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効果的な音読トレーニングのすすめ

多くの親御さんが、お子さんの国語力について心配していることでしょう。

学校のテストでは、教科書や授業から出題される予定調和的な問題が多く、本当の国語力を測るのは難しいです。また、漢字を覚えただけでは国語が得意とは限りません。では、お子さんの国語力をどうやって判断すれば良いのでしょうか?

答えは「音読」です。

お子さんに学年に適した文章を音読させてみましょう。この時、未読の文章を選ぶことが重要です。音読中にもたついたり、文章を飛ばしたり、自分の言葉に変えて読んだりすると、国語力が不足している可能性があります。これは、言葉の意味や文脈が理解できていないことを意味します。逆に、意味や文脈を理解してスムーズに音読できれば、国語力があると言えます。

では、音読力をどう強化すれば良いのでしょうか?

初めは短い文章から始めましょう。一字一句間違えずに読むことが大切です。慣れてきたら、徐々に長い文章に挑戦します。可能であれば、行数の多い本を読むことをお勧めします。また、学年を一つ、二つ落とした教科書を読むとも効果があります。この場合も同様に慣れてきたら、学年を上げていきましょう。これにより、音読のスキルが向上します。

国語力を向上させるためには、計算練習や漢字練習と同様に、日々の練習として音読を取り入れることが大切です。音読を強化せずに読解力だけを鍛えても、効果は限られます。声に出して読むことで、黙読よりもずっと理解が深まります。私のレッスンでは、小学生も大人も音読を中心にしたトレーニングで国語力を日々鍛えています。

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