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あつかったらぬげばいい。それでいいんだよね

先日、図書館でヨシタケシンスケさんの『あつかったらぬげばいい』という絵本を借りてきた。かわいらしい表紙に惹かれて気がついたら手に取っていた。

家に帰ってきて柿を食べながら読んだ。
1ページずつ見開きになっていて、ゆるくてかわいいイラストとともに日常の出来事が描かれていた。

ヘトヘトにつかれたら 
はもみがかずにそのままねればいい

ヨシタケシンスケ『あつかったらぬげばいい』

クスッと笑えるものから深いなぁと思えることまで、読み進めていくたびに「そうか、それでいいんだよね」と思わせてくれた。

特に私のお気に入りだったのはこれ。

ふとっちゃったら
なかまをみつければいい

ヨシタケシンスケ『あつかったらぬげばいい』

太っちゃったら痩せなきゃいけないのかな…?と次のページを見ると、太っちょ仲間のおじさんが3人集まっていて思わず笑ってしまった。

つい、「〇〇だったら、〇〇すべき」と考えてしまいがちだけど、「〇〇すればいい」と肯定するだけで気持ちが軽くなるんだなぁと思った。

眠いのなら寝ればいいし、疲れてるならおいしいものでも食べればいい。あんまり難しく考えずに、自分がこうしたら気楽になれるんじゃないかな、と思えることをやるのが1番だと思った。

この先どうやって生きていこうかな、と考えすぎて凝り固まった考えをゆるめてくれる、今の私にぴったりな絵本だった。
またヨシタケさんの本を見つけたら読んでみたいな。

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