News in Brief (21 July 2023) メモ #47

気候パターンの変化によりデング熱 (Dengue) の感染が増えているという記事。

WHOが気候変動によるデング熱の広がりを警告していました。

世界の顧みられない熱帯病プログラムの事務長 (the Global Neglected Tropical Diseases Programme) である Raman Velayudhan 氏は、国々に対して、豪雨や干ばつに直面した時 (in the face of extreme rain and drought conditions) のための予防的かつ装置の対策を取る (take preventative, early action) ように促しました。。

なんと世界の約半数の人口がデング熱の危機にあるそうです。蚊から感染するウイルス性感染症 (the viral infection spread from mosquitoes) ですね。毎年推定4億人 (an estimated 400 million infections) が感染しているそうです。

豪雨 (excess rain) によって、水のよどんだ場所 (stagnant bodies of water) が増え、蚊の繁殖が早まります。

この部分は Excess rain means mosquitoes breed faster due to stagnant bodies of water となっていました。meanの使い方が勉強になりますね。

モンスーンの季節 (the monsoon season) を前に、デング熱 (Dengue cases) の増加が警告されていました。これは、特に懸念されていました (be of particular concern)。というのも、世界の疾病負荷 (the global disease burden) の7割をアジアが占めているからです。

疾病負荷 (あるいは負担)とは、「ある地域・集団における疾病 (健康障害)による影響を、財政コスト、死亡数、罹患数等の指標で数値化したもの」で、「地域別、性・年齢別、疾患別、リスク因子別に算出することにより、介入方法の選定や、その方法の評価をより詳細に実施することが可能となる」そうです。始まりは、1991年に世界銀行・ハーバード大学・WHOが共同で、107の疾患と10のリスク因子の疾病負担を算出したことから広く用いられるようになったそうです。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/ningendock/26/5/26_770/_pdf

世界的に気温が上昇し (soaring global temperatures)、急速に気候パターンが変動している (rapidly changing climate patterns)ので、WHOは、水不足 (water scarcity)や干ばつ (drougt situations) でも蚊は生き残ることができる点を警告していました。突発的な・不規則な水の供給によって貯水が増え、蚊が繁殖しやすくなるそうです。

この部分は ..., as erratic supply encourages water storage, where the insects can breed となっており、encourage の使い方が勉強になると思いました。「促進する」の意味ですね。

この場合は boost, fuel などが使えそうですね。

気候が温かくなればなるほど、蚊は倍の速さで増え、ウイルスの数も増えるそうです。

この箇所はたぶん自動文字起こしなのでしょう、ミスが多いですね。音声では The warmer the climate, it helps mosquitoes to multiply faster and it also helps the virus multiply within the body of the mosquito. と述べられていましたが、記事は違っていました。 The warmer the climate の使い方が勉強になります。

洪水でも干ばつでも、デング熱の流行は増える可能性があり (dengue outbreaks have the potential to increase)、行動を起こす必要があると述べられていました。

アメリカ大陸 (the Americas region) では、2022年に280万人の感染が報告されたのですが、今年はすでに300万人の症例が報告されているので、2023年にはこれを超える予想が出ています (likely to be exceeded in 2023) 。

症例が集団内で最初に見つかった場合には、検出 (detection) がもっとも重要であるとも言われていました (おそらく早期発見のことでしょう)。最初の症状は穏やかなのだそうです。ただし、2度目の感染 (the second contraction) は 「重症型のデング熱」(Severe Dengue) と呼ばれ、命にかかわる (can be fatal) と説明されていました。

ちなみに、デング熱は対処療法のみで、ワクチンはないそうです。デング熱については、こちらのページが詳しいです。

元記事URL

https://news.un.org/en/audio/2023/07/1138977


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