「誰に」「何を訴求するか」クリエイティブ戦略の考え方
AIの発達により、デジタル広告運用の自動化が進む昨今、我々人間が最も注力するべき領域、それが「クリエイティブ」になります。
ここで、「クリエイティブ」の定義を再確認。
そして、今回焦点を当てている「クリエイティブ戦略」とは、何か。
ずばり、「誰に、何を訴求するか」決めることとなります。
クリエイティブ制作を行うフローとしては、【戦略→テクニック→デザイン】となり、概念設計→実作業のような流れが基本。
テクニック (カクテルパーティー効果を使って・・わかりすく簡潔な文章に・・) やデザイン (要素毎の優先度は・・色彩は○○に・・) も、もちろん重要です。しかし、戦略「誰に、何を訴求するか決めること」については、考え方が難しく、完璧な方は少ないのではないでしょうか?
3c分析?ペルソナ?一度は聞いたことある言葉ですし、ネットに一般論はたくさん落ちてますね。
とはいえ、これらを広告やクリエイティブ戦略に落とし込んだり、「線」で繋げていくには、レベルアップが必要。
今回の記事の目標として、「読んでいただいた方全員が、多くのサービスにおいて、"誰に、何を訴求する"を正しく考え、成果を出せるようになる」を掲げさせていただきます。
デジタル・総合広告代理店で、多くのコンペ・広告運用・クリエイティブ提案を経験した著者が、ノウハウを詰め込みました。
マーケター・広告運用者・デザイナーの方など、ぜひ参考にしてください!
(事例を用いる・図解する等で、わかりやすくなるように工夫しています)
この記事の目標
「どんなサービスにおいても、"誰に、何を訴求する"を正しく考え、成果を出せるようになる」
その後、下記のような成果を得ていただけることを想定しています。
既存プロモーションの数値改善や配信拡大
新規提案における最適なプランニング
コンペでの勝利
次パートから、本題に入っていきます!
「誰に」「何を訴求するか」クリエイティブ戦略設計のフロー
おおまかな流れは以下。
3C分析
クリエイティブ戦略設計における3C分析を行う目的
顧客分析
自社&競合分析
「USP」もしくは「自社の強み」の抽出
ターゲットの選定
ペルソナの作成
共感マップの作成
「誰に、何を訴求する」が決まる
この流れですが、非常に重要です。クリエイティブ作成における戦略パートを、正しくない・そもそもしていない状態で、テクニック・デザインに取り掛かってしまうと、CTR・CVRといった指標が悪くなることや、CVがついても、利益に結びつかない傾向が高くなります。
それでは、各パートの解説を始めます。
3C分析
まず、最初にすることが、3C分析になります。
「3C分析ってよく聞くけど、広告の提案にどうやって落とし込むの…??」
先述した内容ですが、もう一度。大丈夫です。今回の記事では、「3C分析」と検索したときに出てくる、一般的な活用法ではなく、"広告のプランニングに落とし込む"ことに特化した解説を行っていきます。
クリエイティブ戦略設計における3C分析の目的
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