見出し画像

やって、失敗して、修正して、うまくいく。~プログラミングは人生~


2021年5月23日放送の「情熱大陸」を拝見しました。
プロマインクラフタータツナミシュウイチさんの回です。

タツナミさんは、プロのマインクラフター。「Minecraft(マインクラフト)」(以下、マイクラ)というゲームの中で、さまざまな建築物や自然風景などを作り出し、さらにそれを販売するなどをして生計を立てている人を指す言葉です。

このプロマインクラフターに、日本人で初めてなったのがタツナミさん。そして彼はその傍らで、小学校や学習塾へと出向き、マイクラを通してこどもたちにプログラミングを教えていらっしゃるそうです。

番組では、実際にその授業が行われている様子が密着されており、プログラミング教室の人間として、これは見逃せないぞ!と張り切って拝見した次第です。

結果、プログラミングとか関係なしに、めちゃくちゃ心動かされました。
今回は、そのことについて思いつくままに書いている次第です。


・・・


まずは、番組内で特に印象的だったタツナミさんの言葉を引用させていただきます。(プログラミングを学ぶ小学生に対して投げかけられた言葉です。)

何を作ってもいいの、自分が作りたいと思ったものが最終的にできればそれでOK。
やって、失敗して、修正して、もう一回やって、うまくいく。これのくり返しがすごく大事なの。

毎日放送『情熱大陸』2021年5月23日放送より


この言葉を聞いてハッとさせられたこと。それは、「プログラミングの勉強って、人生の勉強でもあるんだな」ということです。


タツナミさんの人生も、決して順風満帆なものではなかったそうです。アニメ音楽の制作や声優業などを経験するも、どれも長続きしなかったと。そうして何度もトライ&エラーを繰り返して、たどり着いたのがマイクラだったとのこと。

そんなタツナミさんのことを、奥様はこんな風におっしゃっています。

ずっと悩んで、チャレンジして、失敗して、
そのくり返しなので、全部うまくいかないことだらけ。
今までの中で、一番やっぱり好きなマインクラフトとか、
子供にかんするお仕事というところで。
やってて楽しそう、イキイキしているというか、
見てて安心というか。

毎日放送『情熱大陸』2021年5月23日放送より

こうしてタツナミさんの人生を覗き見てみると、先に引用した「やって、失敗して、修正して、もう一回やって、うまくいく。これのくり返しがすごく大事なの。」という言葉がすっごく染みてくる。この発言に込めらているのは、ただプログラミングのコツの説明だけではないように思えてきてしまうのです。


さらに、タツナミさんは、間違った仮説を立てた児童に対して、こう語りかけます。

間違うことって全然いいこと。
むしろ間違いが起こらないことの方が怖いです、プログラミングにおいては。
なかなかそうはうまくいかない。基本的にはエラーが必ずでます。
99.9%エラーがでます。
ただそこで大事なことは、エラーが出たときに、どこが間違っているのかを見つけること。
間違うことは全然悪いことじゃない。むしろ、間違ったことを見つけられないことの方がよっぽどよくない。
どんどん間違えてもらって、どんどん間違いを見つけること、探ること、直すことをやってもらいたい。

毎日放送『情熱大陸』2021年5月23日放送より


人生は、トライ&エラーの連続です。時には、立ち直れないくらいの失敗を経験することもあるかもしれません。それは怖い。なるべく避けて通りたいし、逃げたくもなる。でも、それにしっかり立ち向かえば、きっと自分にとっていい結果につながることでしょう。

大切なのは、「失敗は起こって当たり前!」と、どっしり構えて、いざ失敗したときには、「いったい何が悪かったんだい?」と自問自答できる自分でいること。

プログラミングは、失敗を繰り返して上達するもの。プログラミング学習でトライ&エラーを繰り返す時間は、もしかすると人生についてのいい勉強になっているのかも。プログラミングを学ぶときは、焦って正解を求めず、自分自身でゆっくり向き合ってみるのが吉というところでしょうか。


プログラミングと人生を重ね合わせて見える共通項は、実は、人生をたくましく、しなやかに生き抜くために大切なことなのかもしれません。



2021年05月30日 22:59 までは見逃し配信で視聴可能です。ぜひ。
https://dizm.mbs.jp/title/?program=jounetsu&episode=194

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?