している。

「出汁をよこせ!!!!!出汁をよこせ!!!!!!!」と新たなスタイルのカオナシへと変化を遂げている。

出汁を・・・ください・・・・・・


そんなまにょはまだまだ妊娠8周目の妊娠新参者で。お腹の中の我が子が動くわけもなく、「本当にお腹に生命が宿っているのか・・・・・・・?」と疑心暗鬼の日々を過ごしています。

でも、おっぱいが張っていたり、お腹がすくと得体のしれない胃腸の不快さに襲われたりと、「いつもと違うなにか」を常に感じている。

別にこの症状が我が子が生きている証拠になるわけではないけれど、「なにかしらの変化が身体にありますよ」という合図は私を安堵させてくれる。こんなにも乳に感謝したことはない。乳、お前が私に痛みを届けてくれているおかげで私は安心だよ。君にそんな役割があっただなんて知らなかったよ、乳。

最近は、ネットで妊娠に関する情報を収集するのをやめました。

情報の収集は、私を不安の渦へ巻き込む行為でしかない。安堵は乳がくれるのだから、私は私の身体しか信用しない。

私はこのトツキトウカという貴重な我が子との時間を、不安に怯えて過ごしたくはない。命が宿った尊さ、喜び、希望に溢れた時間を過ごしたい。時に愛が故に生まれる不安が仲間入りしてもいいのだけど、不安に支配はされたくない。

今後どんな結果になろうと、私は今、私以外の命と一心同体で過ごせる貴重な時間を送っているのだから。それに私には乳がついている。(さっきから乳乳しつこいですね)
どんな結果になろうと、この尊い時間が人生にあったという事実は変わらない。

最近、お腹の子にふいに話しかける自分がいる。

「体調はどうかね」
「もう1cmくらいにいはなってるんかの?」
「無事に育ってておくれよ」

などなど。優しく我が子がいるであろう付近を撫でながら声をかける。


無事に育っておくれ。そして来年の2月に会おう。

この声かけが叶いますようにと、私は健やかな生活を送ろうと努力する。しっかり眠るようにするし、どれだけ胃腸に不快感があってもなにか食べようと努力する。(吐いたりはしないから全然食べれる)


でも、私は愛情が深くないのか、ただのスパルタなのかわからないけれど。

我が子に対し、

「母も頑張るから、あなたも頑張りなさい。」

と思っている。結構本気で。


「愛おしい・・・・・・・何があっても守ってあげる・・・・・✨母が頑張るわ・・・・・・・✨」なんて声かけをしてあげたいし、何があっても守ってあげたいという気持ちにはなっている。

だけど、こればっかりは私一人の力では成し得ない。

私が頑張り、我が子が頑張る。

私達は一心同体なのだから、2人で頑張らねばならない。

私一人頑張っても、我が子が「もう無理です・・・(´;ω;`)」となればそれはもう無理なのである。


思えば我が子、至れり尽くせりである。

分厚い私の下っ腹という厚い壁に覆われ(痩せろ)、更には子宮というお前さん専用の部屋まで用意されている。どうだい、ベッドはふかふかであろう。しまいにはその子宮の中に「胎嚢」とやらの袋が用意され、その中で我が子はすくすくと育っている。しまいには我が子の周りは、羊水という液体であらゆる衝撃から守られているとな。そしてそして更にはの更にはで、栄養源として「卵黄嚢」というお弁当箱のようなものまで用意され、そこからある程度の大きさに育つまで無限に栄養が送られる。

胃腸の不快感に悩まされる私でさえ、愛しの出汁を手にするためには自分で出汁を作らないといけないというのに。我が子は無限の栄養を卵黄嚢から吸い続け、大きくなる。


書きながら我が子が羨ましくなってきたな。
(何を言ってんだ32才)


そしてそして、成長するための環境が整っているだけでなく、我が子には愛の環境も十分に整っている。


まずはうちの夫(๑╹ω╹๑ )。
自他ともに認める大の子供好きで、今から「俺子供産まれたら仕事いけるかな(๑╹ω╹๑ )」とそわそわしている。
毎日1日2回、「・・・スリ・・・・・スリ・・・・・(๑╹ω╹๑ )」と、本当に「スリスリ」とつぶやきながら私のお腹を嬉しそうに撫でている。何考えながら撫でてるの?と聞くと、「無事に育ちますようにって(๑╹ω╹๑ )」と、当たり前のように答える。正直、ここまでいい父になりそうな男性を私は見たことがない。

そしてうちの両親。
私は3人兄妹で、兄と妹はまだ結婚もしていない。つまり我が子が初孫である。
父は私が結婚するよりも前から、「孫をよこせ!!!!孫をよこせ!!!!!!!!」と、私よりももっと前にカオナシへと変貌を遂げ、結婚しろと圧力をかけてきた。孫がいない変わりに、父の甥っ子・姪っ子が生んだ子供をえらいかわいがっていた。あまりにも愛おしい目でその子たちを見るもんだから、「まにょちゃん・・・・・・・はよ孫生んだって・・・・・・」と謎にいとこから懇願されたこともあった。

母は母であるが故、何があるかわからないし出産の時が一番心配・・・・・・・といたって冷静ではあるけれど、孫の誕生を楽しみにしていることが手に取るようにわかる。

我が子は、うちの両親の溢れんばかりの愛情を一心に受ける保証がされている。初孫は受ける愛情はえらいもんだと聞いたことがある。うちも例外ではなさそうで、もうそれはそれは、服であってもおもちゃであっても、我が子が望むものであればうちの両親はなんでも準備するであろう。我が家では、「孫に近くにいてほしいが故に、実家の近くに家を買ってくれるのではないか」という話まで出ている。もしくは実家から遠く離れている私の家の近くに別荘代わりにマンションでも買うのではとさえ言われている。

それほど、「待望の初孫」なのだ。


そして義両親。
義両親にはすでに孫が4人いる。夫の兄と姉、それぞれの家庭に2人ずつ。
そのため義母は、「まにょちゃん、息子と2人で暮らしたかったら、2人で暮らしなさいね。お義母さんは、あなたたち2人が幸せならそれでいいんだから。」と、優しく笑っていた。夫(๑╹ω╹๑ )と似て大の子供好きである義父は、見れるものなら絶対私達の孫を見たいだろうと思う。だけど、義父からそんな話は私に一切してこなかった。おそらくだけど、義母が義父を制止していたのだと思う。「子供は授かりもの。みんながみんな授かれるわけではない。プレッシャーをかけては駄目。」と。

そんな、常に私達から一歩引いて見守ってくれた義両親だったけれど、私の妊娠を知ったときにはそりゃもうえらい喜んでくれた。

私が初めての産婦人科に行くとき、夫(๑╹ω╹๑ )がついてこれないなら、と義母がついてきてくれた。私の不安が手にとるようにわかったんだろうし、実家の母とは遠く離れたところに嫁いだ私に対する義母なりの気遣いであったんだろうけど、それと同時に義母も不安だったんだろうと思う。「いてもたってもいられない」という表現がしっくりくるような感じ。私は義母が初診についてきてくれたことがとても心強かったし、嬉しかった。

診察に私一人入り、無事胎嚢を確認して、待合室に戻った時。
義母は不安そうに、椅子にも座らずそわそわとしていた。

「まにょちゃん・・・・・・!!どうだった・・・・?!?!」と震えた声で私にかけより、「赤ちゃんいました」と写真を見せると、義母の目には一瞬でぶわっと涙が溢れた。

「よかった・・・・・・・よかった・・・・・・!」と、しくしくと待合室で泣いていて、私もそれにつられて温かい涙を流した。

私達に子供ができなければ、もしくは産まない選択するのであれば、それはそれでいいんだよと優しく笑っていた義母も、やっぱり孫が見たかったんだろうなとしみじみ感じたし、それを叶えてあげれるスタートラインに立てたことが嬉しかった。

ここまで書いていて分かる通り、義実家では初孫ではないのだけれど、それはそれはうちの実家と同じように私達の子を首を長くして待っている。

たまに「体調は大丈夫?」と心配の連絡をくれるし、「食べたいものがあったらなんでも言うのよ」と、あまりに心地よすぎる距離感と優しさを私に与えてくれる。


あなたの母は、こんなにも優しくて愛に溢れた人々に囲まれた運のいい人間だと、我が子に伝えたい。


そして同時に、「君も母くらい、いやもしかしたら母以上に運がいい人間かもしれないのだよ」と伝えたい。


何万個とあった卵子、そして何億個とあった精子。そこからたった一つずつだけがなにかの運命か定かはわからないけれど、偶然に、そして必然的に出会い、今私のお腹の中に宿っている。


これは奇跡以上のなにものでもない。

ここまでの奇跡だなんて、もう10億円の宝くじの当選より難しいのである。くわえて、愛に溢れた人たちがあなたの誕生を待ちわびている。無事生まれてくることができていれば、あなたに愛の雨が降り注ぐ。


いやもう産まれてくるしかないやろ。


これが、母の本音である。ちょっとスパルタですかねまだほんの数cmにも満たないあなたに言うのは。

せっかくのこの幸運のチャンスを君は掴んだのである。くわえて、君の母も、あなたを無事にこの世に誕生させることを第一に考えて今この時間を過ごしている。


もちろん母も頑張る。頑張りますよ。あなたを守るためならなんだってする。


だけど、あなたも頑張りなさい。


掴み取った幸運を逃すような人になってはいけない。掴み取るのだ。


これは、母とあなたの、初めてのミッションである。


最初からこけるわけにはいかない。


きっと大丈夫。


一緒に頑張ろう、愛おしい我が子よ。


まにょ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?