詩 「荒草」

わたしはわたしの為に
ただ生きてはいけないのだろうか
性別も選べず
肌の色も選べず
なにひとつとして
選んでうまれてきた覚えがない
人間として生きる
人間として死ぬ
その人間(はこ)の中身くらい
自分で選んでもいいではないか
優しくもあり
優しくない言葉が種を増やし
社会の中に鬱蒼と生い茂る

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