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対談を通して自己を見つめる「新たな働き方」

先日Voicyでの対談をお願いされた。

「私なんて…。」って思ったけど、こんな私にも依頼がくることをありがたく思い、引き受けた。どうなるかなんて誰も分からないけど、それでも相手に求められている以上、自分の中の全力で答えようと思った。

内容はというと「教育」

「先生はダメだ」的発信が多い中、現場の先生の思いを発信するとのこと。私も現場で働いている人の1人。私は今現在とても楽しく仕事をしている。もちろん時には嫌なことだってあるけどね。でも、それはどの道を選んでも同じだと思う。

さて、日程も決まり、無事に対談を終えた。ある意味自分を客観的に見るいい機会をもらえたと思う。そして、1番大きな収穫は、自分の生き様についてだった。

教員としてトータル11年を終えようとしている。でも、この11年間というのはただの11年間ではない。

では、簡単に私の経歴を紹介します!
大学卒業→New Zealand→韓国→インド→日本→中国→日本
この中で11年間は教員をしていました。

【New Zealandでワーホリ】
英語嫌いだった私の挑戦。大学卒業してすぐに教員になって何ができるのか悩んだとき、誰にだってできることはしたくない。自分にしかできない教育をするには、自分にしかない経験をしなければいけない。と思い、英語が話せない、知り合いもいない、ゼロの環境で私は何をどうやって切り抜くのか。自分を知るための挑戦として1年ワーホリへでた。

【韓国で日本語教師】
New Zealandで出会った外国の友達が日本語を必死になって勉強している姿を見て、自分にできることは何かを考えたときにたどり着いたのが日本語教師。日本人の私だからこそできること、それを必要としている人に届けたいと思い、韓国で日本語教師を1年半続けた。

【インドで小学校の先生】
ここで、ついに夢が叶う。インドの日本人学校で小学校の先生として働くことになった。初めての先生が海外…しかも、インド。日本とは違う環境で日本の教科書を使って教える。つじつまが合わない部分なんてたくさん。外は暑すぎてプールの授業は4月から10月まで。陽に当てれば植物は枯れる。そんな地で3年間過ごした。

【日本はNGOの職員として】
インドでの経験から、国際協力という言葉が自分の中によぎる。自分1人ではなく、これを教育現場に取り入れたら子どもたちは小さいうちから、外の世界に目を向け、新たな未来を切り拓くきっかけとなるのではないかと思い。まずは、私が仕組みをしるために入職。国際理解教育という部署で海外の地と学校現場を結ぶ仕事に1年間携わった。

【日本の小学校で先生】
やっとのことで、日本の小学校で日本の教育に携わることになった。今の日本の現状を知るために。やりたいことはいろいろとあるので、自分で選択することが難しかった。海外にも出たい。日本でもやれることはいくらでもある。そんな中、教員採用試験にかけた。受かれば日本で働く。受からなければ海外に出る。1年間講師を終えて、次の地へ移動することとなった。

【中国で小学校の先生】
上海での勤務が決まった。今回も日本人学校。インドの時とは違って、学校の規模も5倍くらい。日常生活も夜でも1人で道を歩けるので安全(?)基準がおかしくなっているかも…。少し刺激がたりない気がするけど、新しい地での新たな発見という点では、中国はとても広いのでお宝が掘り放題かもしれない。教員として5年目になるので、少しずつ勝手が分かってきている。でも、ここで悩ませたのはインクルーシブ教育。クラスの半数は中国語が優位で日本語がままならない。そんな地で4年間過ごした。

【日本で新たな挑戦】
コロナの影響で日本に帰国することにした。そこで私が選んだのはIB(国際バカロレア)教育をしている学校。IBについてはゼロの知識。でも、自分の成長と新たな道を切り拓くためには、この挑戦が必要。今は3年目になり、だいぶ落ち着いてきた。そして、次の道も見えてきた。

こんなころころと転がっている11年間の教員生活。振り返ってみると、私が意識していたことといえば…。
「終わりがある仕事を選ぶこと」
多くの人は、仕事が無くなったら…。働けなくなったら…。といろいろ不安をもつと思う。すると必然的に安定した仕事を選択する。(何が安定かは分からないが)でも、私は敢えて終わりがあるものを選択する。なので、2年契約。3年契約。というものばかり探していた。それはなぜか。
「自分が常に成長していたいから」
終わりが分かっていれば、次の計画も立てやすい。終わりがあれば、次何かが始まる。もしくは始めなければいけない。それが、「休憩」であっても立派な選択だと思う。

私にとっては、それが「生きやすさ」である。

非難されたことも何度もある。年齢を重ねれば重ねるほど。定職に就くことがどことなく当たり前と思っている人にとっては、私の行動は理解されない。それでも断固として自分の生きやすさを貫いてきた。
そして今、ついに来た。
先が予測しづらい不安定な時代、安定が保証されない時代、これまでの働き方でいいのだろうか。

Voicyを通して、教えてもらった。
「新たな働き方だね」
そう言ってもらえることをありがたく感じる。
対談に参加してよかった。

教員を目指している人もそうでない人も、今働いている人も、いろいろな働き方があるから、自分にあった働き方を選択できるといいな。教員を目指しているなら1度やってみたら?それが全てだと思わず、自分の選択の1つだと思いながら。

応援しています。

もしよかったら対談も聞いてください!
全4回にまとめていただきました。


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