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学校のオンライン化についてよくある質問・回答集(継続更新)


*この記事は継続的に更新していきます。もし他に質問等ありましたら、コメント欄にお願いいたします。

学校のオンライン化については先生だけではなく保護者様や生徒様からも多くの質問が寄せられていると思います。本記事では、実際にオンライン化を推進していくにあたり、先生、保護者・生徒様からそれぞれ受けた質問をもとに回答をしていきます。

パート1: 校長先生や教務主任の先生方から多く寄せられる質問

Q: ライブの授業と録画ビデオの授業はどちらでやるべきでしょうか?

A: 学校の通信環境、生徒様のご自宅の通信環境にもよります。これら二つが十分に備わっているならば、ライブ授業を行う方がより双方向的な授業が可能になりますので、先生方\は生徒様の様子を確認することができ、生徒様も集中を持続させられます。一方で、通信環境によっては録画ビデオ授業にした方が授業の質がよくなることは考えられます。ライブで行った授業を録画して生徒に復習課題として配信することも可能です。

Q: 3週間でオンライン化を進めたいです。可能ですか?

A: 難しいですが、可能です。しかし、その場合かなり集中してオンライン化に取り組んでいく必要があり、校長先生だけではなく全ての先生の協力が必要になります。3週間の間に、初めてオンライン授業を作り、ライブ授業を試し、宿題をオンラインで配信し、宿題をオンラインで採点する、という準備を全て進めていくことになるからです。また、保護者様へのコミュニケーションにもしっかりと時間を使う必要があります。

Q: 宿題の提出や採点はどのようにしたら良いでしょうか?これまではノートを回収していたりしたので、別の方法を模索しなければいけません。

A: 各社のツールでは、生徒様が携帯端末で写真をとって先生に提出できるような機能を備えています。写真をとって上げていただき、先生の方で採点をして得点とコメントを返す、というような形を推奨しています。また、選択式問題の場合は、生徒様もアプリで回答し、それを自動採点するようなツールも存在します。一度教材をアップロードしてしまえば、何度も復習としても使えるので、先生たちの工数が大きく削減されます。

Q: 一斉にライブ配信をして学校の通信環境は耐えられるでしょうか?

A: 学校の通信環境によります。実際の授業開始日よりも前に、保護者様・生徒様の協力も募り、配信テストをしてみることをおすすめしています。配信テスト後にアンケートなどで通信に問題がなかったかを確認し、その後の方針を決めていくことになります。

Q: 生徒によっては十分な端末・通信環境を持っていない人もいるかもしれません。どうしたらよいでしょうか?

A: まずは、端末・通信環境が生徒様一人一人どうなっているかを確認する必要があります。この有事ですので、全員に端末を配ることは難しいものの、アンケートを実施し、どうしても必要な生徒には最低限のツールは貸し出す、などの工夫が必要になるかもしれません。


パート2: 教科の先生や担任の先生方から多く寄せられる質問

Q: オンライン授業をやるのは初めてで、どのように授業を作っていいのかわかりません。教えていただけますか?

A: どんな先生も最初は不安でいっぱいだと思います。例えばマイクロソフトのパワーポイントでスライドを作り、それをつなぎ合わせることで自然な動画を作れたりします。もしくはライブ授業配信ツールで、ご自身の動画を録画しながらパソコンの画面を映し出すことで簡単に授業を行うこともできます。労力を下げながら、授業の質を向上していくことが可能です。

Q: 授業動画は通常授業と同じく45分で作る必要があるのですか?

A: 必要ないと考えます。例えば演習時間を20分設けるのならば、授業部分は25分で十分です。生徒様も45分間オンラインで授業を聞き続けるだけだとなかなか集中力を継続できないので、所々で演習を挟んだり、グループ活動をしてもらうやり方もありだと思います。グループ活動をオンラインで促進するやり方も、事例としてたくさん集まってきています。

Q: 実技科目を教えています。実技科目をビデオ形式でやるのはかなり難しいと思うのですが、どうしたら良いですか?

A:日本では実技科目のオンライン化は新しい取り組みではあるものの、中国などではかなり進んできているので、事例を参考にできそうです。実技科目はライブ授業方式のほうが録画ビデオ形式よりも相性はよさそうです。また、実技科目に関連するアプリも数多く存在するので、いろいろと試せそうです。

Q: 学校閉鎖に伴い、先生同士も学校にいけたりいけなかったりするので共同で作業がうまくできずに困っています。

A: ビジネス版のチャットツールやGoogle Drive、 Dropboxなどを用いた共同作業をおすすめします。ビジネス版のチャットツールを用いれば先生同士で遠隔・リアルタイムで連絡を取り合えます。またGoogle DriveやDropboxなどを用いることで、重いファイルでもメールなどで送ることなく共有することが可能で便利です。

Q: 新しいツールがたくさんあって、ダウンロードの仕方や、使用方法がよくわからないのですが教えていただけますか?

A: 新しいツールに慣れるのは最初は大変かもしれませんが、近年はオンラインツールの利便性も大きく向上しているため、2つから3つのツールであれば、一旦基本的な使い方を覚えてしまえば、便利に使いこなすことができると思います。最初はそれらのツールに慣れた人の助けを得ながらハンズオン形式で使い方を教えてもらうのがいいでしょう。

Q: 他校では別のツールを使って授業をしていると聞きました。私も使ってみたいのですが可能ですか?

A: 学校の方針によるとは思いますが、一般論として学校全体で足並みを揃える必要があると思います。提供者側が新しいツールを使うということは、生徒様や保護者様もツールの使い方を覚えるということになります。それらの学習コストなどと天秤にかけ、それでも入れるべきと判断すれば入れていくことになると思います。


パート3: 保護者の方から寄せられる質問

Q: 他校では既にオンライン化が進んでいるようです。なぜ子供の学校ではまだあまり進んでいないのでしょうか?

A: 元々オンライン化がある程度進んでいる学校もあれば、そうでない学校もあります。今回の新型コロナウイルスの影響により、かなり多くの学校でオンライン化に舵を切ることになることと思います。学校とご家庭で協力し合いながら生徒のオンライン学習環境を整えていきましょう。

Q: 他校であるツールを使って授業をしてうまくいっているようです。子供の学校でも同じツールで授業をすればすぐにできるのではないでしょうか?

A: 通信環境や生徒様の端末所持率などによって授業提供方法は考える必要があります。ですので、他の学校と全く同じやり方でオンライン化を進めるのは難しいかもしれません。

Q: 兄弟姉妹がおりますが、家にはパソコンが1台しかなく困っております。

A: Wifi環境があれば、スマートフォンやタブレットでも授業を受けることはできます。しかし、もし視力などへの影響からパソコンで学習してもらいたい場合は、一度学校に相談してみることをおすすめいたします。

Q: 通信環境が悪く(もしくは通信環境がなく)、ライブ授業や動画授業はデータをかなり使うので困っております。

A: いくつかの通信会社では現在学生向けにデータの無料プラン・割引プランなどを始めていたりしますので、そちらもご参考にしてみてください。また、他にも同じ状況で困っている方はいるはずですので、ぜひ学校に質問をしてみてください。

Q: 共働きなので、子供の自宅学習を常時サポートできず困っています。どうしたら良いでしょうか?

A: 特に録画ビデオ授業形式のうちは、なかなかお子様の集中力が続かず、保護者様の負担がかかってしまうことが予想されます。学校としては、それらの状況も加味してライブ授業にして生徒の集中が持続する方法を模索したり、総合学習の時間をオンライン上で設けて、生徒を飽きさせない工夫をするなどしています。また、オンラインでのコミュニケーションツールを通してお子様の心身の健康も最優先課題として取り組まれていると思います。

Q: 新しくツールを導入したと聞きましたが、使い方・ダウンロード方法などがわかりません。どうしたら良いでしょうか?

A: 使い方、ダウンロード方法などについては詳細がまとまった資料を学校側で準備されていると思いますので、そちらをご参照ください。それでもわからない場合は、学校にご相談なさってください。


パート4: 生徒様から寄せられる質問

Q: オンラインで授業が受けられるのは分かったのですが、友達とも会えず辛いです。

A: 授業は受けられても友達に会えないのは辛いことと思います。ライブ授業の延長として、例えば休み時間も子供達同士で話せたりする、クラブ活動をオンラインで行う、など学習にとどまらない教育の提供を学校側でも進めていることと思います。

Q: 受験生です。来年には高校受験を控えているのですが、授業がオンラインでもカリキュラム通りに進むのか不安です。

A: 学校としてはカリキュラム通りに進むようにオンライン授業を展開していく予定です。もし全国的にカリキュラム通りに進まない学校が多くあれば、国としても対策を練る可能性はあると思います。例えばインドネシアではカリキュラムの短縮、科目の削減をして受験が行われることになっています。

Q: 内申点はどのようにつくのでしょうか?従来の方法とは違うのかなと思いました。

A: 従来の出席点や学習態度などはリアルよりオンラインの方が見えにくい部分があるかとは思います。しかし、だからこそオンラインの特性を生かして先生方と密にコミュニケーションをとってみていただきたいです。もっとこんな学習をしてみたいなどの要望にも以前より実現しやすいかもしれません。ですので、方法は多少変われど、以前と変わらず取り組んでいればしっかりと評価される環境であり、それは全国どの学生も同じ条件なはずですので、過度に心配しなくても大丈夫だと思います。

Q: ビデオ授業だとなかなか集中が保てません。どうしたら良いでしょうか?

A: 人間は2時間、3時間連続で集中することはなかなかできない生き物です。ですので、適度に休憩を入れて体を動かすなどの措置が必要になってくると思います。また、自分の集中持続時間は実際どのようなものなのか、自分を知る意味でもいい機会かもしれません。自身が最も良いパフォーマンスが出る学習継続時間などを見つけてみましょう。

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* 「学校のオンライン移行ガイドブック」の目次は、この記事 ( https://note.com/manabie_official/n/ne16564ff2712 ) の下の方にあります。

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「学校のオンライン移行ガイドブック」 目次

*記事は随時追加していきます。

中国/韓国の休校事情とそれに伴うオンライン教育の活用
学校のオンライン化に必要なツールのご紹介
学校のオンライン化を進めるための7つのステップ
保護者目線での学校のオンライン化
生徒目線での学校のオンライン化 (小学生 / 中高生)
各国の休校措置の現状と出口戦略
After/withコロナの学習塾業界 (寄稿記事)
オンラインでも自主学習を成り立たせるには(寄稿記事)
・After/withコロナ時代の教育(分析編)
・After/withコロナ時代の教育(想い編)
よくある質問集
・その他
     - アメリカ/イギリスの休校事情とそれに伴うオンライン教育の活用
     - 学校のオンライン化において想定される問題と対策
     - 各国政府/文科省の動き
     - ケーススタディ/オンライン移行事例のご紹介
     - インタビュー
     - 日本での休校事情(*定期アップデート)
     - その他各国での休校事情(*定期アップデート)
     - 学校閉鎖が長期化へ向けての準備 (学校、生徒・親、塾)
* 目次は変更の可能性があります。

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