ヒロさん

45年間、イタリア料理に携わり、全店を清算してリタイア。パスタ大好きあちこちブラブラ食…

ヒロさん

45年間、イタリア料理に携わり、全店を清算してリタイア。パスタ大好きあちこちブラブラ食べ歩き。旅行先や訪ねた食べ物屋さんの感想などを気ままに綴っています。街の小さな食べ物屋さんにも細やかなエールを送ります。77歳人生修行中。Sempre più pasta!

最近の記事

フレッシュパスタに魅せられて

ボローアの街角で出会った楽しいパスタ パスタ研修も後、3回。4月23日・週末の中心街のマッジョーレ広場、“ボローアの食のミニイベント会場に。 ボローア界隈の生産者が小さな会場に自信の商品を出展。 風情のある会場が伝統的な地産品の魅力を倍増。 皆さん楽しそうに自信作を披露 なかでも帽子型のパスタは物珍しさもあり人だかり。 やっぱりパスタは奥が深くて面白い。 ① 色が多彩 ② 形もいろいろ ③ ソースもわんさか “うどん” ”蕎麦“には無いバリエーションの豊富

    • フレッシュパスタに魅せられて

      フィレンッエのトラットリアにて (頑張っている日本人) 1年ぶりのフィレンッエ イタリアでは大きな都市なので、在住の日本人もそこそこいるようです。 今回(4月15日)はフィレンツェで、現役で飲食店に携わっている同胞を訪ねました。 30席くらいのちいさなトラットリアで頑張っている二人。 パスタ場担当のジュンペイさん、ホール担当のケイコさん。 ジュンペイさんは同じ店で勤続12年。 「気づいた事」 人員構成は ① キッチン:3人 パスタ1名、主菜1名、洗い場1名 ②

      • パスタフレスカに魅せられて(pasta fresca)

        飛び出せ外へ感性の柔軟な若いうちに一度は外に飛び出して、他国の文化に触れる事は 視野も広がり、その後の人生に何かと役立つように思います。 (海外勤務は避けたいという若者が多いと聞きますが、勿体ない! ただで海外生活が体験できるのに。。。) 今、通っているボローアの定員八人の小さなパスタ教室でも ある日など、スタッフを含めてアメリカ、カナダ、ブラジス、ペルー、ネパール、ドイツ、イタリア、日本と8か国の人種が入り混じり何の違和感もなくレッスンを。 彼らはイタリア料理の中

        • パスタフレスカに魅せられて(pasta fresca)

          目新しい手打ちフレッシュパスタ専門店がここにも 狭いボローアの繫華街の路上にひしめき合うB級立地は食べ物屋さん天国。 そんな裏通りに手打ちフレッシュパスタ専門店が。 名物は“STROZZAPRETI”(短く切ったうどんのような?) 道に面した窓口で手打ちの実演。日本のどこかのうどん屋さんで見かけたような周回遅れの景色ですが。イタリアではまだまだ物珍しいスタイルです。 “バール”やピッツア屋以外の食事処で実演販売をするスタイルの店は 殆んど見かけ無いので、この切り口が保守的

        フレッシュパスタに魅せられて

          パスタフレスカに魅せられて(pasta fresca)

          今年もボローニャに 昨年に引き続き今年もボローニャにやって来ました。 相変わらず中心街は人の洪水。 大阪の心斎橋界隈顔負けの賑わい。 週末の“ホコテン”の路上イベントは大盛況。 これ平日の夕方。現地の人も観光客も入り乱れてぎっしり。 人口40万人そこそこの中規模都市の平日の夕方でこれです。 ただし、ボローアの繫華街は狭く限られた一か所しかありませんので 必然的に人がそこに集まるので全ての町がこうだとは誤解のないように。 日本の県庁所在地の中核都市でも平日はガラガラシャ

          パスタフレスカに魅せられて(pasta fresca)

          フレッシュパスタに魅せられて

          ボローアの郊外でフレッシュパスタの勉強 2023.4月8日 やって来ました。ボローア駅からローカル電車で5駅の“S.PIETRO IN CASALE”。 ボローアの中心街からわずか20分でこんなのどかなところがあったとは。 今日の師範は”遠藤さん“ 穏やかでのんびりとした方です。 連日、超早口のイタリア語に囲まれている身としてはしばしヤレヤレ。 レッスンはパスタ2種 ① トロフェをジェノベーゼソースで(Trofie al pesto genovese) ②

          フレッシュパスタに魅せられて

          フレッシュパスタに魅せられて

          今年もボローニャに 4月から40日間 ボローニャでアパート生活 後期高齢者の身、体力と相談しながら 街中で気になった事などを ぼつぼつ投稿させて頂きます。 小さなイタリア料理店の開業を計画中の 方には少しはお役に立てる情報が あるかもしれません。 興味のある方は こちらのブログにアクセスしてみて下さい。 Wordpress:mandomando.blog

          フレッシュパスタに魅せられて

          フレッシュパスタに魅せられて(pasta fresca)

          カンターから覗き見た オープンキッチンを二つ 見せるキッチンは小さな食べ物屋さんの武器になります。 大阪で1軒、松山で1軒 先週7日、9日と大阪石橋市と愛媛松山市内で 2軒のカウンター席のイタリア料理店を探索。 価格帯が両極端で非常に面白い体験でした。 A店 オーナーシェフと奥さんで二人体制 席数カウンター7席、テーブル席 バックヤード無しのキッチン 価格帯:ランチタイム三千円のセット メニュー構成:前菜1品、パスタ1品 (2種類からチョイス)ドルチェ&カフェ 追加二千円

          フレッシュパスタに魅せられて(pasta fresca)

          フレッシュパスタに魅せられて(pasta fresca)

          中津で四軒、どれが尺八、火吹き竹 (大化けするのはどこ?) 中津ってどこ? 大阪駅から地下鉄で一駅。 3年後には様変わりします! 大阪駅北ヤード大再開発ゾーンに近く そちらかの人流のお裾分けに十分預かれそうな 今、梅田界隈のホットスポットなのです。 食べ物さん、インテリアショップ 美容室などが集まり、町おこしの炎が上がりかけています。 大企業の出先ではなく、竹槍1本の 個店集団が頼もしい。 そんな中津をぶらぶら散策がてらに 4軒の食べ物屋さんを定点観測。 A店(イタリア

          フレッシュパスタに魅せられて(pasta fresca)

          フレッシュパスタに魅せられて(pasta fresca)

          滋賀で三軒そろい踏み、山椒は小粒でもピリッと辛い 滋賀と言えば近畿の水がめ、大きな琵琶湖。 湖畔沿いには興味を惹かれる店がワンサカ。 沢山の店の中から、出会ったピリッと小粒の三軒のイタリア料理屋さん。 地方のイタリア料理店は今や珍しくも無いのですが この三軒は“小さなパスタ屋”の開業をお勧めしている 私にはとても興味の惹かれる店です。 多様性が強みのイタリア料理 切り口が変われば業態も変わる。 興味がひかれるのは? 5つの共通点(5cose in commune) ①

          フレッシュパスタに魅せられて(pasta fresca)

          フレッシュパスタに魅せられて(pasta fresca)

          和歌山市内で再開⁉ タヤリン(Tajarin) タヤリンは北イタリア地方で粉と卵黄だけで 作った2mm幅位のパスタです。各地にあるタリオリーニに よく似ていますが別物です。卵黄だけで練り上げるタヤリンの食感は パスタ好きにはドーンとはまり込む一皿。 十数年前にトリノで出会い、その美味しさを時折思い出し 何処かで提供している店はないかなと日本のイタリア料理店に 行くたびに探し出していたのですが、なんと、 今まで素通りしていた近畿のオマケ(和歌山県の皆さんスミマセン)のロ

          フレッシュパスタに魅せられて(pasta fresca)

          フレッシュパスタに魅せられて(pasta fresca)

          今年もMICHELIN? 2023年度版グルメ評価本の季節です。 すっかり日本でも定着したミシュラン、関係する飲食店には 掲載の有無は気が気でないでしょうね。 ネット上に溢れかえる皆でつける“〇〇”ランクも 気になるところ。真偽のほどは別として。 方やそんな情報よりも身銭を切って 自分流で”食を楽しむ“方々にはいまさらですよね。 そんな情報は参考程度。 では、食の大国、イタリアではどんな評価本が? 勿論、有ります! “osterie d’ Italia” 出版元は北イタリ

          フレッシュパスタに魅せられて(pasta fresca)

          フレッシュパスタに魅せられて(pasta fresca)

          フレッシュパスタ大阪冬の陣 大阪市内にもやっと本格派フレッシュパスタがちらほら登場。 そんな中で、昨年開業の気になる店が。 スタートダッシュで人気が沸騰しながら、 マンネリ化で段々下降する店が多い中 毎月レベルアップしているこの店に目が離せない。 大阪の西ゾーンの中心地、中央大通りとナニワ筋が交差するこの地域には 少し不便な立地ながら行列のカレー屋さん、中華蕎麦(ラーメン屋さん) 大箱カフェテリアなど人気店があり、この店も堂々と張り合っているようです。 岡目八目よそ目から

          フレッシュパスタに魅せられて(pasta fresca)

          フレッシュパスタに魅せられて(pasta fresca)

          三軒のイタリア料理店 (confronta tre) 久しぶりの小さな旅行で、岡山周辺のイタリア料理店を三軒、 うろうろ巡り。 13日昼は牛窓へ。 噂に聞いていた、パスタが評判の小さなカフェテリア風の店。 平日のランチでも1時間半の時間制限で満員御礼。 瀬戸内の海辺でちょっとした“エーゲ海のような” ロケーションが売りのようです。 料理は日本各地ですっかり定着したお馴染みの 「イタリア家庭料理の延長」で無難な路線。 商いは繁盛して“なんぼ”西大寺駅から遠方の小さな町でこ

          フレッシュパスタに魅せられて(pasta fresca)

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          驚愕の価格差 一つの食べ物のカテゴリーの中で、 これほど単価の幅が大きい”寿司“は 驚愕の価格差料理の筆頭ではと思います。 ① 一皿1貫(2個)で100円ちょいの回転寿司 ② 一皿1貫(2個)で300円位から1300円ちょいの 進化し続けるグルメ回転寿司 ③ 一皿半貫(1個)数千円が居並ぶ高級寿司専門店 懐具合で楽しめる選択肢が広い寿司屋さん、 群雄割拠でまさに食の戦国時代。 10年後にはどうなっているのか フードビジネス的にはとても面白い業界。 ただ、寿司は門外

          フレッシュパスタに魅せられて(pasta fresca)

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          A級グルメ VS B級グルメ 今年、最初のフランス料理は三重県志摩のホテルから。 女性総料理のこのフランス料理はやっぱり繊細ながらも大胆な一皿が 色々と。久しぶりに”舌と心に残る“時間でした。 翌日は以前よりリストアップをしていた三重県伊勢市の B級グルメのトップバッター”漣“さんの大エビフライ 20cm超えの無頭開きエビのフライがドーンと。 これも迫力あり。 ホテルでの伊勢海老のテルミドール、方や街場の食堂の大エビフライとの海老合戦。両者それぞれの土俵で相譲らず横綱級。

          フレッシュパスタに魅せられて(pasta fresca)