見出し画像

79年前の今日、日本軍はペナンに足を踏み入れた

1941年12月11日、日本軍はペナンへの爆撃を開始。
1941年12月12日、Jitra と Alor Star は日本軍の手に落ちた。イギリスは南へと退避せねばならなかった。
1941年12月16日、イギリスはペナンを日本軍の手に委ねた。
1941年12月19日、日本軍はペナンを占領した。

- 79 Years Ago Today : The Japanese step foot at George Town, Penang -
On the 11th of December 1941, the Japanese started bombing Penang. Jitra and then Alor Star fell into Japanese hands on 12 December 1941. The British had to retreat to the south. On 16 December 1941, the British left Penang to the Japanese, who occupied it on 19th December.

(Penang Heritage Trust Discussion )

画像1

(Picture from Zafrani Arifin)

上記は、参加しているFacebookグループの一つ「Penang  Heritage Trust Discussion」 での投稿。今日の事です。

そう、ここペナンでも日本軍の空爆が起こっていたのです。太平洋戦争のはじまりは、実は「マレー作戦」だったんですよね。

●辛辣なコメントはマレーシア人の本音

上記投稿へのグループメンバーのコメントは、日本人としてかなり読むのが辛かった...でも言われても仕方ないと思っています。

「自転車に乗った日本軍が人々を惨殺し、首を通りに並べたと親族から聞いた」
「彼らは広島と長崎でPayした(償った)よ」「いや、十分償ったとは言えない」
「日本に落とされた原爆に感謝だ。野蛮な連続殺人鬼や連続レイプ魔にショックを与えて無条件降伏させたんだから」

もちろん、すべてのペナン人が上記のように発言するわけでは無いし、戦時中の日本軍は別、と分けて付き合ってくれているかもしれません。

それでも、加害者側の国民として「マレーシア人は“親日“ 」などと日本人が無邪気に言うべきではないなと。ローカル友人たちとの付き合いの中からも、日々感じることがあるのです。

●海外に住む上で避けて通れない戦争の話題

戦時中の日本軍の蛮行、不思議なことに日本の教科書にはほとんど出てきません。けれど、海外に住む上では避けて通れない話題です。

有料ですが、小原一真さんの連載「日本の侵略を行く」でも当時を知る人々の証言を多数読むことができます。

今日12月19日は、ペナン人が過去苦しんだ親族や先祖に想いを寄せる日。わたしも改めて歴史を振り返り、彼らの痛みを想像し、近づこうと思いました。

読んで下さってありがとうございます。スキ♡や、シェア、サポートなどにいつも励まされています!