パスタフレスカに魅せられて(pasta fresca)

目新しい手打ちフレッシュパスタ専門店がここにも

狭いボローアの繫華街の路上にひしめき合うB級立地は食べ物屋さん天国。
そんな裏通りに手打ちフレッシュパスタ専門店が。

店からも外からも丸見え


名物は“STROZZAPRETI”(短く切ったうどんのような?)
道に面した窓口で手打ちの実演。日本のどこかのうどん屋さんで見かけたような周回遅れの景色ですが。イタリアではまだまだ物珍しいスタイルです。
“バール”やピッツア屋以外の食事処で実演販売をするスタイルの店は
殆んど見かけ無いので、この切り口が保守的なイタリア人に受けるかどうかはこれから。。。
 

strozzapreti
うどんのような?個人的には気に入ってます!


ここにこれから日本で開業を目指す人にはヒントがあります。
手打ちフレッシュパスタ専門店で開業できるという事です。
とはいえ、
イタリアへ青雲の志を抱き、艱難辛苦の料理修行をして日本で開業。
はっきり申し上げてその方法、時代遅れです。
(それは私がローマで修行した50年以上も前のスタイルです)
 
ネットであっという間に世界中の情報が手に入る今、あれもこれもとイタリアへの料理修行の方法は
変えて行かなければ2,3年もするうちに“浦島太郎”です。
日本のフードビジネスのマーケティングの多様性、変化のスピードは十年一日のイタリアとは比較になりません。ある部分、日本のイタリア料理はイタリアを超えていますよ。


昔ながらの店内 もう一工夫が欲しいところ


この気さくな笑顔はやっぱりイタリア人


では、どんな方法で研修を?
(料理留学、修行ではなくもっと軽めで)

①   自分の目指す新しいイタリア料理の“ビジネスモデル”を明確に描きそこを深堀り
②   本場の伝統的なイタリア料理の基礎を短期間で学ぶ
(ええとこ取り)
③   日本のそこそこ名前の通ったイタリア料理店で事前修行
(予行演習)

日本でもイタリアでも修業という名目で無給に近い労働条件で働くブラック店舗とはオサラバ。
万年人手不足のこの飲食業界、労働者側の売り手市場です。
もっと自分の価値を高めて強気でいきましょう。
 
 

のほほんと明るく


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