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(10)通勤時間が爆長くなったので毎日本を一冊ずつ読むことにした

 記念すべき第10回…… なのですが、仕事がクソ忙しすぎて全然読めなかった(笑) 2冊だけだが、とても濃い2冊。どちらもとてもおすすめ。

48. 文字渦

 現存している作家だとわたしの中では円城塔と村田沙耶香が2大トップなのですが、その円城塔の読んでいなかった最近の本。「ルビがやばくなっている」と発売当初Twitterでも名前をちらほら見かけたやつを、今更ながら買いました。本当は家で休日にゆっくり読もうと思っていたけど、我慢できなくて到着した翌日の電車で開いちゃった。 まーーじで面白い!!!!!!!!
 円城塔の面白さはたくさんあるけれど、事実かどうか分からないものをあたかもそのように書いてしまう、真面目なホラ話テンションなところがわたしは特に好きだ。だからしょっぱな「文字渦」で歴史と言語の話が始まった時に、よっしゃ〜〜!!!と拳をあげたよね。大好きな円城塔だ!!(だいたいどれも好きだけど。ただ『屍者の帝国』は長くて読めなかった。)終始そのテンションだったからとても楽しい一冊だった。あと話題になっていたルビの反乱のページは来ると笑ってしまう。『烏有此譚』とつくりが似ている。円城塔を読んだことない人にはまず『道化師の蝶』を(やはり芥川賞受賞作だし)勧めているけれど、その次くらいに勧めたい。だーーい好き!!

49. 女の園の星(1)

 あとこれもね、話題作ですよね。「読んだら負けな気がする〜」と謎の感想を持っていたが、疲れすぎて本が読めなくて買ってしまった。結果、とても買ってよかった。 話題になるの分かります。
 舞台は女子校。「星」先生と女子高生達の話なんだけど、まず絵が突出してきれい。著者の前作『夢中さ、きみに。』の表紙が崎山蒼志くんみたいな男の子なのは知っていて(未読)、今作も表紙が男性だったので、「男が好きな人でしょ……」と思って買ったんだけど、女子高生達もまじでかわいい。みんな生き生きしていて美形で、言動もかわいい。みんな小松菜奈ちゃんじゃん。神の住まう学校かよ。
 あと、内容が面白すぎる。これはれっきとしたギャグ漫画である。ものすごい美形たちが淡々と面白い発言をしていくからつらい(面白すぎて)。それぞれのキャラもちゃんと立っていて、「こういう人いるなぁ」と「そんなことあるか!?」のちょうどいい中間部分を爆走している漫画。小林先生のファンの人絶対いるでしょ……。 わたしはTinderやってた頃、小林先生みたいな人とよくマッチングしてたけど、話が全然合わなくて2回くらいチャットのやり取りをしたらブロックしてました。(懺悔)

 2冊とも面白かったからいっぱい書いちゃった。来月からはもうちょっとのんびり働けるようにしたいなー。8時に家を出て0時に家着くのまじで無理……。

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