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車椅子で役者をやるもの。(seen15 奇跡と輝石)

そして、いよいよインプロ(即興劇)熱がアップ。

「自分で企画してワークショップしたい!」

と無謀な計画を考えつく。2回しか講師でやっていないワーク。「失敗するんじゃないか」という不安より「やりたい」想いの方が圧倒的に強かった。ていうか、そもそも失敗とは何か?人が集まらないのが失敗?講師として未熟なのが失敗?兎に角、失敗する気がさらさらその時はなかった。なんとかなるだろう。生来がお気楽なところがよい方に働いた。カッコつける訳ではないが「やらないで後悔」するくらいなら「やって後悔」した方がスッキリする。やらない事は失敗もしないが成功もしない。それは成功した時の喜びの可能性を完全になくしてしまう事。

やると決めてからは早かった。施設のワークから1か月後には準備に掛かった。先ずはブレーン作り。ワークに参加してくれた同士と任意団体をつくりフェイスブック上でイベント告知。ようやく自分で企画して動き出したのだ。勿論沢山の人に協力を仰ぎ協力を得た。職場のスタッフにもだ。どうしてもやりたい。今やらないと後悔する。そんな勝手な俺の想いに皆が応援してくれた。それから以前1度お世話になったラジオ番組に出演依頼。

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ワークショップの告知を、そして自分がこれからしたい事

「いつか舞台、芝居復帰する」

を夢ではなく、やるんだと話しさせてもらった。

絶対やる。いつになるか分からないが絶対。

そんな想いはこの日ある奇跡を起こしていた。この日、俺の収録前に別のゲストの収録が押していた。収録が終わりパーソナリティーからそのゲストの方を紹介された。この日、この時間の奇跡。その方は神戸で演劇BARをオープンされた方であった。あり得ない偶然。実はこの演劇BARの事は別ルートで話しは聞いていたのだが、まだまだ自分が関わるには早いだろうと考えていたのだ。そのオーナーとここで会う。まさに奇跡であった。この時には挨拶もそこそこにさせて頂いて、近々改めてお話ししましょうとお別れした。

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この時の出会いが先に待つ俺の人生を大きく舵をとる事になる。

そして、その方との再会は予想以上に早くやってきたのだ。


車椅子の役者、演出家として活動していく事で観る側だけでなく演る側のバリアも崩していきたい。活動にご支援の程宜しくお願い致します‼️