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新宮のおっちゃんの作品に心惹かれたって話

先日、NHKのこころの時代という番組で、
新宮晋というおっちゃんの話を聞いた。

おっちゃんは、風で動く、おもしろいモノをつくっている人。
それを見た瞬間、「あ、おもしろい!好きだコレ!」と心惹かれた。

https://youtu.be/XcTwFIAeyZ4
https://susumushingu.com/index.shtml

そのモノの、何に心惹かれたかというと、

一つ目は、フラットさだ。

年齢も言葉も関係なく、いろんな垣根を越えて、誰しもがアレを見れば「あ・・・」と、立ち止まって見てしまうだろう。

そして、風の力を借りるところにもフラットさを感じた。
風って、ほとんど誰しもが感じられる自然だ。そりゃ、目も見えず耳も聞こえず触覚も全身完全にマヒしていたら、難しいかもしれないけれど。

そんな超フラットな自然が気ままにそのモノを動かして、そのモノを輝かせる。

同時に、そのモノが動くことで、いつもは姿のない風が、姿ある風になる。

この相互関係もおもしろい。


二つ目は、自由さだ。

同じモノでも、置く場所によって全く違う動きを見せるから、そのモノたちを置いた場所がステージのように見える。
例えれば、フリーのダンスのステージを見ているような感じだ。

同じステージ上で、風という音楽に合わせてそれぞれが自由に踊っている。

異なるモノを置いてもよし、同じモノを置いてもよし。彼らは自由に踊る。

こんなに自由に見えるけれど、彼らは風というルールに従って動いている。何かに従っているのに自由に見えるってところがおもしろい。


新宮のおっちゃんと、たくさんの技術者たちの力で、そのモノがつくられるんだろう。

たいていはそれで作品になるんだろうけれど、風がそのモノたちを作品に仕上げるってところがまたおもしろい。

同じ動きなんてありえないし、一瞬一瞬の動きが、そのモノの姿が、貴重に感じられる。

上下左右、ななめの動き、ゆっくりになったり速くなったり・・・目が離せなくなる。


偉大な自然の力を借りて、おっちゃんのあのモノたちは生きている。

自然に対するそういう謙虚さも伝わってくる。
風や、自然風景を使うのではなく、借りているのだ。

地球を救おうとか、エラそうなことを言っているのとは、エライ違いだ。

まぁ、こんな感じで、
新宮のおっちゃんの作品に大いに心惹かれた。

次回も、新宮のおっちゃんと作品について思ったことを書こうと思う。

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