見出し画像

#1 頭の中メモ「採用関連インプットについて」

こんにちは、採用人事の満月ぽんです。

未経験からスタートした採用人事が知識・考えを深めていく過程をレポートすることで、同じように悩んでいらっしゃる方の参考になればと思い、note投稿しております。

この数か月、スキルアップのためのインプットを意識して過ごしていたのですが、インプットごとの内容整理や感想ではなく、インプット全体を通して感じたことをまとめてみたいと思います。

個人の感想なのでタメになるかは分かりませんが、これから採用関連のインプットをされる方の参考になれば幸いです。

1.人材業界、採用業務への理解

採用担当1年目にもちょこちょことセミナー参加や読書などインプットはしていたのですが、知識が増えるばかりで、自身の考えとして身についた感覚がありませんでした。しかし、この数か月でインプット、アウトプットともに量を増やしたからか、自分の言葉で説明ができるようになってきたので、頭の中の整理として残しておこうと思います。

①採用マーケット

労働人口の減少、景気等の理由から現在は求職者優位の転職市場となっている。その中において、採用活動では見極めだけでなく、求職者に自社を選んでもらうための施策がより求められており、下記項目に関して各社人事が工夫を凝らしている。

【採用ブランディング】
採用市場の中での自社のポジショニングを定義し、魅力的な職場であると求職者に感じてもらうためのブランディング戦略とその実践。

【採用広報】
採用ブランディングに沿って、効果的に求職者にアピールするための広報戦略とその実践。
・採用ピッチ資料公開
・企業HPへの採用ページ追加
・Wantedlyストーリーor自社媒体での定期発信
・企業SNS運用(採用アカウントの中の人として毎日発信、等)

【採用マーケティング】
自社を認知してから応募に至るまでの求職者ジャーニーを描き、より効果的なソーシング、正式応募へと至るプロセスを磨くためのマーケティング戦略とその実践。

【候補者体験の向上】
正式応募後も、選考自体率を下げる(できれば第一志望になりたい)ための応募~オファーまでのコミュニケーション戦略の設計とその実践。

②採用手法、採用チャネルのトレンド

採用市場の拡大、売り手市場でコスト増の影響があり、売上自体はまだ減少に転じていないが、求人広告・エージェントは衰退し、ダイレクトリクルーティングの時代になりつつある。また、リファラル採用の重要性も叫ばれてしばらくしているが、実際に全社的に注力できている企業はそこまで多くはない印象。YOUTRUSTが伸びて、Refer等リファラルサービスが発展、SNS採用に注力する企業も多いことから、今後さらに伸びてくると思われる。リファラル採用は長期的なタレントプール運用も効いてくるので、早期に協力体制をつくることができた企業が勝っていくことが予想される。
なお、エージェント大手は衰退するが職種特化型に変化しながらある程度は残るため、関係構築の手は緩めなくて良いと考える。

③採用業務

新たな採用手法、チャネル、トレンドが出てくるにつれ、採用業務自体が多様化している。従来の「JD作成、戦略立案、選考設計、見極め、アトラクト、数値分析、改善」などに加え、採用広報やリファラル施策、タレントプール運用などに注目が集まっており、その全体戦略の基となる採用ブランディング、インナーブランディングがより重要となってきている。当社においても課題感を持ってはいるものの、なかなか手がついていないところがあるため、早期に着手していきたい。
また、他社人事などに話を聞く中で、当たり前ではあるが担当者により守備範囲や得意領域が違うことを感じたため、自身も得意領域を見つけて磨いていきたいと考えている。

④採用数値管理

他社人事や採用コンサル領域の方にヒアリングした結果、採用活動時にみている数値は以下のものに集約された。

a. 自社採用ページや媒体(Wantedly等)のPV数
b. スカウト返信率
c. 面談設定数、正式応募数
d. 選考通過率、選考辞退率
e. 採用決定数(★)
f. 採用単価(★)

どこに重点を置くかは会社によって違うものの、下記に分類できる。
a,b,d:採用活動のPDCAをまわし続けるために必要な採用数値
c:採用成功のためのKPI指標
e,f:実績

当社では「a,b,d」を管理してPDCAをまわし続けることが重視され、KPI指標(c)を置くことはあっても、採用実績(e,f)については運にも左右されるため個人目標としては置かない、という方針をとっている。このことから、当社は目標達成率そのものではなく、目標達成のために適切なプロセスを踏んでいるかを重視する企業であるといえる。
一方、厳格に採用実績(e,f)のみを目標に置いている企業もあり、同じ採用活動をしているようでも、見ているポイントはかなり異なるのだということを実感した。当社においても、採用単価については本来振り返る必要があると感じていて、基準をもうけて振り返ることが必要であると考えている。

2.最後に

最後までお読みいただき誠にありがとうございます。嬉しいです!

半年前に比べ知識や経験がアップデートされたことで、採用まわりについて自身の言葉で語れるようになったことは自信になりました。インプットごとにレポートで振り返ることも重要ですが、自身の理解がどこまで深まったか、一定期間ごとに振り返ることも自分の立ち位置を知るうえで大切だと感じました。

もっとここ深堀した方がいいよ、この領域を勉強してみたら?など、ご意見ご感想、小さな疑問などなんでも、コメント欄にいただけると嬉しいです。

フォローいただいた方のnoteにもお邪魔しますので、是非ぜひお気軽に。

また来週更新いたしますので、引き続きよろしくお願いいたします。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?