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『きみトリ』ご感想 ~僕が子ども時代に出会いたかった。学級文庫に置きたい

『きみがつくる  きみがみつける 社会のトリセツ』著者の高橋ライチです。
読書会月間も始まり、読者さんの声がこんなに嬉しいものだとは。と噛みしめています。
今日は、著者3人とも読んだ本『これからの男の子たちへ 「男らしさ」から自由になるためのレッスン』太田啓子著(大月書店)の中で対談をされている、小学校教諭の星野俊樹さんから、素敵なご感想をいただきました。

星野俊樹さんは、「生と性の授業」として包括的性教育を実践されています。(Buzz Feed「あの日の僕や君を救いたかった。『生と性』を小学生に教えた担任の2年間」)

『きみがつくる きみがみつける 社会のトリセツ』
稲葉 麻由美、高橋 ライチ、舟之川聖子/著(三恵社)

すごくいい本でした。
僕が知識を得て、自分の生きづらさを認識できるようになったのは、本当にここ最近のことなので、社会の「あたりまえ」や「ふつう」を問い直し、自分を大事にすることを促すこういう本に、子ども時代に出会いたかったなあと思いました。
おすすめ映画リストもあって、そのセレクトがこれまた秀逸で。

秀逸と言っていただけてうれしい。おすすめ映画や本のリストは、これだけで何時間でも読者さんと話せそうだと感じています。「あなたのおすすめは?」とぜひ聴いてみたいです。

子どもは育ちの中で、親や社会といった自分よりも「大きな存在」が押し付けてくる価値観にNOを突きつけて、自分自身を作り上げていくものだと思います。そのためには、自分の心とじっくりとむきあったり、様々な知識にふれたりする十分な機会が保障される必要がある。

でも今って、過剰接続&刺激過多な時代で、子どもも大人も、そういうふうに、じっくりと自分と向き合う機会をもつことってなかなか難しい気がしてる。だからこそ、とことん自分と向き合い社会に目をむける、そういう機会を読者にもってもらいたいと願うライチさんたちの願いに心動かされる。この本の行間からは、「今の時代を生きる大人たちとして、下の世代の人たちに対して、私たちはこういう形で責任をとるのだ」という毅然とした声が聞こえてくる。

かっこいい本です。自分もいつかそんな本を書きたい。学級文庫にこの本おきたいです。おすすめ。

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私たちなりの姿勢や覚悟を、行間から読み取っていただき、受け取ってもらえた、わかってもらえたという安堵と承認と応援をいただきました。
教育現場で、たくさんの子どもたちと接している先生から同志としてのエールをありがとうございます。
図書館に、保健室にとは願っていましたが......、そうだ、学級文庫にもぜひおいていただきたいです。
先生方、どうぞよろしくお願いいたします。


全国書店でも取扱中。棚にない場合は注文可。電子書籍版もあります。


みなさま、1項だけでも読み終えたら、著者3人が登壇する読書会にいらっしゃいませんか。


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