塾長古橋

国語塾まなび研究所の塾長古橋。ビジョナリーカンパニー2を所依とする国語読解法、マネジメ…

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国語塾まなび研究所の塾長古橋。ビジョナリーカンパニー2を所依とする国語読解法、マネジメント論、成功哲学、帝王学などを軸に、教師、医者、経営者、大企業役員、資産家などのお子様方約1,000名に本を読み、社会課題を解決するための思考法を指導。大学講義・企業セミナーも提供。

最近の記事

教科の指導を行わない独自の方法で合格率100%達成!浜松北高・浜松市立高に全員合格

この度、当塾の中学3年生全員が、教科の指導を行わない独自の方法で、静岡県公立高校入試に挑み、その結果、浜松北高校および浜松市立高校へ全員が合格を果たしました。 これらの学校は浜松で高い人気を誇り、その倍率の高さから難関とされています。生徒たちがこれまで積み重ねてきた努力が実を結んだ瞬間であり、彼らの不屈の精神を誇りに思います。 このような顕著な成果を挙げることができたのは、保護者の皆様からの絶え間ない支援と理解があったからこそです。心から深く感謝申し上げます。 また、受

    • この春、もっと頭が良くなる映画10選

      先日、”この春、頭が良くなる映画10選”と題したオンラインセミナーを開催しました。”春に映画を推奨する理由は何か?”と疑問に思われた方もいるかもしれません。ここでその理由を説明します。 春は新たな情報を吸収するのに適した時期です。主に、テストがなく、春休みがあり、春休みの宿題も少ないため、時間を有効に使えます。特に受験生にとっては、受験までの準備期間がたっぷりとあります。つまり、自由に使える時間が多い時期なのです。 知識を増やすには様々な方法がありますが、情報の量を増やす

      • 新春★特別ウェビナー 2024 浜松西高中等部入試 適性検査・作文問題 徹底解説 & 2025入試成功のための戦略

        「公立中高一貫校 浜松西高中等部に絶対合格する方法」の著者であり、23年間、浜松西高中等部の受験を指導してきた塾長古橋が、1月6日(土)に行われる「2024年浜松西高中等部入試」を徹底解説します。 今年は昨年とほぼ変わらない志願倍率2.24倍の浜松西高中等部入試。出題傾向に変化があったのか、合否の分かれ目となる問題はどれなのか、そして来年度受験する新小6は、何をどうのように勉強すればいいのかお伝えするウェビナーです。

        • 現代の中学生に求められる自主的な学び方

          中学生になったら、自分で積極的に学ぶ姿勢が重要です。常に他人に教えてもらうだけでは、成績は伸びません。 現代では、本屋に行けば学習方法に関する本が豊富にあり、YouTubeを開くと無数の教育コンテンツが手に入ります。私が中学生の頃と比べて、情報の量は桁違いです。つまり、今は学習方法の情報が手軽に得られる時代です。そのため、意欲さえあれば、誰でも自分で情報を収集し、行動を起こしてテストの点数を上げることができます。 このような時代に塾に通うなら、ただ勉強を教わるだけでなく、

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          詩集を持ってみませんか

          時々、深い物思いに耽りたくなる瞬間があるのではないでしょうか。宇宙の果てはどうなっているのだろう、優しさとは何だろう、歴史はなぜ繰り返されるのだろう、といった疑問を抱くことはありませんか? 先日、自宅の書庫で棚卸をしていた時、偶然素晴らしい本を見つけました。それは谷川俊太郎の「二十億光年の孤独」という詩集でした。この本を見つけた時、私は思わず微笑み、小躍りしてしまいました。なぜなら、谷川俊太郎の詩が大好きだからです。彼の詩を読むと、時空を超えたような体験ができるからです。

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          子どもたちの語彙力とコミュニケーション能力を高めるための読書の推奨

          私は、小中学生に週に600分の読書を推奨しています。特に小学6年生の受験生や中学3年生の受験生にとっては、推奨ではなく必須条件と考えています。これは、国語力を向上させるためには「語彙力」が非常に重要だからです。 想像してみてください。 あるお子さんが100語の語彙を持っているとします。一方で、友達が10,000語の語彙を持っているとしましょう。文章問題を解く際、どちらがより迅速かつ正確に理解できるでしょうか。 人は言葉を使って考えます。豊富な語彙を持っていると、思考が言

          子どもたちの語彙力とコミュニケーション能力を高めるための読書の推奨

          効果的な音読トレーニングのすすめ

          多くの親御さんが、お子さんの国語力について心配していることでしょう。 学校のテストでは、教科書や授業から出題される予定調和的な問題が多く、本当の国語力を測るのは難しいです。また、漢字を覚えただけでは国語が得意とは限りません。では、お子さんの国語力をどうやって判断すれば良いのでしょうか? 答えは「音読」です。 お子さんに学年に適した文章を音読させてみましょう。この時、未読の文章を選ぶことが重要です。音読中にもたついたり、文章を飛ばしたり、自分の言葉に変えて読んだりすると、

          効果的な音読トレーニングのすすめ

          『時間をブロッキングする』 効率を極める勉強法・時間管理の5つの基本

          勉強の優先順位を決める際、マトリクスを利用する方法が有効です。このマトリクスには、重要度を表す縦軸と緊急度を示す横軸が設けられ、これらの軸に基づき4つの領域が定義されます。これらは勉強の優先順位を考える際の基準となります。 領域は以下のように分けられます: ①重要かつ緊急な勉強 ②重要だが緊急でない勉強 ③重要でないが緊急な勉強 ④重要でも緊急でもない勉強 おそらくみなさんにとってこれらの中で最も優先度が高いのは「重要かつ緊急な勉強」ではないでしょうか。続いて「重要でない

          『時間をブロッキングする』 効率を極める勉強法・時間管理の5つの基本

          『デッドラインを設ける』 効率を極める勉強法・時間管理の5つの基本

          勉強にかかる時間は、想像以上に長くなることが多いです。賢明な読者の皆さんならば聞いたことがあるかもしれませんが、これは「ホフスタッターの法則」として知られる現象です。この法則は、人間が時間を見積もる際の傾向を説明しています。 例えば、友人との待ち合わせに10分遅れた経験は誰にでもあるでしょう。このような遅刻は、準備や移動時間を過小評価することが原因です。 宿題も同じです。予想よりも時間がかかることが多いため、結果的に時間を守れず次の行動が遅れたり、予定がずれたりしてしまい

          『デッドラインを設ける』 効率を極める勉強法・時間管理の5つの基本

          『レバレッジをかける』 効率を極める勉強法・時間管理の5つの基本

          勉強方法は受験生によって大きく異なり、その違いは日時、使用する問題集、勉強環境(机の配置や部屋の状態)、勉強道具、予習や復習の方法、そして問題を解くかテストを行うかなど、様々な要素によって決まります。これらの要素が組み合わさり、各受験生のオリジナルの勉強方法が形成されます。思考法、生活環境、勉強道具によって個々の差が生まれるため、勉強方法は人それぞれです。しかし、これらの方法の中で特に重要なのが「時間の使い方」です。 効果的な時間の使い方ができれば、学習効率は飛躍的に向上し

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          ここまで続けてきたから、できる

          「できる、できる、できる、ここまで続けてきたから」 ―この言葉を胸に刻んで、君たちは今、大切な一歩を踏み出そうとしている。昨夜の授業で、私がこの言葉を伝えたとき、君たちの目は輝き、教室の空気は一変した。それはただの言葉ではなく、君たちのこれまでの努力、工夫、そして計画的な勉強の成果を象徴している。 テストは、学ぶ過程の一部に過ぎない。大切なのは、君たちがどれだけ自分に挑戦し、成長したかだ。毎日の小さな積み重ねが、今、大きな自信へと変わろうとしている。私は信じている ―君

          ここまで続けてきたから、できる

          時間を味方にするはじめの一歩

          勉強時間を全体的に見ると、学校でみんなで習う授業よりも、自分一人で勉強する時間の方が圧倒的に長いです。特に受験勉強では、勉強の生産効率をいかに上げるかが合格のカギを握ります。ですので、一人で効率よく勉強できるようになることが重要です。 しかし、多くの受験生は効率的な勉強方法のトレーニングを後回しにし、問題解決を優先してしまいます。結果として、やりたい勉強をすべて終わらせる前に試験本番を迎えることになります。中学生の定期テストも同様で、一人では効果的に勉強できず、英単語をほん

          時間を味方にするはじめの一歩

          子どもの成長を支える安心感 〜親子関係における心理的安全性〜

          静大附属浜松中や浜松西高中等部に合格する家庭には、いくつかの共通点があります。25年にわたる受験指導の経験から、これらの家庭に共通する特徴が見えてきました。その一つが「心理的安全性」です。 心理的安全性とは、エドモンドソン教授によると、「チーム内で他のメンバーによって発言が否定されたり、罰されたりしないという信頼感」です。これを親子関係に当てはめると、「親子間で、子供が自由に発言できる安全な関係が築かれていること」を意味します。このような関係が、子供の学習と成長を促します。

          子どもの成長を支える安心感 〜親子関係における心理的安全性〜

          静寂の中で育む読解力 〜センターピン・トレーニングの効果〜

          私の授業では、小学4年生から大人まで、集中力を鍛える「センターピン・トレーニング」という独自の方法を用います。このトレーニングは文章中のなかで筆者が最も伝えたい箇所に線を引くというものです。このトレーニングは頭脳を駆使するもので、初めての方には難しいかもしれませんが、考えることが好きな方には楽しく、非常に人気があります。 繰り返し行うことで、生徒たちは文章の構造を理解し、要約力が自然と身につきます。これにより、著者の主要なメッセージを捉え、文章を端的に説明できるようになり、

          静寂の中で育む読解力 〜センターピン・トレーニングの効果〜

          影響力の法則 : あなたの居場所は成長を約束するか

          成績を上げたいなら、成績の良い人たちが集まるところに行くのが手っ取り早い。 なぜなら、人は意識、無意識に関わらずその集団の言葉や行動を真似るようになるから。 「朱に交われば赤くなる」の言葉どおり、あなたが成績の高い人たちとしばらく一緒に時を過ごすと、成績の良い人たちのように変わります。言動が変わると、思考も変わる。だから、勉強の仕方が変わり、ゆえに成績が上がります。これは勉強だけでなく、スポーツ、芸術、ビジネスなどの成功哲学であり、成績を上げる定番の方法です。 しかし、

          影響力の法則 : あなたの居場所は成長を約束するか

          国語の先生が語る:数学の応用問題はどんな勉強をすればいいの?【後編】

          それでは、前編の続きです。 映像授業をどのように活用して、数学の応用問題を解けるようになるのでしょうか? 映像授業を使って数学の応用問題に取り組む方法について、映像授業の「順行型の解説」の特徴を活かすアプローチをご紹介します。 数学応用問題の勉強方法には次のステップを踏みます。 この勉強方法を効果的に活用するためのポイントは以下の二つです。 数学応用問題が得意な人は、問題解決の際に「順行」と「俯瞰逆算」の思考を使い分けています。対照的に、応用問題が苦手な人は「順行思考

          国語の先生が語る:数学の応用問題はどんな勉強をすればいいの?【後編】